WILD SEASAR
「TENKAICHI fight」
2010年3月21日(日)沖縄・天下一スタジアム
開場16:00 開始17:00
▼ダブルメインイベント(第12試合) キックボクシング 全沖縄ミドル級王座決定戦 3分5R
○廣虎(WILD SEASAR/同級2位)
判定3−0 ※50−48、49−45、50−46
●屋比久(陽明館/同級1位)
※廣虎が第3代全沖縄ミドル級王者に
1R、前に出ながら右の蹴りを中心にプレッシャーをかけて行く廣虎に対し、下がりながらも蹴り、パンチを散らしながら、突破口を探す屋比久。お互い様子見の展開のままイーブン。
2R、ステップを使いながら奥足狙いのローキックで試合を組み立てて行く廣虎に対し、狙いをパンチに絞り始めた屋比久。しかし中盤に放った廣虎のローキックが効き始め、奥足を引きずり出した屋比久、パンチで反撃に出るも明らかに廣虎ペース。
さらに効いている奥足にローキックが何発もヒットしダウン間近かと思った瞬間、今度は屋比久がラスト30秒パンチの連打で前に出て逆転のKOになる寸前まで反撃し、さらに前に出て仕留めに行ったところ、廣虎がカウンターの右ストレートから返しの左フックを完璧なタイミングで当ててダウンを奪う。なんとか立ち上がる屋比久だがダメージが残ったまま2R終了のゴング。
3R、廣虎はこのラウンド勝負と見て、パンチとローで一気に前に出るが、45戦のキャリアを持つ屋比久も連打は許さず廣虎のパンチの打ち終わり際のほんの一瞬の隙にパンチを的確にクリーンヒットさせる。前半〜後半までやや廣虎ペースだが、ラスト30秒屋比久のパンチが効き始めるものの決定打は出ずゴング。
4R、ローキックのダメージかスタミナ切れか、動きが鈍り出した屋比久にさらに積極的に攻めて行く廣虎。ローキックがヒットしさらに奥足のダメージが蓄積して行く屋比久だが意地を見せ所々鋭いパンチを返すもののローキックを嫌がっているのは隠せない。
終盤戦という事もありパンチの打ち合いも多いが、パンチは互角でローキックの分さらに廣虎がリードを広げる展開。
5R、前半から効いているローキックをさらにヒットさせ、屋比久は立っているのも辛い状況に追い込まれる。しかし王座戦ということもあり意地を見せ中盤に左ストレートをヒットさせ廣虎をぐらつかせるも、廣虎も気持ちで打ち合いに応じ超満員の開場は大声援が飛び交う。ラスト30秒2Rにダウンも取って明らかにポイントでリードしている廣虎だが、最後の力を振り絞って倒しに来る屋比久の打ち合いに応じ、廣虎もパンチで倒しに行く。
ラスト10秒屋比久が放った逆転狙いのハイキックが廣虎の顔面をかすりはしたものの浅く、両者激しいパンチの打ち合いのまま終了のゴング。
両者コーナーに戻った瞬間ぐったりとコーナーポストに倒れ込み、全てを出し切った様子。判定は0-3(48-50
45-49 46-50)と文句なしで廣虎が第3代ミドル級王座を獲得した。
全ラウンド通し、ダウン以外はパンチの打ち合いは互角で、ローキックのダメージの分、さらにポイント差がついた試合内容になった。プロボクシング出身の廣虎が蹴りで試合を組み立て、11戦目で王者になったと共にボクサーからキックボクサーになった瞬間でもあった。
▼第11試合 MMAヘビー級ランキングマッチ 5分2R
○THE KILLER(RFA/同級7位)
TKO 1R4分17秒 ※パウンド連打によるレフェリーストップ
●イエン・グジンスキ(フリー/同級6位)
※THE KILLERは5位にランクアップ
▼ダブルメインイベント(第10試合) K-1ルール 70kg契約スペシャルマッチ 3分3R延長1R
○クレイジーテル(WILD SEASAR KOZA/全沖縄ウェルター級王者)
判定3−0 ※三者とも30−28
●カカロット(多和田道場/ウェルター級3位)
※2R、パンチでカカロットにダウン1あり
▼第9試合 MMAヘビー級ランキングマッチ 5分2R
○ANIMAL(BRICK CITY)
TKO 1R2分00秒 ※パウンド連打によるレフェリーストップ
●KOOPA(RFA)
※ANIMALは8位にランクイン
▼第8試合 キックボクシング ライト級ランキングマッチ 3分3R延長1R
○娑虎士(虎の穴/同級3位)
判定3−0 ※三者とも29−27
●花城可恭(神風塾/同級5位)
※1R、ヒザ蹴りで花城にダウン2あり
▼第7試合 MMAウェルター級ランキングマッチ 5分2R
○ZEB(フリー)
一本 1R1分49秒 ※アームロック
●ミッチ・ダーズ(RFA)
※ZEBは6位にランクイン
▼第6試合 キックボクシング 63kg契約ノンタイトルマッチ 3分2R
○MASAFUMI(チーム仲村)
TKO 2R1分29秒
●YOSHIYUKI (WILD SEASAR KOZA)
※1R、YOSHIYUKIにダウン2あり、2Rの2回目のダウンでレフェリーストップ
▼第5試合 MMAフェザー級 ランキングマッチ 5分2R
○佐久田俊行(WILD SEASAR NAHA/同級6位)
一本 1R2分26秒 ※アームロック
●ドミニク・バスタ(フリー)
※佐久田は5位にランクアップ
▼第4試合 MMA 79.3kg契約ランキングマッチ 5分2R
○ジョシュ・ベイツ(Capoeira Academy Yudansya MMA)
一本 1R4分38秒 ※三角絞め
●ネイト・ビグ・ドッグ・ダウンズ(フリー)
※ジョシュは7位にランクイン
▼第3試合 MMAライト級ランキングマッチ 5分2R
○HITMAN(BRICK CITY)
TKO 1R4分8秒 ※パウンド連打によるレフェリーストップ
●“ノックアウトパターソン(フリー)
※HITMANは8位にランクイン
▼第2試合 キックボクシング 59kg契約 ノンタイトルマッチ 3分2R
○赤優(赤雲会)
判定2−0 ※19−19、20−19、20−19
●SAKI(チーム仲村)
▼第1試合 MMAフェザー級 ランキングマッチ 5分2R
△エドワード・グティエレス(Capoeira Academy Yudansya MMA)
ドロー 判定1−0 ※20−20、20−19、20−20
△山本大司(MABUI)
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