M-1MC 「スタレントネットワークスプレゼンツ M-1 FAIRTEX
SINGHA BEER ムエタイチャレンジ2009 Yod Nak Suu vol.4」 2009年11月8日(日)東京・ディファ有明
開場15:30 開始16:00 ▼メインイベント(第13試合) スーパーファイト M−1ルール 3分5R ○ノーンオー・シットオー(タイ/ルンピニー3冠王)
判定2−0 ※49−48、49−49、49−48 ●トライジャック・シットジョームトライ(タイ/トヨタトーナメント優勝&タイ国プロムエタイ協会王者)
当初11月にムエタイの殿堂ルンピニースタジアム興行のメインイベントで行われる予定だったノーンオーVSトライジャックの一戦。同スタジアムのNO.1プロモーターであるシアナオ氏(ペティンディー・ボクシングプロモーション)が、この試合をM-1に提供するという形で、日本で実現することになった。 ノーンオーは“ムエタイの生ける伝説”センチャイとライバル関係にあるルンピニースタジアムの三冠王。このクラスで立ち技世界最高峰に位置する選手。対するトライジャックもムエタイを代表するハードパンチャーで、先日のトヨタトーナメントを制し、タイ国プロムエタイ協会で王者になったばかり。 速くダイナミックなフェイントから繰り出されるとミドルキックと圧倒的な首相撲の強さを武器とするノーンオーと強力なパンチと蹴りを持つ超攻撃的なファイトスタイルのトライジャック。ファイトスタイルが好対照な2人による一戦となった。(※構えは両者ともサウスポー) 1R、まずはトライジャックが左ミドルを2発。ノーンオーも左ミドルを蹴り返す。トライジャックは前蹴りでノーンオーを下がらせて右フックから左ミドル。ノーンオーにロープを背負わせると左ストレートから連打をまとめる。ノーンオーはこの攻撃をしっかりとブロックして、トライジャックを前蹴りで突き放す。そしてノーンオーがトライジャックの蹴り足を取ってマットにこかそうとすると、トライジャックは絶妙のバランス感覚でそれを阻止する。 その後も前に出て圧力をかけるトライジャックはノーンオーをロープに詰めてパンチからミドル! ノーンオーもそれをカットしてすぐにミドル! 激しいミドルの蹴り合いが繰り広げられた。このスーパーファイトはM-1やWPMFのタイトルマッチ同様に、ラウンドごとの採点がインターバル中に読み上げられ、このラウンドはジャッジ2名が10−10でドロー、1名が10−9でトライジャックを支持した。 2R、右ミドルを蹴っていくノーンオー。トライジャックをそれを受けて、右フックから左ミドルを返す。1Rと同じようにノーンオーを後退させて、左ローキックを蹴っていくトライジャック。ノーンオーはローキックこそ受けるものの、トライジャックのミドルをしっかりカットして、すぐにミドルを蹴り返す。 じりじりと圧力をかけてノーンオーを下がらせるトライジャック。ミドルを蹴って、ノーンオーがそれをカットすると、トライジャックはそれをフェイントにしてローキック。このローキックがノーンオーを足を確実に捉える。1Rと同じようにこのラウンドもジャッジ2名が10−10でドロー、1名が10−9でトライジャックを支持する。 3R、トライジャックはノーンオーの右ミドルをブロックして、右フックから左ストレート! これでノーンオーをロープまで詰めると左ハイキック! これがノーンオーの顔をかすめる! さらにここからトライジャックは前進! ガードを固めるトライジャックにノーンオーが左右の連打を集める。しかしノーンオーはこの猛攻を凌ぐと右ミドルを蹴って、トライジャックを徐々に後退させて右フック、そして右ヒジ! トライジャックも左ストレートを返す。 ここからノーンオーはミドルでトライジャックを下がらせ、スッとトライジャックに組み付くと首相撲の攻防に持ち込んでヒザ蹴り! 首相撲に持ち込んだノーンオーはトライジャックの横につくような形でトライジャックをロープに押し込んでヒザ蹴りを連打する。ジャッジ1名は10−9でトライジャックを支持するも、残り2名は10−9でノーンオー! ノーンオーがポイントを取り返す展開になる。 4Rに入ると、ミドルから前に出てすぐに首相撲に持ち込むノーンオー。トライジャックもヒザ蹴りを返して応戦するが、ノーンオーがトライジャックの軸足を払うような形で豪快にトライジャックをマットに転ばす!
