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GBR独占公開「女子格闘技のニューヒロインRENAに一日密着」私生活から練習まで

GBR独占公開「豪腕プリンス・梅野孝明に一日密着」アンディ・サワーも登場

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【シュートボクシング】規格外のメガ・パワー梅野が逆転KO!RENAもTKO勝ち

2009/11/19


シュートボクシング協会
「武志道-bushido-其の伍」

2009年11月18日(水)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
※スターティングファイトは17:15〜

▼メインイベント(第9試合) 70kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分5R無制限延長R
○梅野孝明(シーザー/SB日本スーパーウェルター級王者)
KO 3R2分44秒 ※右フック
●チョークディ・ポー.プラムック(タイ/元ルンピニースタジアム認定ウェルター級王者)

 2007年11月のデビュー戦以来、10戦10勝と無敗の快進撃を続ける大型ホープの梅野がメインイベントの大役を務める。今回はムエタイ戦士との初対決。

 対するチョークディは元ルンピニースタジアム認定ウェルター級王者で、あのブアカーオの兄弟子にあたり、ブアカーオ以前にジョン・ウェイン、ジャン・スカボロスキー、デニー・ビルなど世界的強豪を次々と撃破した実績を持つ古豪である。106戦ものキャリアを誇る歴戦の強者を相手に、梅野は連勝記録を伸ばすことが出来るか?

 1R、右フックを打ちに行った梅野にチョークディが急角度の右ハイキック! これがクリーンヒットし、続く右ストレートのラッシュで梅野が早くもダウン! 立ち上がった梅野は右フックを振り回していくが、チョークディはブロックしてパンチを打ち返していく。右フック、右アッパーを叩きつけていく梅野。チョークディは首相撲に捕まえてコカす。

 ジリジリと追い詰めて行く梅野だが、パンチを出す時ガードが下がるのに合わせてチョークディが右ハイキックを狙い続けるため慎重にならざるをえない。

 2R、チョークディはまたも右ハイキック! ジリジリと追って行く梅野が左ボディ。ジャブから右ボディストレートを突き刺す梅野にチョークディは組んでのヒザ。梅野は立ち関節を狙うが、右目上から出血のためドクターチェック。

 チョークディがヒザ、ジャブ、さらにテンカオ。梅野は組んで首投げを狙うがこれも防がれる。ジャブの差し合いになっても確実に当てて仰け反らせるのはチョークディの方だ。それでも梅野は右フックを叩きつけていく。

 3R、左ハイキックを狙い続けるチョークディは梅野がパンチで来ると右ハイも放つ。その度に場内は悲鳴に包まれる。それでも梅野は前に出てチョークディにロープを背負わせ、強烈な左ボディ、そしてさらに強烈な右でもボディを叩く。疲労した感のあるチョークディをコーナーへ詰めて、右ボディを突き刺す梅野。チョークディはジャブと前蹴りで突き放す。

 しかし、コーナーに詰まったチョークディに梅野のぶん回すような右フックが炸裂! ブロックの上からでも響く規格外のメガ・パワーにチョークディの身体が泳ぐ。

 続く右アッパーで大きくグラつくチョークディ! ロープを掴んで何とか倒れるのを阻止するが、梅野が追い討ちの右フックでダウンを奪う!

 チョークディが何とか立ち上がると、全力の右フックを叩きつける梅野! 右フックでチョークディがぶっ飛ぶ! ブロックしていたチョークディだったが、完全に効いてしまって立てず、梅野が豪快な逆転KO勝ち! 豪腕による豪快すぎるKO劇に場内は熱狂に包まれた。

「応援ありがとうございました! ムエタイのチャンピオンと僕みたいな10戦もしてないグリーンボーイが試合をやらせてもらって、本当に感謝しています。ファンの方の声援で何とか勝てました。自分一人の力では勝てなかったと思います。来年も梅野孝明は驀進しますので、応援よろしくお願いします!」とマイクアピール。初のメインイベントをしっかりと締めてみせた。

