ZST事務局 「ZST.22〜旗揚げ7周年記念大会〜」 2009年11月23日(月・祝)東京・ディファ有明 開場15:00 本戦開始18:00 ※ジェネシスバウトは15:10開始▼メインイベント ライト級シングルマッチ 5分2R ○小谷直之(ロデオスタイル) 一本 1R1分37秒 ※横センタクバサミ ●中村大介(U-FILE
CAMP.com) ZSTのエースとして旗揚げ戦から活躍してきた小谷とU-FILE
CAMPの中村によるメインイベント。
いわゆるU系の流れを汲む2人による試合となったが、リングサイドからは前田日明や金原弘光が試合を見守り、中村のセコンドには田村潔司。
試合を裁くのは和田良覚レフェリーと、あらゆる面でリングス色の強い一戦となった。 1R、サウスポーの小谷に対し、右ストレートで前に出る中村。小谷は下がりながらも左ミドルを蹴り返す。そして小谷が片足タックルに入ると、中村はそれを切りながらアームロック! そのまま小谷の体を回転させる得意のムーブを見せる。 小谷は立ち上がり、自分の両手をクラッチしてアームロックをディフェンス。中村はアームロックの形を作ったまま、グラウンドに持ち込むが小谷のディフェンスは固い。
中村はここから回転するようにして腕十字に切り替えようとするが、小谷も上手くその動きについていき、グラウンドで上のポジションを取ると、逆にアームロックから腕十字へ! 期待通りの回転体の動きに場内は大きく盛り上がる。 そしてここで小谷は腕十字を狙いながら、両足を中村の首を挟みこむ横センタクバサミ! これがガッチリと入り、中村は苦しそうな表情を浮かべる!
必死に体を動かして頭を抜こうとする中村だったが、、最後はマットにうつ伏せにバタリ! レフェリーが2人に間に入り、小谷が中村を絞め落とすという形で劇的な一本勝ちを収めた。 ニュートラルコーナーにかけあがり、喜びを爆発させる小谷。マイクを渡されると「一応、大晦日の予定は空けています。何かあったら連絡ください」と控えめに大晦日参戦をアピールし、笑いを誘った。
▼セミファイナル ライトヘビー級シングルマッチ 5分2R ○鈴木信達(武心塾) KO 2R4分3秒 ※ヒザ蹴り ●渋谷修身(フリー/第2代ZSTウェルター級王者) ZST参戦以降、無敗街道を突き進みウェルター級王者に君臨している渋谷。今回は階級をライトヘビー級に上げて、これが1年3カ月ぶりの試合となる鈴木と対戦した。パンクラス出身の渋谷VS空手家・鈴木という異種格闘技戦の色濃い試合となった。 1R、サウスポーの渋谷は左ハイキック、左ストレートでけん制。時折、タックルのフェイントを織り交ぜて、攻撃を打撃と組み技、上下に散らしていく。鈴木は体を左右に振りながらパンチのフェイントで前に出て行くが手数が少ない。逆に渋谷は右アッパーから飛び込んで左ストレート。積極的に手を出していく。 しかし鈴木は渋谷を後退させると右ボディフック! クリーンヒットはしなかったものの、破壊力あるパンチに場内がどよめく。そして渋谷はここで片足タックル! 鈴木の体を振ってテイクダウンしようとするが、ここで鈴木のグローブがロープの紐に引っかかるというアクシデント。ドントムーブによる再開後、渋谷はタックルから四つ組に切り替えて、鈴木をテイクダウンすることに成功する。 不得手なグラウンドに持ち込まれる鈴木だったが、すぐに渋谷の体を蹴りはなして立ち上がる。渋谷はその立ち際を狙ってフロントチョークを仕掛けるが、鈴木はそのまま立ち上がり渋谷の体をコーナーに押し付ける。ブレイク後、鈴木は右の前蹴り! 渋谷のボディを狙っていく。 2R、1Rは手数の少なかった鈴木だったが、プレッシャーをかけて一気に前進。そしてジャブを軽く突きながらジャブ→左フック、そして右ストレート! これが渋谷の顔面を捉えて、渋谷が後退する! 渋谷は打撃戦を避けるべく果敢にタックルに入るが、鈴木は渋谷の体を押しつぶすようにして、そのタックルを切る。 