再開後、ノーンオーはすぐさまトライジャックに組み付くと、ヒザ蹴りを蹴りながら、トライジャックを浴びせ倒すように立て続けにマットに叩きつける。トライジャックも必死にミドルやパンチを返すのだが、ノーンオーの首相撲に捕まると防戦一方。このラウンドはジャッジ3名が10−9でノーンオーにポイントをつける結果となる。 5R、試合のペースを取られたトライジャックはノーンオーのミドルに左ストレート! この左ストレートを連打して、ノーンオーを下がらせる。しかし距離が詰まれば、ノーンオーががっちりとトライジャックに組み付いて首相撲からヒザ蹴り。ノーンオーは首投げのような形でトライジャックをマットに叩きつける。その後も首相撲でトライジャックをコントロールするノーンオー。パンチで前に出たいトライジャックを前蹴りとミドルで突き放す。 トライジャックはバックブローやジャンプしてからのヒジ打ちなどトリッキーな技を繰り出し、ノーンオーの首相撲に捕まるとボディへのパンチで反撃を試みるが、ノーンオーの首相撲地獄からは逃れられない。最後は両者共に手数が止まり、時折トライジャックが攻めて、ノーンオーがそれを首相撲に捉えるという展開で試合終了となった。 序盤こそトライジャックの強打に後退する場面もあったものの、3R以降は自らが得意とする首相撲の展開に持ち込んだノーンオーが判定2−0で勝利。2009年度M-1最後の大会のメインイベントで実現したムエタイ最高峰の一戦を制した。
▼セミファイナル(第12試合) M-1ヘビー級タイトルマッチ 3分5R
△KOICHI(バンゲリングベイ・スピリット/王者) 判定0−1 ※48−49、49−49、49−49 △悠羽輝(和術慧舟會DUROジム/挑戦者)
今年1月に高森啓吾を下して王者となったKOICHI。8月にK-1WORLDGP世界最終予選にも出場した悠羽輝を挑戦者に迎え、初防衛戦を行った。 1R、互いに軽くローを蹴り合う展開が続く中、KOICHIがインローを蹴りながら徐々に前に出て行く。悠羽輝はそこに右ストレートで飛び込んで返しの左フック、右ローにつなげる。じりじりと前に出て悠羽輝を下がらせるKOICHI。悠羽輝は足を使ってKOICHIの周りを回りながら細かくパンチとローを返す。このラウンドはジャッジ3者とも10−10のイーブン。 2R、このラウンドも前に出るKOICHI、その周りを回る悠羽輝。悠羽輝がインローを蹴れば、KOICHIはすぐに奥足へのローを蹴り返す。そしてKOICHIが距離を詰めてくると悠羽輝は左フック、右ストレート、アッパー。KOICHIは首相撲からのヒザ蹴りを突き上げる。悠羽輝はローと飛び込んでの左ボディ。KOICHIはしつこく奥足ローを蹴り続ける。このラウンドもジャッジ3者とも10−10のイーブンと差はつかない。 3R、KOICHIが左フックから右ロー。パンチとローのコンビネーションで悠羽輝を下がらせる。一気に手数を増やして前に出て行くKOICHIは左ミドルとヒザ蹴り。悠羽輝も左フックを返すが、そこにKOICHIが右ストレート! さらに左フックを当てて悠羽輝を下がらせる。ここまでイーブンの状態が続いていたが、ジャッジ3名が10−9でKOICHIにポイントをつける。 4R、このまま波に乗りたいKOICHIはパンチからロー。無理に手数を増やすことなく、ローを中心に的確に攻撃を当てていく。しかし悠羽輝はローに飛び込んで左ボディ、そして左フック! これがKOICHIの顔面を捉えると、さらに悠羽輝が右フックで前進! ここまでKOICHIの圧力に後退させられていた悠羽輝だったが、このパンチを皮切りに逆にKOICHIをパンチで下がらせる。3Rとは逆にこのラウンドはジャッジ3名とも10−9で悠羽輝! ポイントではどちらも譲らない状況で最終ラウンドを迎える。 5R、左ミドルとローを蹴るKOICHI。悠羽輝は左フックと右ストレートで前進する。KOICHIはそれをジャブで止めるようにしてミドル、そしてロー。悠羽輝にパンチの距離を作らせない。悠羽輝もKOICHIのローを受けて、すぐにローを蹴り返すが、KOICHIも丁寧に自分の攻撃を続ける。しかし悠羽輝が終盤、左フックから一気に前進! KOICHIは組み付いて悠羽輝の攻撃を遮断し、終了のゴングを聞く。 判定はジャッジ1名が49−48で悠羽輝にポイントをつけたものの、残り2名は49−49のドロー。王者KOICHIが悠羽輝にポイントを奪われるという苦しい展開ながら、何とか初防衛に成功した。
