18日神戸ワールド記念ホールでWBC世界バンタム級王座10度目の防衛に挑んだチャンピオン長谷川穂積(真正)は9位挑戦者アルバロ・ペレス(ニカラグア)を4回2分38秒TKOに仕留め、具志堅用高以来日本人2人目となる2ケタ防衛、また5連続KO防衛に成功した。
サウスポーのペレス相手に長谷川は開始からスリリングなタイミングでパンチを交換。ここ数戦の完璧なKOアーティストぶりと比べて、やや硬さも目についたものの、やはり王者は強かった。
ペレスにプレッシャーをかけ続け、迎えた4回左ストレートで相手の動きを止めると、続けざまに左、右、そして左のコンビネーションでダウンさせた。それまでよく体を動かし“健闘”していたペレスもバッタリと倒れ、ダメージを見て取った主審がカウント途中で試合をストップした。
これでウィラポンから奪った王座の10度目の防衛に成功した長谷川は試合後のリング上「これに慢心せず地味に試合をしていきたい」と笑わせた。今後階級を上げるのか、バンタム級にとどまるのか注目されるが「ホンマに半々の気持ち。優柔不断なんですけども」と話していた。
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