「堅くなってしまい、ダム(ムエタイのコーチ)さんにやってはいけないと言われたことをやってしまった。練習したことが全然出せなかった。ハイキックはもらっても全然大丈夫と思ったんですが倒れてしまいました」と試合後の梅野。「来年はS-cupがあるのでアンディ(・サワー)とやりたい」と、下克上を突きつける。K-1MAXにも出たいかとの質問には「K-1よりS-cupに出たい。僕の頭の中にはS-cupしかない」と答えたが、シーザー武志会長は「チャンスがあればやらせてみても面白い。来年2月の日本トーナメントに出してもいい」と、オファーがあれば受けて立つとした。




▼セミファイナル(第8試合) 70kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○金井健治(ライトニング/SB日本スーパーウェルター級1位)
延長R 判定3−0 ※三者とも10−9
●堤 大輔(チームドラゴン/J-NETWORKウェルター級1位)
※本戦は29−29、29−29、30−30

 6月大会で梅野にタイトルを奪われた金井が復帰戦。一時の神がかり的な勢いが止まり、現在は強豪を相手に4連敗中だ。

 今回、迎え撃つのはキックボクシングで“常勝軍団”の異名をとるチームドラゴンの堤。K-1でお馴染みの智将・前田憲作代表は、実はSB出身でもある。キックボクシングからの刺客を、金井がSBテクニック全開で迎え撃つ。

 1R、サウスポーの堤にパンチで入って行く金井は早速左フックをヒットさせる。ジャブと左ミドルで距離を取りたい堤に、金井はローからフック。

 堤の右ジャブに闘いにくそうな金井に、堤が左ヒザを突き上げる。堤のジャブ、左ミドルになかなか入れない金井、左ミドルに合わせた左フックも当たらない。金井が右ボディストレート、続いて左ボディから右ストレート! なかなかペースを掴めなかった金井だが、最後はパンチを当てに行った。

 2R、ジャブを多用する堤に前へ出る金井だが、またしても堤のジャブとヒザになかなか自分の距離に入れない。堤の左ヒザ蹴りに下がる金井。

 潜り込むようなパンチとローで攻めて行くが、堤のヒザに下がらされる。右ボディストレートはヒットさせたが、堤のジャブとヒザに距離を取られて自分の距離に入れない。リーチの短い金井にはつらい展開が続いた。

 3R、前に出る金井だが堤のジャブと左ミドル、そしてヒザに入り込むことが出来ない。入ろうとしたところへ左ストレートをもらう。堤はさらにヒザ。パンチを振るって前に出る金井だが、下がる堤を捉えきることが出来ない。

 金井が右ミドルからのパンチで前に出ると、下がる堤がジャブとロー。必死の形相でローからのパンチで前に出る金井、蹴り足を掴んでの右ストレートで堤が転倒するが、ダウンにはならない。

 パンチで攻めまくる金井と下がってジャブで距離を取る堤。手数とアグレッシブは金井だったが、堤の技巧に空振りが多く、判定はドロー。延長戦へ突入する。

 ジャブ、ヒザ、前蹴りで距離を取ろうとする堤に金井はローからインファイトを仕掛けていく。

 金井のローにワンツーを合わせる堤、左ミドルと左ストレート。金井はなかなか入らせてもらえず、クリーンヒットを奪っても追撃弾が出せない。ラスト1分、金井は右アッパーに活路を求めたが、2度のヒットを奪う。

 堤は下がってのジャブ、左ミドル、前蹴り。下がりながらハイキックを狙っていくが、金井が怒涛のラッシュを仕掛ける! あまり当たってはいないが、堤はひたすら下がるのみ。金井の右フックがヒットし、さらなるラッシュ! 判定は三者とも10−9で金井が昨年7月以来の勝利をもぎとった。





▼第7試合 60kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○パジョンスック・ポー.プラムック(タイ)
判定2−0 ※30−30、30−29、30−28
●石川剛司(シーザー)

 前回9月大会でムエタイ戦士を相手に暴走し、反則負けを喫した石川が、再びムエタイ戦士を迎え撃つ。そのムエタイ戦士とは過去3戦、SBで圧倒的な強さを発揮しているパジョンスックだ。ブアカーオと同門の強敵を相手に、石川は今度こそ立ち技総合格闘技の真髄を発揮してパジョンスックの侵攻を食い止めることが出来るか?