▼第11試合 WPMF世界女子フライ級タイトルマッチ 3分5R ○サーサー・ソーアリー(タイ/王者) 判定3−0 ※50−49、49−48、50−49
●グレイシャア亜紀(フォルティス渋谷/J-GIRLSフライ級王者/挑戦者) タイで歌手&タレントとして数多くのテレビに出演するなど大人気のアイドルであり、タイにおける女子ムエタイブームの火付け役でもあるサーサー。今回は自身の保持するWPMF世界女子フライ級タイトルの防衛戦でグレイシャアを迎え撃つ。 1R、身長164cmのサーサーは約10cmの身長差を生かして、左右のミドルキックで距離を取る。グレイシャアがインローを蹴って前に出ると、サーサーはグレイシャアを首相撲に捕まえてヒザ蹴り。
グレイシャアは組み際にフックやアッパーを打つが、サーサーの首相撲でガッチリとグレイシャアをロックする。ジャッジ3名は10−10のイーブンとしたが、サーサーの首相撲にグレイシャアがやりづらそうな印象を受ける。 2R、ここもサーサーはミドルで距離を取り、グレイシャアが距離を詰めてくると首相撲。グレイシャアのバランスを崩して、ボディにヒザ蹴りを蹴る。グレイシャアは前蹴りでサーサーと突き放し、パンチのタイミングを測るが、サーサーに組まれてしまう。ジャッジ2名は10−10のイーブン、しかし1名は10−9でサーサーの首相撲を支持する。 3R、徹底して中間距離を潰し、首相撲に持ち込むサーサー。グレイシャアもサーサーの体をロープまで押し込んでヒザ蹴りをもらわずにブレイクを待つ。そしてサーサーの組み際を狙って右フック! サーサーに組み付かれてしまうものの、グレイシャアは単発ながらパンチを当てる。ジャッジも10−10、10−9でサーサー、10−9でグレイシャアと3者3様となる。 4R、ミドルと前蹴りで距離を取り、一気に組み付くサーサー。グレイシャアはサーサーの前蹴りをさばいて右ストレート、右フックを単発で当てる。しかしこのラウンドはサーサーが首相撲からヒザ蹴りを当てる場面が多く、ジャッジ1名が10−9でサーサー、10−102名はイーブン。 そして最終R、すぐに首相撲に持ち込み、グレイシャアを何度もマットにこかすサーサー。グレイシャアはサーサーぼボディを叩き、必死にヒザ蹴りを返すが、サーサーはがっちりと組んでグレイシャアにポイントを挽回させるほどの攻撃を許さない。判定はどのジャッジも1ポイント差という僅差ながら3−0でサーサーの勝利。長身を生かした蹴りと首相撲を駆使し、グレイシャアを退けた。
▼第10試合 日タイ国際戦55kg契約 M-1ムエタイルール 3分5R
△藤原あらし(S.V.G./WPMF世界スーパーバンタム級王者) 判定0−0 ※48−48、49−49、48−48 △デーンチャイ・シットオー(タイ/元ラジャダムナン・フライ級4位) 9月大会ではワンロップ・ウィラサクレックの引退試合の相手を務め、見事にワンロップを撃破し、WPMF世界スーパーバンタム級王者となったあらし。今大会では元ラジャダムナンスタジアムフライ級4位の肩書きを持つデーンチャイと対戦した。 1R、サウスポーのあらしは軽くデーンチャイの前足にインロー。デーンチャイはこれを受けると、構えを細かくスイッチする。あらしはガードを上げて左ミドル、インロー。
さらにインローだけでなく右のアウトローも蹴り、デーンチャイの左足に左右のローを集める。デーンチャイはオーソドックススタイルから右のボディストレート、右ミドル。あらしはそれをブロックする。 2R、ここまで手数の少なかったデーンチャイだが、いきなり右ストレートから突進すると右ヒジ! 右ストレート、右ボディストレート、右ヒザと右の攻撃で前に出て行く。
