1月16日(現地時間)にムエタイツインズこと大田原友亮・虎仁(共にB-FAMILY NEO)が、タイ・ルンピニースタジアムにて遠征試合を行った。大田原兄弟は昨年揃ってムエタイ王座を獲得。正月返上で猛練習を重ね、兄弟王者として初となる試合が、タイ遠征という形になった。
▼3分5R
○大田原虎仁
判定
●ペットンチャイ
1Rから虎仁はヒザで主導権を握り、試合をうまく運んでいき、終始虎仁のペースで試合が進んでいく。3Rにはペットンチャイに注射(※注射とは、賭けを行っている者が、相手に勝ったらチップを与えるというようなことを言い、煽り立てるようなことをする行為)が入り、主導権を握られていた状況が一変、前に出始めてきたペットンチャイ。
しかし、それにひるむことなく、自分のペースを守り続けた虎仁が5Rを戦い抜き、見事判定勝利を収めた。昨年12月に獲得したWINDY公認のタイトルを下げることなく、ルンピニーで初勝利を収め、幸先よいスタートを切ることに成功。
なお、虎仁は来たる1月24日に行われるKAMINARIMON35kg級の王座決定戦への出場を控えている。今後日本でも試合に出場する際には「トラ・ウォーワンチャイ」という新たなリングネームで試合に出場することが、プロモーターとの契約で決定した。
▼3分5R
○チャイワット
判定
●大田原友亮
昨年9月にタイ・ハジャイにて行われた、サマーパンムエタイスタジアム90ポンド級王座を獲得した友亮。この試合は初となる100ポンド(約45.36kg)契約にて行われることとなった。
3Rまでは自分のペースで試合を運ぶことができた友亮だったが、体格差があったのか苦戦を強いられていき、徐々にチャイワットのペースにはまっていく。結局終盤までペースを取り戻せずに5R戦い抜くものの、惜しくも判定負けを喫してしまった。10ポンド上げるだけでもガラリと世界が変わることをこの試合で痛感したようだ。
敗戦を喫したものの、試合の内容に関しては高い評価を受けた友亮は、来たる2月10日(現地時間)に今度はラジャダムナンスタジアムでの試合が決定。この日に開催される興行は3つのプロモーターが共同で開催する興行のようだ。虎仁同様、今後日本でも試合に出場する際には「ユウ・ウォーワンチャイ」という新たなリングネームで試合に出場することが、プロモーターとの契約で決定している。
写真&記事提供:B-FAMILY NEO
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