▲初代王者に輝いた(左から)町山嘉一、平本蓮、大田原虎仁、宮下郁夫
1月24日(日)東京・新宿FACEにて、ライズのアマチュア大会KAMINARIMON新イベント『KAMINARIMON
IRONMAN CHAMPIONSHIP(略称:KIC)』が開催された。
「戦うのに年齢なんて関係ない!!」をコンセプトに、35歳以上のシニアが輝ける場としてスタートしたKIC。今大会では、KICの初代王者決定戦2試合と、KAMINARIMONジュニア王者決定トーナメント決勝の2試合が行われた。
メインでは、初代KIC75kg級王者決定戦として飲料会社勤務の37歳、宮下郁夫(躰術会館)と公務員の43歳、國府方秀喜(クロスポイント吉祥寺)が対決。筋肉隆々で長身の國府方のパワフルな打撃の前に下がってしまう宮下だったが、右ストレートでダウンを奪う。
立ち上がった國府方はなおも、パンチのラッシュを仕掛けてきたところ、再び宮下が右ストレートをクリーンヒットさせKO勝ち。「まさか勝てるとは思いませんでした。正月休みを返上して練習してきて良かったと思います」とベルトを巻いた宮下は大喜び。
セミファイナルでの初代KIC65kg級王者決定戦では、36歳の町山嘉一(TARGET)と35歳の近藤憲二(club
TOSHI)の会社員対決。161cmの近藤に対し、180cmの町山は長身を活かし組んでからのヒザで優位に試合を進める。近藤はバックスピンなどのトリッキーな戦法で出るも劣勢に。
しかし、2Rの左右フックの連打でダウンを奪った。このまま近藤が逃げ切ると思いきや、3Rに町山が猛攻を見せる。本戦ではドローとなり、延長戦でパンチからヒザの連打で町山が初代王者に輝いた。
初代カミナリモン40kg級Jr王者決定戦では、小学5年生の平本蓮(K-RIVER
GYM)と中学2年生の大高瑞基(バンゲリングベイ・スピリット)が激突。ローとミドル、前蹴りで攻める大高に対し、平本は組み付きで連打を許さない。
3R、疲れの見える大高に、平本がパンチラッシュを仕掛け判定勝利。KAMINARIMON責任者の山口元気氏が将来も目標を訊くと、「K-1MAXでずっと優勝することです」と壮大な目標を掲げていた。
初代カミナリモン35kg級Jr王者決定戦では、ムエタイツインズの弟、小学6年生の大田原虎仁(B-Family
Neo)と中学1年生の大崎一貴(OISHI GYM)が対決。お互いにミドルとパンチを出し合い激しい打撃戦となったが、最後に大田原がパンチ連打で押し切り王者に。マイクを握ると「3月14日にB-FAMILY
NEOの自主興行をやるのでよろしくお願いします」と営業トークで会場から笑いを誘っていた。
今後のKICは5月16日(日)ディファ有明、12月19日(日)同所で開催する。
KGS
「KAMINARIMON IRONMAN CHAMPIONSHIP」
2010年1月24日(日)東京・新宿FACE
開場 11:30 開始12:30
<全試合結果>
▼メインイベント(第7試合) 初代KIC75kg級王者決定戦 2分3R延長1R
○宮下郁夫(躰術会館)
KO 1R1分19秒
●國府方秀喜(クロスポイント吉祥寺)
※宮下が初代KIC75kg級王者に
▼セミファイナル(第6試合) 初代KIC65kg級王者決定戦 2分3R延長1R
○町山嘉一(TARGET)
延長判定3−0 ※三者とも10−9
●近藤憲二(club TOSHI)
※本戦は29−28、28−28、28−28
※町山が初代KIC65kg級王者に
▼第5試合 初代カミナリモン40kg級Jr王者決定戦 2分3R延長1R
○平本 蓮(K-RIVER GYM)
判定3−0 ※30−28、30−29、29−28
●大高瑞基(バンゲリングベイ・スピリット)
※平本が初代カミナリモン40kg級Jr王者に
▼第4試合 初代カミナリモン35kg級Jr王者決定戦 2分3R延長1R
○大田原虎仁(B-Family Neo)
判定3−0 ※30−28、30−29、30−29
●大崎一貴(OISHI GYM)
※大田原が初代カミナリモン35kg級Jr王者に
▼第3試合 KIC-1ルール 62kg契約 2分3R
○井川祐輔(TARGET)
判定3−0 ※30−28、30−29、30−28
●舛見 仁(リアルディール)
▼第2試合 KIC-1ルール 67kg契約 1分30秒3R
○高木宏弥(リアルディール)
KO 1R46秒
●M-34(クロスポイント吉祥寺)
▼第1試合 KIC-3ルール ヘビー級 2分2R
○佐々木優樹(リアルディール大森)
ポイント判定10−5
●魔倶悪(クロスポイント魔界倶楽部)
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