 1R、ジャブ、ロー、前蹴りの探り合いという静かな展開。石川は左へ回り込みながらのジャブを多用、パジョンスックは左ミドルと左フック。

 石川のジャブ三連発からの右ストレートをもらったパジョンスックはニヤリ。ラスト30秒で石川がフックからボディを攻める。左へ回り込みながらのジャブが冴える石川は、いつになく慎重だ。

 2R、石川の右ローをキャッチしたパジョンスックが転倒させる。ミドルの蹴り合いから石川が右ストレート、ボディにも右を突き刺すパジョンスックも強い右ストレートを返す。石川が首投げの体勢に入ると、パジョンスックはロープを掴んでしまう。パンチから首投げを狙う石川だが、パジョンスックは首相撲で応戦して投げさせない。

 パジョンスックが前に出てミドルとパンチ、組んでのヒザ。一気にテンポを上げてきたパジョンスックがパンチで攻める! 前蹴りで下がらされる石川にパジョンスックの右ストレート! 左ミドルに石川も右ストレートを返すが、パジョンスックが左ミドルで止める。

 3R、石川が右ロー三連発、さらに左右のフックから組み付くが、パジョンスックはカウンターのヒザ! 石川の左目上からは出血が見られる。組んでくるパジョンスックのボディを叩きまくる石川。焦りからかドクターチェックの後、ボディから金的を蹴り上げてしまう。

 右ストレートで前に出る石川のパンチがパジョンスックを何度も捉える! パジョンスックは組んでのヒザ蹴り、石川の首投げは失敗。インファイトでパンチを狙う石川だが、パジョンスックの首相撲に捕まりヒザを突き刺される。

 判定はジャッジ1名がドローだったが、他の2名はパジョンスックを支持。ついにパジョンスックがSBトップランカーをも攻め落とした。




▼第6試合 レディースクラスルール 2分3R延長1R
○RENA(及川道場/Girls S-cup2009王者)
TKO 2R終了時 ※ドクターストップ
●藤野恵実(和術慧舟會GODS)

 各方面から注目を集める18歳の女王RENAが、8月の『Girls S-cup』優勝以来のリングに上がる。SB女王としての第一戦の相手は、日本で最も特攻服が似合う女子総合格闘家の藤野。刀を持って凄みをきかしての入場だ。RENAは対照的に空手衣に身を包み、場内に笑顔を振りまいての入場。

 1R、開始から激しくパンチを交錯させていく両者、藤野も強気にパンチを繰り出し、RENAは蹴りを交えてパンチで応援する。

 RENAのワンツーが鋭く藤野の顔面を捉え、前蹴りを突き刺して前へ出る。RENAが顔面への前蹴り! そして体ごと行くようなワンツーで藤野を仰け反らせる。

 2R、RENAの顔面前蹴りをもらって藤野の鼻から血が噴き出す! 激しくパンチで打ち合う両者だが、もつれて倒れたところでドクターチェック。

 再開後、RENAの左ミドルをキャッチして転がす藤野。

 ジャブからフック、ワンツー、そしてヒザ蹴りと攻めるRENAは、よく伸びる右ストレートを突き刺す。

 藤野は出血が酷く、RENAの体も血に染まる。そして、3R開始の時間になっても藤野のドクターチェックは終わらず、ドクターの診断で鼻骨骨折が発覚し、RENAがTKO勝ちとなった。これで嬉しい10勝目(10勝3敗1分)。

「平日にも関わらすご来場ありがとうございます。ちょっとパンチばっかりになっちゃってボクシングみたいになっちゃったんですけど、まだまだノビシロがあるってことで今回は許してください。

 本当に頑張ってSBのエースとして女子格闘技を引っ張って行きますので応援よろしくお願いします!」と、RENAは元気よくマイクアピール。笑顔で観客の声援に応えた。

 試合後、シーザー武志会長はRENAの活躍を見て、「来年は外国人選手も入れてGirls S-cupの世界大会を開催したい」とのプランを明かした。RENAが世界に挑む日も近そうだ。




▼第5試合 51kg契約 レディースクラスルール 2分3R延長1R
○V一(=ヴィー・はじめ/Max柔術アカデミー &Yogaスタジオ)
延長R 判定3−0 ※三者とも10−9
●悦センチャイジム(NJKF・センチャイムエタイ)
※本戦は30−29、30−30、30−30

