財団法人スポーツ会館
「少年少女サンボオープン大会」
2009年11月23日(月・祝)東京・スポーツ会館
写真・情報提供=スポーツ会館SKキッズ
11月23日(月・祝)東京・大久保にあるスポーツ会館にて「少年少女サンボオープン大会」が行われた。
これまで東日本選手権内などでエキシビション的に開催されてきた少年少女の試合が、今回はサンボの代名詞とも言われているスポーツ会館・主催により、初の単独トーナメント大会として開催。
7年前に初めて行われた「チビッコサンボ」の試合は、3名からのスタートだったが、参加選手の年齢層は、下は6歳から上は中学生まで。
トーナメントは全7カテゴリーで開催され、木口道場、アンプラグド国分寺、三多摩サンボスクール、スポーツ会館SKキッズなど、シニアの選手を輩出しているクラブチームを筆頭に、パラエストラ東京、AACC、そしてレスリングの強豪である水戸スポーツクラブ、柔道の寒川柔友会からの参戦があった。今大会もまだまだ大規模なものではないものの、明日のサンビスト誕生に希望が見える大会となった。
現行の国内少年少女ルールは、安全面から関節技を禁止し、サンボの魅力の一端である自由度の高いテイクダウンの技術と関節技へ繋げるための抑え込み技術を伸ばすために制定されている。今大会にはレスリングベースの選手が多く参加したことで、タックル系の技術が多く見られた。中には、大人顔負けのリフトアップも見られ、シニアと比べても遜色のない熱戦が繰り広げられた。
記念すべき、日本初の少年少女サンボ大会の初試合は、6歳のチビッコサンビスト同士の対決。サンボの名門、木口道場とスポーツ会館の対戦となり、実力をつけつつある戸田純人が、レスリングでも対戦経験のある吉澤禅を破り、記念すべき日本初のチビッコ金メダリストとなった。
また小学生部では優勝こそ逃したものの、水戸スポーツクラブの阿部敏弥が緒戦で体格差を跳ね返し、テクニカルポイントによる逆転勝ちして場内を沸かせ、中学生の部の決勝戦はAACCの同門対決を背負い投げのポイントで制した安斉隼人がMVP級の活躍を見せた。今大会にレフェリーとして参加した長谷川秀彦(SKアブソリュート/第2代DEEPウェルター級王者)のコメント、そして大会結果は以下の通り。
「過去最高レベルの少年少女サンボの試合が続出しました。AACCのレスリング勢による活躍が目立ちましたが、三多摩サンボスクールや柔道選手も頑張ったと思います。個人的には、“総本山”スポーツ会館の巻き返しに期待しています」(長谷川)
<試合結果>
■幼年の部
優勝 戸田純人(木口道場)
凖優勝 吉澤 禅(スポーツ会館SKキッズ)
■男子 小学1〜2年生の部
優勝 深田雄智(AACC)
凖優勝 青野健也(AACC)
■男子 小学3〜4年生の部
優勝 稲葉海人(AACC)
凖優勝 藤井虹太(三多摩サンボスクール)
■男子 小学5〜6年生の部
優勝 神 鉄平(AACC)
準優勝 阿部敏弥(水戸スポーツクラブ)
■男子 中学生の部
優勝 安斉隼人(AACC)
準優勝 澤田龍人(AACC)
■女子 小学1〜3年生の部
優勝 花井綾香(パラエストラ東京)
凖優諸 宮崎皓美(三多摩サンボスクール)
■女子 小学4〜6年生の部
優勝 澤田千優(AACC)
凖優勝 別宮早紀(アンプラグド国分寺)
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