このデーンチャイの攻撃に下がるあらしだったが、インローでデーンチャイのバランスを崩すと、インロー、右フック、インローとパンチとローのコンビネーションでデーンチャイを攻める。そしてデーンチャイをロープに詰めると、右フックからパンチをまとめて左ハイキックを蹴る。 3R、あらしが左ミドルを蹴り、そこから軸足払いでデーンチャイをマットにこかす。デーンチャイはあらしのミドルをブロックして右ボディストレート、そして右ストレートから右のヒザ蹴り。
あらしは右フックから左ロー、左ハイキックを多用する。デーンチャイは顔面のガードが固いあらしに対して右ボディストレートを連発。あらしも右フックでデーンチャイの左側に周り込み、右アッパー! そして左ローを蹴る。 4R、右ミドルを蹴って前に出るデーンチャイ。あらしに組み付くと首相撲であらしをマットに倒す。さらにデーンチャイはワンツーからヒザ蹴り! これがあらしのボディを捉える。
しかしあらしもデーンチャイのミドルに右フックを合わせて、そこから奥足へのロー! これでデーンチャイがバランスを崩す。さらにあらしは奥足ロー、そして左ハイキックまでつなげるが、クリーンヒットはない。
パンチとローのコンビネーションで攻めるあらし。デーンチャイはこれを受けながらも距離を潰してヒザ蹴りを突き上げる。 5R、デーンチャイは右ミドル、右ストレートで前に出て、距離を詰めるとヒザ蹴り。あらしはデーンチャイにロープまで押し込まれると、上手く態勢を入れ変えて右フックから左ストレート、さらにヒジ!
デーンチャイもパンチとヒジ打ちを返して激しく打ち合う! あらしはデーンチャイを下がらせて左ミドル、ハイキック、ロー! デーンチャイも組んでからのヒザ蹴りであらしに有効打を許さない。 試合終了のゴングが鳴ると、勝利を確信して両手を挙げる2人だったが判定はドロー。あらしは王座獲得後の初戦を勝利で飾ることは出来なかった。
▼第9試合 日タイ国際戦62kg契約 M-1ムエタイルール 3分5R
○カノンスック・ウィラサクレック(WSRフェアテックス/M-1フェザー級王者) 判定3−0 ※50−48、50−48、50−49 ●壮泰(士道館橋本道場/MA日本スーパーライト級王者) MA日本スーパーライト級王者の壮泰がM-1に参戦。数々の日本人選手と激闘を繰り広げてきたM-1フェザー級王者カノンスックに挑んだ。 1R、サウスポーのカノンスックに対して壮泰は右ミドル。カノンスックがジャブをついて奥足ローを蹴ると、壮泰は右ミドルと右ヒザ蹴りを返す。カノンスックは壮泰のミドルを受けて、すぐに奥足ロー。そして壮泰の前蹴りをキャッチすると左ストレート! さらに右フックを連打して一気に前に出る。 2R、ここもいきなり左ストレートで突進するカノンスック。しかし壮泰は落ち着いて距離を取って右ミドルとインローを蹴る。壮泰の蹴り足を取って、転倒させるカノンスック。これに手こずる壮泰だったが、しっかり距離を取ると右ミドルとインロー。カノンスックが突っ込んでくるところに左フックを合わせ、離れた間合いから右ストレート! カノンスックは壮泰のミドルをブロックして左ストレートで飛び込む。 3R、インローとミドルで攻撃を組み立てる壮泰。カノンスックは右フックを強振! 壮泰はそれを空振りさせて右ストレート、左フック、さらに右のボディストレートを当てる。カノンスックは2Rと同じように壮泰の蹴り足をキャッチ→壮泰をマットに倒す。壮泰は右のヒザ蹴りから右ストレート! さらに右ミドルとローでカノンスックを近づけさせない。 4R、カノンスックが左ミドルとインロー。壮泰もそれを受けて右ミドルとハイキックを帰す。カノンスックは壮泰の蹴り足をとって、壮泰のバランスを崩したところにヒザ蹴り! しかし壮泰もすぐにミドルと右ストレート! カノンスックを下がらせて右ミドルを蹴る。右フックから奥足ローにつなげるカノンスック。壮泰も左フックから右ミドルを蹴る。 5R、カノンスックが左ミドルを蹴れば、壮泰もすぐに右ミドル。互いにミドルを蹴り合う展開が続く。壮泰はじりじりと前に出てカノンスックを下がらせるが、そこから先の手数が少ない。逆にカノンスックは狙い済ましたように壮泰の蹴り足を取って、壮泰をマットにこかす。
壮泰はそれでも右ミドル、カノンスックのミドルに左フックや右ストレートを返すがクリーンヒットはない。カノンスックとフルラウンド戦いぬいた壮泰だったが判定は3−0で敗れた。
