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【シュートボクシング】梅野が豪州のキック王者を一撃KO!RENAも現役女子高生対決を制す

2010/02/13


シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING 25TH ANNIVERSARY SERIES開幕戦
維新-ISHIN-其の壱」

2010年2月13日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始18:00
※スターティングファイトは17:15〜

▼メインイベント(第10試合) 70kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分5R無制限延長R
○梅野孝明(シーザー/SB日本スーパーウェルター級王者)
KO 2R1分43秒 
●ディーン・エグゼレブ(オーストラリア/JABOUT/WKBFオーストラリア王者)

 昨年11月のチョークディ・ポー.プラムック戦では初のメインイベンターを務め、元ムエタイ王者のチョークディからKO勝利を収めている梅野。宍戸の試合順変更の直訴を受けて、2大会連続でメインイベントを任されることとなった。

 対戦相手のエグゼレブは豪州の名門JABOUTが送り込む新たな刺客。梅野はエグゼレブを下して、2010年を勝利でスタートできるか?

 1R、左手を伸ばしてリズムを取る梅野。エグゼレブはインロー、そしてパンチで距離を詰めるが、梅野が首投げでいきなりシュートポイントを奪う。

 再開後、梅野はエグゼレブのパンチに合わせて組み付き、果敢に投げを仕掛ける。そしてじりじりとプレッシャーをかけてエグゼレブを下がらせる梅野だったが、エグゼレブが強烈な右ミドル! そして右フック! これが梅野を捉えて、思わず梅野がバランスを崩す!

 ここは何とか組み付いてエグゼレブの追撃を阻止する梅野。ヒヤリとさせられる場面だったものの、ブレイク後はエグゼレブの右に右フックのカウンター! 

 梅野はこの一発でエグゼレブを後退させると、左手でエグゼレブの体をプッシュしてフルスイングの右フック! そして右ボディ! さらに首投げで2度目のシュートポイントを奪う。

 2R、ようやくエンジンがかかってきた梅野は左手のプッシュで何度もエグゼレブのバランスを崩す。エグゼレブが組み付いてくれば投げ、距離を取れば右フックを狙う梅野。投げで3度目のシュートポイントを奪う。

 完全にポイントでリードした梅野はエグゼレブを下がらせて、エグゼレブが右ストレートを打ったところで右フックのカウンター! 

 これがモロにエグゼレブの顔面を捉えて、エグゼレブがダウン! 何とか立ち上がったエグゼレブだったが、レフェリーは試合のストップを要求。梅野が豪快なKO勝利で、無敗記録を12に伸ばした。

 しかし試合後、マイクを持った梅野は「自分としてはメインを任されたにも関わらず、納得できる試合ではなかったです。倒せはしましたが、内容は最悪だったと思います」と反省の弁。「これからも頑張りますのでよろしくお願いします」とファンにマイクアピールした。




▼セミファイナル(第9試合) 69kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分5R無制限延長R
○宍戸大樹(シーザー/SB東洋太平洋ウェルター級王者)
KO 5R1分24秒 ※スタンディングチョークスリーパー
●グレッグ・フォーリー(オーストラリア/JABOUT/WMTCオーストラリア王者)

 当初、この試合はメインイベントで行われる予定だったが、宍戸が試合前に試合順の変更を直訴。「自分は昨年9月にボーウィーに完敗してメインの務めを果たすことが出来ませんでした。そして11月に梅野が一番いい形でメインの務めを果たしてくれました。

 その次の興行で自分がメインを務めるのは自分の中でどうしても納得がいかなかったので、梅野に譲ることにしました。でも、自分はセミに甘んじるつもりはありません。次は実力でメインをつかみたい。

 今回はもう後がない気持ちで臨みます」と、この試合への決意を語る。対戦相手のフォーリーはSBマットでオー・ジュソク、金井健治を下しているWMTC欧州スーパーウェルター級。その剛拳でSBのトップ獲りを狙う。