『Girls S-cup』ファイナリストのV一が再びSBのリングに登場。今回は新しい投げ技、スープレックスならぬ「Vプレックス」を開発してきたという。対する悦は女ムエタイ戦士。

 1R、サウスポーの悦はジャブとローを使って距離を取る。組むとヒザ蹴りに行くが、V一は一本背負いの体勢に。悦はしゃがんでこれを防ぐ。さらにV一は組み付くとヒジをかんぬきに極め、もう片方の腕によるパンチで防ごうとする悦に、投げに行くと見せてパンチを見舞う。悦は距離を取ってパンチとロー。

 2R、悦の左ストレートが入り、組みに来たV一にはヒザ蹴り。V一もパンチで応戦し、悦はテンカオで迎え撃つ。組むと悦は首相撲に固め、V一は投げで逃れる。パンチから投げを狙って行くV一だが、ことごとく潰されてしまいイニシアチブを握れない。

 3R、悦がワンツーで前に出る。V一もパンチで応戦し、右フックから組み付いてヒジをかんぬきに極めながらの投げを狙うがこれも防がれた。パンチで突っ込むV一をヒザで迎え撃つ悦。V一の投げは悦にしゃがまれてまたも失敗。

 パンチを繰り出して前に出るV一、投げは潰されてヒザをもらう! 判定はジャッジ1名がV一を支持したがドロー。延長戦へ。

 悦が左ストレートから左の飛びヒザ、頭を低く下げてパンチで行くV一をパンチで迎え撃つ。V一のタックルに自分から膝を着く悦にイエローカード。ワンツーとヒザで前に出る悦、V一はパンチからタックル。パンチでガムシャラに攻めるV一に、悦は組んでのヒザ。V一の投げはまたも不発。悦が飛びヒザ蹴り、V一がパンチを繰り出して試合終了。攻め続けたV一が三者とも10−9でSB3勝目(3勝1敗)をあげたが、試合中に右足を痛めていたらしくケンケンでリングを後にした。




▼第4試合 54kg契約 レディースクラスルール 2分3R延長1R
○高橋 藍(シーザー)
2R2分51秒 TKO レフェリーストップ
●HARUMI(BLUE DOG)

 1R、SB初参戦の総合格闘家HARUMIは蹴りをもらうとタックルに入るが、高橋のヒザ蹴りとパンチをもらう。ガムシャラにパンチを出して前に出るHARUMIに、高橋はワンツーとヒザ。

 身長で勝る高橋のヒザが面白いように入り、顔面にもらったHARUMIがダウン。HARUMIがタックルに行くと、高橋はフロントチョークに捕らえる。その後も高橋のヒザが次々と突き刺さる。

 2R、徹底的にヒザを突き刺す高橋に、HARUMIは防戦一方。あまりにも一方的な展開にレフェリーはスタンディングダウンを取る。下を向いて目をつむり、ガムシャラにパンチを出すHARUMIへ、高橋はワンツーからヒザの連打! 

 滅多打ちに合うHARUMIに、レフェリーはストップを宣告。2勝目をあげた(2勝1敗)高橋は嬉し泣きから、満面の笑みを浮かべて応援団の声援に応えた。


▼第3試合 ヘビー級契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○アレックス・ロバーツ(イギリス/空柔拳会館/SB日本ヘビー級2位)
判定3−0 ※30−25、30−25、30−25
●岩下雅大(龍生塾/SB日本ヘビー級4位)

 1R、ロバーツは左ミドルから入り、岩下が左フックを叩き込んで行く。思い切ったパンチで入って行く岩下を捕まえてロバーツがヒザ、組みに来た岩下を首投げで投げると岩下が立てずにダウン! 

 立ち上がった岩下はフックで逆襲し、首投げを狙うが、なんとロバーツがバックドロップ! シュートポイント2点が入る。ローからのフックで攻める岩下、ロバーツは待ちの体勢から左ミドル、組んでのヒザ蹴り。

 2R、左フックで襲い掛かる岩下をロバーツが捕まえてのヒザ蹴り、足を止めてのパンチの打ち合いから組み合いになると、ロバーツがスタンディングの肩固め! 