さらに渋谷がパンチで前に出てきたところに左フックのカウンター! そして渋谷を下がらせて右ストレート! 完全に打撃でペースを掴んだ鈴木は、コーナーを背にした渋谷がタックルに入ったところにカウンターの右ヒザ蹴り! これが渋谷の顔面を捉える! 引き込むような形で、グラウンドで下になる渋谷だったが、鈴木はスタンドを要求。何とか立ち上がった渋谷は再びタックルに入るが、そこに鈴木が左ヒザ蹴り! 先ほどと同じように引き込み気味に下になる渋谷! 鈴木がスタンドを要求するが、渋谷はすぐに立ち上がることが出来ず。レフェリーが鈴木のKO勝利を宣告した。 試合後、マイクを握った鈴木は「皆さん、長らくお待たせしました。行政書士の鈴木です」と挨拶。そして「今日は非常に残念がお知らせがあります」と前置きしてから「行政書士として自分の事務所を開業して、行政書士と格闘家と二足のわらじを履くにはキャパシティーがオーバーしています。 ホップ・ステップ・玉砕! この試合を最後に31年間追い続けた大リーガーを目指します!」と宣言。場内からは失笑が起こったが「はい、滑りましたね(苦笑)。皆さん、またどこかでお会いしましょう」と言い残し、リングを降りた。
▼第4試合 イサミ/リバーサル
presents ライト級グラップリングタッグマッチ 15分1本勝負 △金原正徳(パラエストラ八王子/初代戦極フェザー級王者)&バレット・ヨシダ(アメリカ/SDアンディスピューッテッド) 時間切れドロー △矢野卓見(骨法烏合会矢野卓見道場)&山田哲也(しんわトータルコンバット) 戦極フェザー級王者となった金原がZSTに凱旋! 今回はあのバレットとタッグを結成し、矢野&山田という異色タッグとグラップリングルールで対戦した。 先発は金原と山田! いきなり戦極フェザー級GPに参戦した2人による顔合わせが実現する。組み手争いの中、先に引き込んだ山田はすぐに金原の足をキャッチして足関節。金原は体を回転させて足を抜くと、山田の腰骨を押さえるようにしてパスガードを仕掛けていく。しかし山田もしっかりと足を効かせて、それを許さない。 ここで両者がタッチしてバレットと矢野の対戦になると、バレットは矢野の足元に滑り込むようにして寝技に持ち込む。矢野はバレットの体を潰してグラウンドで上のポジションをキープすると、バレットが体を起こしたところで引き込み気味に下になる。 ここからバレットは矢野をパスガードして上四方固めで押さえ込むが、矢野は足を入れてガードに戻し、バレットに攻めさせない。逆に矢野は下からバレットの右足に自分の足を絡ませて変形の膝固め。しかしバレットも矢野の動きを固めて試合はブレイクとなる。再開後、矢野は山田とタッチ。 ここでもすぐに引き込むバレット。山田はバレットの足首を持ってパスガードを仕掛けるが、バレットは下から山田の足をすくってポジションを入れ替える。ここからパスカードを狙うバレット。山田も足を効かせてそれを許さず。
逆にバレットの足をすくってポジションを引っくり返そうとする。グラウンドで上のポジションをキープするバレットがパスガードを狙ったところでバレットの肘が山田の顔面を直撃。自陣コーナー付近だったこともあり、山田は矢野とタッチする。 そしてバレットも金原とタッチし、金原VS矢野の組み合わせに。金原はすぐにタックルで矢野をテイクダウンすると、矢野のフロントチョークを外してパスガード、マウントポジションを奪う。ここで自分の脇をガッチリと締めて、金原のサブミッションをディフェンスする矢野。金原は矢野の顔を肘でグリグリと嫌がらせをするが、矢野のガードは堅い。しかしレフェリーからは消極的な動きのため、試合続行のまま矢野に注意が与えられる。金原はマウントからサイドへとポジションを変えるが、矢野がガードに戻して両者タッチ。 残り時間が少ない中、バレットは山田をすぐにガードに引き込み、フロントチョークを狙いながら、頭をがぶるよう。そしてすかさず山田のバックに周りこむとチョークスリーパー! バレットの腕が山田の首元にするりと入るが、山田は矢野のタッチしてこのピンチを脱出する。 山田のタッチを受けた矢野はスタミナが切れかかっていたものの、最後の力を振り絞って足関節! 必死にバレットの足を極めようとするが、バレットは体を起こしてそれをディフェンス。最後はバレットがグラウンドで上を取ったところで試合終了となった。