 1R、フォーリーの周りを回りながら左右のローとミドルを蹴っていく宍戸。蹴った後にはしっかりと両腕を上げて、フォーリーのパンチをブロックする。しかしフォーリーはパワフルな右ストレートから飛び込んでコーナーでヒザ蹴り。

 宍戸は組み付いて投げを狙うが、フォーリーは踏ん張ってそれを阻止する。

 ブレイク後、前蹴りで距離を取る宍戸。フォーリーは右のロー、そして宍戸をロープに詰めて右ストレート、ヒザ蹴りを打つ。宍戸は左ミドル、そしてフォーリーが右ストレートで来るところに右アッパー。しかしフォーリーはそのまま前に出て、一気にパンチをまとめる。宍戸は後退しながらも両腕ブロックでそれを凌ぐ。宍戸がジャブをつくと右フックのカウンター、右アッパーを狙うフォーリー。宍戸はジャブ、バックブロー、バックキック。

 そして終了間際、組みの攻防になったところで宍戸が投げでシュートポイントを奪う。

 2R、フォーリーは右ロー、右ミドル。右ストレートと左フックから飛び込んで宍戸に組みつく。宍戸はボディへのジャブ、ロー。フォーリーが強引に前に出てくるとフロントチョークとアームロック。

 宍戸がサブミッションと投げを駆使して試合を組み立てると、徐々にフォーリーはスタミナを消耗。1Rとは違い、宍戸が前に出て右ローとバックキック、ジャブと左ミドルで攻め込む。前蹴りをフォーリーをボディに突き刺す宍戸。

 フォーリーも右アッパーから左フックで突進するが、宍戸は両腕を抱えるように組み、投げを狙う。組みの攻防になるとボディへのヒザ蹴りからアームロックを狙う宍戸。

 フォーリーも宍戸に後ろに回り込んで投げにトライ。宍戸もすぐに首投げを狙うなど、シュートボクシングらしい攻防が続く。

 3R、ジャブを突いて前に出る宍戸は右の前蹴りと左ミドル。フォーリーが右ストレートを打つと、サイドに出て右ローを蹴る。

 そして左ミドルとバックブロー、細かくジャブをついて右ロー、右ストレートと手数を増やす宍戸。フォーリーがパンチで突進してくると今度はフォーリーの頭を下げさせてフロントチョーク。フォーリーは必死に頭を抜いて、ここから逃れる。

 宍戸はジャブと右アッパー。フォーリーも組みついて投げを狙うが、ポイントにはならない。逆に宍戸は細かいパンチから左ボディ、そしてヒザ蹴り、組んでからの投げ。右ミドルでフィーリーを下がらせて、バックキックをボディに突き刺す。

 4R、ジャブから右フックを強振して前に出るフォーリー。これで宍戸が後退するが、宍戸はフォーリーの腕を取ってアームロック! フォーリーは体をかがめて、それをディフェンスする。

 ブレイク後、宍戸は前に出て左のヒザ蹴り、そして右の前蹴り、左のヒザ蹴りとフォーリーのボディを狙い撃ち。これでフォーリーの動きが止まり、宍戸はそのままフォーリーをロープに詰めて一気に連打! フォーリーも宍戸の連打をブロックして強烈な右フックを返す。

 宍戸はそれをしっかりとブロックすると再びボディへの左のヒザ蹴り! これがフォーリーのボディに突き刺さり、フォーリーは後ろに下がる。ここから宍戸はパンチと蹴りでフォーリーのボディを攻める。しかしフォーリーもタックルを使って追撃を許さない。

 5R、サウスポーにスイッチした宍戸が左ミドル。フォーリーも手数は少ないものの、重いインロー、そして右アッパーを突き上げる。宍戸はそれをしっかりとディフェンスし、ジャブを突きながらフォーリーをロープまで詰めるとボディ、左のヒザ蹴り、そして右ロー。

 防戦一方となったフォーリーは宍戸に組み付こうとするが、ここで宍戸はフォーリーの後ろに回りこんでスリーパー! フォーリーはマットに膝をつくが、宍戸はそれを起こすようにしてフォーリーの首を締め上げる! これでフォーリーがタップ! フォーリー陣営はフォーリーが膝をついていたと抗議したが、裁定は覆らず。宍戸が鮮やかなスタンディングチョークで一本勝ちを収めた。