 キャッチコールが入り、キャッチポイント1点が入る。それでも前進してローとフックを叩き込んで行く岩下、ロバーツが組むとボディにパンチを見舞うが、ヒザ蹴りをもらう。

 コーナーに詰めてフックを連打する岩下だが、ロバーツの首相撲に捕まって頭部へのヒザでグラつき、ハイキックをもらう。

 3R、岩下が右ローとフック、しかしすぐに首相撲に捕まってヒザ蹴り地獄にハマる。岩下が右アッパーと右ストレートで前進、ロバーツはハイキック。ロバーツが右アッパーから首投げ、これはシュートポイントに届かず。

 パンチでラッシュをかける岩下の右ストレートがヒット、ロバーツをコーナーへ追い込むが、ロバーツは首相撲から首投げ。ロープを掴む岩下。

 ラスト10秒、両者パンチで打ち合い、岩下は最後まで逆転を狙って行ったが、ロバーツがジャッジ三者とも30−25と大差の判定勝利。戦績を10勝1敗1分とし、また勝ち星を増やした。




▼第2試合 55kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○伏見和之(シーザー力道場/SB日本スーパーバンタム級5位)
TKO 2R2分37秒 ※ドクターストップ
●村田大輔(ストライキングジムAres)

 1R、両者とも蹴りの距離で伏見はロー、村田は左ミドルを互いに当てていく。伏見がアッパーを交えたコンビネーションで最初のアタックを仕掛けるが、村田は視線を落とした構えを崩さず冷静。

 前に出る伏見が右ストレート、右フック。パンチからヒザ。ムエタイスタイルの村田は手数が少ない。前蹴り、パンチからのヒザでダメージを与えていく伏見。

 2R、いいタイミングで負け恵理を放つ伏見がパンチのコンビネーションとヒザ蹴りで村田にロープを背負わせる。伏見のヒジ! 

 村田は鼻血を出してドクターチェックを受ける。スピードのあるパンチのコンビネーションで前に出て行く伏見は左のボディも当て始めてヒジ。

 パンチとヒザのコンビネーションで圧倒し、ヒジを繰り出すとレフェリーがスタンディングダウンを宣告。右目上をバッサリ切られた村田にドクターチェックが入り、大量出血のためドクターストップ。伏見は勝利の雄たけびを上げ、戦績を7勝(3KO)4敗とした。試合後、シーザー武志会長は「今日は伏見がよかった」と真っ先に伏見の名前を挙げた。




▼第1試合 57kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○高嶋龍弘(シーザー力道場)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−29
●元貴(立志会館)

 1Rからパンチを交錯させていく二人、手数で前に出て行くのは高嶋。ガードの隙間を突いて元貴が左フックを当てる場面もあるが、高嶋のボディ、フックが目立つ。

 2R、右ストレートをクリーンヒットさせる高嶋に元貴は右ミドル。圧倒的な手数で連打していく高嶋に元気はガードを固めて棒立ちになることも。

 3R、高嶋の投げをしゃがんで防いだ元貴にイエローカード。右ストレートと左ミドルを繰り出す元貴に、高嶋は下がる場面も多くなるが、圧倒的なパンチの手数で攻めて行く。パンチから右ロー、組んで体を浴びせ倒して行く高嶋。

 ラスト30秒、蹴りからパンチをまとめていった17歳の高嶋が判定3−0で7勝1敗と勝ち星を追加した。


▼オープニングファイト第3試合 60kg契約 スターティングクラスルール 2分3R延長1R
○菅原悠次(シーザー力道場)
判定3−0 ※三者とも30−28
●西村昌平(立志会館)


▼オープニングファイト第2試合 65kg契約 スターティングクラスルール 2分3R延長1R
○杉山健作(シーザー力道場/静岡)
判定2−0 ※29−29、30−29、30−29
●松花征也(グラップリングシュートボクサーズ/K-1甲子園2009 70kg中部地区代表)


▼オープニングファイト第1試合 70kg契約 スターティングクラスルール 2分3R延長1R
○川地正倫(シーザー力道場)
延長R 判定2−1 ※10−9、9−10、10−9
●坂本優起(シーザー)※デビュー戦


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