▼第3試合 ライト級シングルマッチ 5分2R ○伊藤健一(ALLIANCE) TKO 1R終了時 ※ドクターストップ ●奥出雅之(ゴールドジムサウス東京/チーム09) これまでタッグマッチを合わせると3度対戦している両者。その成績は1勝1敗1分と全くの五分だが、リングスルールで行われたシングルマッチでは伊藤が奥出から一本勝ちを収めている。 1R、右フックを強振して前に出る伊藤。奥出は伊藤を首相撲に捕らえてヒザ蹴りを突き上げる。ここから引き込むように寝技に持ち込む伊藤だったが、奥出は距離を取ってそれに付き合わない。試合がスタンドに戻ると、再び右フックから前に出る伊藤。奥出も同じように首相撲からヒザ蹴り。伊藤が寝技に引き込んでも奥出は付き合わない。 しかしスタンドでの再開後、伊藤が右フックで突進! 奥出は必死にこれをブロックするものの、伊藤は構わず右フックを叩きつける。しかし奥出もそれをブロックして左ストレート! さらに左ストレートから右フックを返す。
激しい打撃戦となるが、ここで左目を負傷したのか、目を気にする奥出。このラウンドはそのまま終了となったが、インターバル中のドクターチェックの結果、試合がストップ。2人の決着戦は伊藤のTKO勝利という形で幕を閉じた。 試合後、マイクを持った伊藤は「ZSTの、世界のTKの弟子、伊藤健一です」とDEEP&DREAMで活躍中の同門・菊野克紀のモノマネで自己紹介。そして「所(英男)さん、大晦日は山本“KID”徳郁戦とか言わないで、この日本の雇用状況を考えて“戦うフリーターVS戦うIT社長(※伊藤の普段の仕事はIT企業の社長)”をやって、日本を盛り上げましょう!」と所英男への対戦をアピールした。
▼第2試合 フェザー級シングルマッチ 5分2R ○中村“アイアン”浩士(東京イエローマンズ) 一本 1R1分35秒 ※腕ひしぎ十字固め ●稲津 航(フリー) 前回の新宿FACE大会で復帰戦を戦った稲津。今回の対戦相手は修斗の現役世界ランカーであり、日沖発とも引き分けている実力者・中村。稲津はこの強敵から勝利をもぎ取ることが出来るか? 1R、サウスポーの稲津は鋭いインロー。中村が距離を詰めてくると、稲津はヒザ蹴りをボディに突き刺す。これをもらう中村だったが、しっかりと組み付いて稲津からテイクダウンを奪う。イノキ・アリ状態で上になった中村はパスガードを狙いつつ膝十字。稲津は中村の体をホールドしてそれをディフェンスするが、中村は上のポジションをキープする。 そして稲津の足を左右に振ってパスガードをすると電光石火の腕十字! これで稲津がタップ! ZST初参戦の中村が見事な一本勝ちを収めた。
▼第1試合 フェザー級タッグマッチ 15分1本勝負 ○和田竜光(吉田道場)&小森亮介(吉田道場) KO 1R1分50秒 ※パンチの連打 ●杉田一朗(心温塾)&清水俊一(総合格闘技宇留野道場) 吉田道場タッグを結成した和田と小森のセコンドには中村和裕と井上俊介がつく。吉田道場タッグがTシャツでの入場だったのに対し、杉田&清水はそれぞれ空手&柔道衣を着てリングに上がった。 先発は小森と杉田。小森がローとミドルで距離を取ろうとすると、そこに杉田は右ストレートで飛び込んでいく。
ワンツーで前に出て行く杉田。小森が組み付こうとするが、杉田はそれを突き放してスタンドで戦う。そしてここで小森が和田とタッチ。 小森からタッチを受けた和田は杉田と激しい打撃戦! 杉田がワンツーで前に出ると、和田は左ボディから右フック。さらに杉田のジャブに体を沈めて右アッパー、そして右フックとパンチを当てる。ここで杉田のインローがローブローとなるが、再開後に和田は右フックで前進!