▼第8試合 60kg契約  エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R 
○鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB日本スーパーフェザー級4位)
KO 1R1分6秒
●石川剛司(シーザー/SB日本スーパーフェザー級2位)

 SB日本スーパーフェザー級の上位ランカー同士の対戦となった一戦。昨年は歌川暁文、そしてノンタイトルながら王者・及川知浩を下している鈴木。一方の石川はガイ・ストラッグルに反則負け、パジョンスック・ポー.プラムックに判定負けと連敗中で、この鈴木戦は正念場と言える試合だ。

  1R、サウスポーの鈴木がローで距離を取りながら、強烈な左ミドル。これをブロックした石川もすぐに右ミドルを蹴り返す。

 距離が開くと互いに前手で相手を触るようにして距離を探る中、鈴木が右足でノーステップのハイキック! 

 これが石川の顔をかすめる! 鈴木が前に出たところで石川は距離を潰して組み付くが、鈴木はそれを突き放して、ミドルを蹴る。

 これをキャッチして鈴木のバランスを崩そうとする石川だったが、鈴木はケンケンでバランスを取って石川の顔面にパンチを連打! 

 無防備の顔面にパンチをもらった石川はこれでダウンしてしまう。何とか立ち上がった石川だったが、鈴木は右の前蹴りで石川をロープまで後退させて、体ごと飛び込むような左ストレート! そして返しの右フック! 必死にガードを固める石川。しかし鈴木はそのガードごとなぎ倒すような左右のフックでダウンを奪い、石川をマットに沈めた。




▼第7試合 70kg契約  エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R 
○弘中邦佳(マスタージャパン/ケージフォース・ライト級王者)
KO 2R2分24秒
●黒木信一郎(ストライキングジムAres/ヤングシーザー杯OSAKA vol.1MVP)

 元UFCファイターで、現在はケージフォースでライト級王者のベルトを巻いている弘中。総合格闘家としてSBのリングでも強さを発揮するか? 弘中はロングスパッツにコンバットショーツというコスチュームでリングに上がる。

 1R、リーチで勝る黒木はインロー、左ミドル、前蹴り。弘中はその蹴りを受けてパワフルな派にで前に出て行く。黒木はガードを固めて右ローをコツコツと蹴っていくが、弘中が圧力をかけてどんどん前に出る。

 そして弘中は黒木の右ローや左ミドルに合わせて右ストレート! 黒木は突っ込んでくる弘中にヒザ蹴りを合わせようとするが、弘中はそのまま組み付いて黒木の体を持ち上げる。

 2R、ここも前蹴りとローで攻撃を組み立てる黒木だったが、弘中はタックルで黒木をテイクダウンする。そして弘中はジャブを顔面とボディに打ち分け、黒木が右のヒザ蹴りを打ったところで、それをブロックしての左フック! これが黒木の顔面を捉えて、弘中が先にダウンを奪う。

 再開後、弘中はすぐに距離を詰めて黒木に左右の連打! すかさず弘中が2度目のダウンを奪う。もう後がなくなった黒木は右ミドル、右ハイキックを蹴るが、弘中は左フックから距離を詰めて一気に連打。

 黒木から3度目のダウンを奪い、SBデビュー戦で見事なKO勝利を収めた。




▼第6試合 49kg契約 レディースクラスルール 2分3R延長1R
○RENA(及川道場/Girls S-cup2009王者)
判定3−0 ※30−26、30−26、30−27
●クリスティーナ・ジャルジェビック(オーストラリア/IMAF世界女子ムエタイトーナメント準優勝)

 これが女子高生としては最後の試合となるRENA。対戦相手のクリスティーナも17歳の現役の女子高生ということで、試合前から“日本VSオーストラリア現役女子高生対決”として注目を集める試合となった。