▼第8試合 日タイ国際戦70kg契約 M-1ムエタイルール 3分5R
○クンタップ・ウィラサクレック(WSRフェアテックス/M-1スーパーウェルター級王者) TKO 5R46秒 ※ドクターストップ ●我龍真吾(ファイティングマスター/前M-1ミドル級王者) 今年5月末に不祥事を起こしベルトを剥奪され、M-1出場停止処分となっていた我龍が今大会で復帰戦。自ら志願してのノーギャラファイトでM-1スーパーウェルター級王者クンタップに挑んだ。我龍はリングに上がると、両膝をついて四方に深々と頭を下げる。 1R、軽くローを蹴り、一気に左ボディで飛び込んでいく我龍。クンタップはそのローに右フックを合わせ、距離が開くと強烈な右ミドル! これで我龍に距離を詰めさせない。そしてクンタップはそこから左フックと右ヒジ。我龍は左ボディを叩き、右ストレートで前に出る。 2R、クンタップは構えをサウスポーのスイッチして左ミドルと左ストレート。これが我龍の顔面を捉える。しかし我龍も強引に距離を詰めて右ストレートから左フック! クンタップは距離を取って左右のミドル。我龍に組み付くとヒザ蹴り、右のヒジ打ちを当てる。 3R、クンタップは距離を取って左ミドルを蹴り続ける。我龍は左ミドルを蹴られがらも、左フックや右ストレートで前進。距離を詰めるとクンタップのボディに左右のフック! この攻撃でクンタップのスタミナを奪っていく。 4R、我龍がクンタップの右ミドルをブロックして右ストレート、左ボディ。クンタップは左ミドルを蹴って、軸足払いで我龍をマットにこかす。
ここで我龍はゆっくりと立ち上がり、クンタップをにらみつけるパフォーマンスを見せるが、レフェリーはすぐにファイティングポーズをとらなかったとし、我龍にダウンを宣告する。 不服そうな表情を浮かべた我龍は再開後にパンチで突進! しかしそこにクンタップがヒジ打ち! これで我龍は左目尻をカットしてしまう。ドクターチェック後、我龍は右ストレートから飛び込んで、パンチでクンタップを下がらせる。 5R、クンタップは突進してくる我龍の前足を払うようにしてバランスを崩す。さらにそこからミドルキック。我龍のパンチに合わせて組み付くと右のヒジ打ち! これで我龍の出血がさらにひどくなり、ドクターが試合をストップ。我龍のM-1復帰戦はTKO負けに終わった。
▼第7試合 日タイ国際戦ライト級 M-1エクステンションルール 3分3R延長1R ○ピンペット・ソー・トーサポン(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級1位
TKO 2R1分45秒 ※レフェリーストップ ●威幸(ウィラサクレックフェアテックス/元・全日本同級8位) ▼第6試合 交流戦バンタム級 M-1エクステンションルール 3分3R延長1R
○水原浩章(光ジム/元全日本同級6位) 判定3−0 ※3者とも30−29 ●平本 悠(橋本道場/MA日本同級3位) ▼第5試合 交流戦フェザー級 M-1エクステンションルール 3分3R延長1R
○長嶋大樹(ONE'SGOAL/J-NETWORK同級8位)
判定3−0 ※30−29、30−27、30−29
●勝又祐一郎(クロスポイント吉祥寺) ▼第4試合 交流戦75.5kg契約 M-1エクステンションルール 3分3R延長1R
○入月健一(S.V.G.) TKO 3R2分5秒 ※ドクターストップ ●拳月(山根道場) ▼第3試合 交流戦ウェルター級 M-1エクステンション特別ルール 3分3R延長1R
○T-98(クロスポイント吉祥寺) TKO 3R2分57秒 ※レェフェリーストップ ●YUTA(谷山/MA日本同級9位) ▼第2試合 女子交流戦57kg契約 M-1女子エクステンションルール 3分3R延長1R
○成沢紀予(フォルティス渋谷/J-GIRLSフェザー級2位) 判定3−0 ※30−28、30−28、30−29 ●IZUMI(Studio-K) ▼第1試合 交流戦 スーパーライト級 M-1エクステンションルール 3分3R延長1R
○濱井将光(ファイティングマスター) TKO 3R2分21秒 ※レフェリーストップ ●豪鬼(ワイルドシーサー/MA日本同級6位) |