そして右アッパー、右フック! これが杉田の顔面を打ち抜いて杉田がダウン! 杉田のダメージを判断して、レフェリーが試合をストップ。吉田道場タッグが清水をリングに上げることなく勝利を収めた。
▼SWATバウト第12試合 バンタム級シングルマッチ 5分2R ○清水俊裕(総合格闘技宇留野道場) 不戦勝 ※小林がインフルエンザにより欠場のため ●小林悟郎(U−FILE
CAMP.com) ▼SWATバウト第11試合 フェザー級シングルマッチ 5分2R △倉岡幸平(蒼天塾) 時間切れドロー △中村将光(GRABAKAジム) ▼SWATバウト第10試合 フライ級シングルマッチ 5分2R ○早坂優瑠(CORE)
一本 1R1分49秒 ※ヒールホールド ●藍 寛之(総合格闘技GROW) ▼SWATバウト第9試合 ライト級シングルマッチ 5分2R ○鈴木亮司(ALLIANCE) KO 1R3分43秒 ※右ハイキック ●大迫元喜(GRABAKAジム) ▼SWATバウト第8試合 ミドル級シングルマッチ 5分2R △大沼啓介(マスタージャパンMMA) 時間切れドロー △小池秀信(GRABAKAジム) ▼SWATバウト第7試合 ライト級シングルマッチ 5分2R ○岡澤弘太(AXIS一宮) 一本 1R4分0秒 ※腕ひしぎ十字固め ●安井 隆(総合格闘技move) ▼SWATバウト第6試合 フェザー級シングルマッチ 5分2R ○伊禮真也(総合格闘技武蔵村山道場)
KO 1R3分33秒 ●大村 朗(ケルベロス柔術) ▼SWATバウト第5試合 ライト級シングルマッチ ○佐藤好宏(チーム09) KO 1R2分15秒 ●佐藤 洋(総合格闘技move) ▼SWATバウト第4試合 バンタム級シングルマッチ 5分2R △大久保謙吾(MSD護心道) 時間切れドロー △新堀総司(総合格闘技宇留野道場) ▼SWATバウト第3試合 ウェルター級シングルマッチ 5分2R ○濱岸正幸(U−FILE
CAMP 登戸) 一本 1R2分10秒 ※アームロック ●高橋 弘(蒼天塾) ▼SWATバウト第2試合 ライト級シングルマッチ 5分2R ※GT-Fルール △太田裕之(ZFC) 時間切れドロー △二ツ森敬浩(フリー) ▼SWATバウト第1試合 フェザー級シングルマッチ 5分2R ※GT-Fルール △牧野仁史(リバーサルジム) 時間切れドロー △西林浩平(GRABAKAジム) ▼ジェネシスバウト第4試合 バンタム級シングルマッチ 5分1R △羽鳥洋輔(総合格闘技宇留野道場) 時間切れドロー △近藤正俊(RIKI
GYM) ▼ジェネシスバウト第3試合 フライ級シングルマッチ 5分1R △太田智亮(パラエストラ小岩) 時間切れドロー △渡辺翔平(POGONA
CLUB GYM) ▼ジェネシスバウト第2試合 フライ級シングルマッチ 5分1R ○福原桂太(フリー) 一本 1R46秒 ※裸絞め ●古宇田博史(チームOJJ) ▼ジェネシスバウト第1試合 ライト級シングルマッチ 5分1R ※GT-Fルール △篠宮敏久(綱島柔術) 時間切れドロー △エヴァルド・サントス(COOL
CHAMP−DAM FIGHT JAPAN)
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