 1R、ワンツー、前蹴りで前に出るクリスティーナに対し、RENAは距離を潰して組み付くとすぐに投げでシュートポイントを奪う。それでもクリスティーナはパンチで前進し、RENAが組み付くと、RENAのボディにヒザ蹴りを打つ。

 RENAはクリスティーナを前蹴りで突き放して右ロー、そして投げで2度目のシュートポイントを奪う。右ストレートで飛び込むRENAに同じように右ストレートを返すクリスティーナ。組みの攻防になるとRENAは投げを狙い、クリスティーナはヒザ蹴りを打つ。

 2R、ここも前蹴りでRENAを突き放し、RENAが距離を詰めてくるところにヒザ蹴りを放つクリスティーナ。ここからクリスティーナも右ストレートで前に出て行くが、RENAもそれに合わせて右ストレート。

 さらにクリスティーナのバックに周りこむとスタンディングチョーク! これがガッチリと入り、レフェリーからキャッチが宣告されるが、クリスティーナは何とか頭を抜く。試合が打撃戦になるとRENAはパンチから右ロー。これがクリスティーナの左足を捕らえる。さらにRENAはクリスティーナに後方への投げを狙うが、クリスティーナもそれを許さない。

 3R、RENAに組み付いて、首相撲からのヒザ蹴りを狙うクリスティーナ。RENAは離れ際にパンチをまとめ、クリスティーナの蹴り足を取って投げる。

 ここからRENAはジャブと前蹴りで距離を取り、右ローと左ミドル。徐々に打撃でクリスティーナを追い詰めて、クリスティーナがコーナーに詰まったところで左のヒザ蹴り! ここから左右の連打をまとめてクリスティーナを打ち込んでいくが、クリスティーナも右ストレートとヒザ蹴りを返して前に出る。

 判定は2度のシュートポイント、そしてスタンディングチョークでキャッチを奪ったRENAが勝利。タフなクリスティーナからKO・一本は奪えなかったものの、女子高生最後の試合を見事に勝利で飾った。




▼第5試合 48kg契約 レディースクラスルール 2分3R延長1R
○朱里(SMASH)
判定2−0 ※30−20、30−29、30−28
●風香(シーザージム新小岩)

 今大会で格闘技戦の引退試合を行う風香の最後の相手は、プロレスのハッスルで活躍していた“空手美少女”KGこと朱里。まず、朱里は紫のフードを頭からすっぽり被りながら静かに入場。セコンドには、小路晃、元極真の岩崎達也。

 対する風香は2008年11月のSBデビュー戦と同じく、ダンサーを引き連れてのド派手な入場パフォーマンスを繰り広げる。マスクを脱ぐとダンサーと一緒にダンスを踊りながら、時間をたっぷり使っての入場となった。

 1R、いきなり仕掛けたのは風香。距離を詰めてはパンチと前蹴りで前に出る。朱里も右ストレートを当て風香を後退させた。風香は朱里の蹴り足をキャッチしして投げを見せようとするも不発。朱里はパンチのみに頼り、デビュー戦のような左ミドルがあまり見られない。

 2R、今度は朱里が圧力をかけながら前に出る。このラウンドではパンチに加え、左右のミドルの手数が増える。風香もミドルで突き放すものの、朱里のプレッシャーが上手。

 3R、お互いに疲れが見え始める。朱里は変わらず左右ミドルに加え、パンチでガンガン前に出た。鼻血を出しながらも風香はプロレスラーの意地を見せるようにパンチとミドルの手数で応戦する。朱里のミドルが風香の腹をえぐる場面もあったが、風香はひるむことなくパンチを返していく。

 組みついた風香は投げを出すもシュートポイントとはならず。お互いにパンチを出し合ったところで試合が終了。両者ともに決定打はなかったが、僅差の判定で朱里が勝利した。

 有終の美を飾ることが出来なかった風香だが、最後にマイクを握ると、「今日は私の引退試合のある大会にたくさんのお客さんに来ていただきありがとうございました。去年は体調を崩してしまい思うように体が動かなく悔しい1年でした。

 格闘技の最後は絶対にこのリングで終わりたいと思いました。こういう結果に終わりましたけど、たくさんのお客さんに見てもらえたことは嬉しく思います。

 これから長い人生ですが、今日のように挑戦したことを自信に思って頑張っていきたいと思います。もう試合をすることはありませんが、SBがこれからも発展するように応援していきたいと思います」とあいさつし、10カウントゴングが打ち鳴らされた。






▼第4試合 60kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○歌川暁文(UWFスネークピットジャパン/同級2位)
TKO 3R1分34秒 ※レフェリーストップ
●島田洸也(シーザー力道場/同級3位)

 これまで石川を破るなどランキングの上位をキープしてきた歌川と、ライバルの鈴木に水を開けられたくない島田の新旧世代対決。歌川は1月23日の『REBELS』で元・全日本ライト級王者の遠藤智史を破った一戦に続き、僅か3週間のインターバルでのスクランブル出撃となった。

 1R、サウスポーの歌川は重い左ミドルをバチバチと蹴っていく。そのミドルに合わせて島田もインローを当てていくが、歌川の手数の押されてしまう。

 2R、このラウンドでも歌川は左ミドルを多用し、島田のガードが下がったところに左ストレート。島田は右ハイを当てたがクリーンヒットならず。

 3R、接近戦の中、歌川のヒジで島田が眉間を大きくカット。ドクターチェックが入り、「もう一回出血が見られるようだったら試合はストップする」との宣告を受け、試合は再開。歌川は跳びヒザ。島田はパンチの連打で一発逆転狙いも、歌川は再びヒジ! これで島田の出血がひどくなり、レフェリーが試合をストップした。



▼第3試合 56kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○高嶋龍弘(シーザー力道場/日本フェザー級3位)
TKO 1R2分26秒
●今井教行(シーザー/日本スーパーバンタム級1位)

 えなりのりゆきが、今年から名前を本名に戻して再スタート。ファントムとの王座統一戦には敗れたが、元王者として負けるわけにはいかない。一気に上位ランキングに名前を連ねたい高嶋との一騎打ちとなった。

 1R、ローの蹴り合いからスタート。前に圧力をかける今井に対し、高嶋が組み付いて投げ! これが見事に決まり高嶋にシュートポイントが入る。

 再び組み付いた高嶋が2度目の投げでシュートポイント。

 ここで手からリングに手をついてしまった今井は肩を脱臼してしまい、ドクターチェックが入る。試合続行不可能と判断され、高嶋が下克上に成功した。

 


▼第2試合 55kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
○崎村暁東(グラップリングシュートボクサーズ/同級2位)
延長判定3−0 ※3者とも10−9
●伏見和之(シーザー力道場/同級5位)

 虎視眈々とベルトを狙い続ける崎村と、1・17大阪大会でムエタイ戦士を見事KOした同級4位のライバル藤本昌大に追いつきたい伏見のランキングマッチ。

 1Rから崎村が先手の攻撃を仕掛け、伏見は前蹴りで距離を取りつつパンチを返す。

 3Rには、お互いにヒジを出し合い、ここで額をカットしてしまったのは伏見。

 劣勢の伏見だが、2度のローブローをもらいリズムが作れない。本戦では決着がつかずに延長へ。崎村が組み付きからの投げでショートポイントを奪う。

 後がない伏見がヒジを振るったが、ポイントを奪い返すような攻撃は見られず。激戦を制したのは崎村。


▼第1試合 60kg契約 スターティングクラスルール 2分×3R延長1R
○菅原悠次(シーザー力道場)
KO 2R28秒
●平井慎介(及川道場)

 1Rに菅原が投げでシュートポイントを奪う。その後も先手先手で攻撃を仕掛けていく。

 2R、打ち合いの中、菅原がカウンターでパンチをクリーンヒットさせダウンを奪う。そのまま平井は立ち上がれずに、菅原がKO勝利した。



▼オープニングマッチ 70kg契約 スターティングクラスルール 2分3R延長1R
○川地正倫(シーザー力道場)
延長判定2−1 ※10−9、9−10、10−9
●松本光史(マスタージャパン/修斗2009年ウェルター級新人王)

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