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【シュートボクシング】究極のド突き合いをボーウィーが制す!梅野孝明が初敗北

2010/04/11


シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING 25TH ANNIVERSARY SERIES開幕戦
維新-ISHIN-其の弐」

2010年4月11日(日)東京・後楽園ホール
開場16:30 開始17:30


▼第11試合 エキスパートクラス 70kg契約 3分5R無制限延長R
○ボーウィー・ソーウドムソン(タイ/ワンソンチャイ・ボクシング・プロモーション/WPKL世界ウェルター級&元ラジャダムナンスタジアム認定フライ級&元WMC世界スーパーバンタム級王者)
TKO 2R2分53秒 ※レフェリーストップ
●梅野孝明(シーザー/SB日本スーパーウェルター級王者)

 シュートボクシング(SB)が誇る12勝(6KO)無敗の“爆腕”梅野か、それとも豪腕と無類のタフネスを誇る“ムエタイ最強の破壊神”ボーウィーか!? 激闘間違いなし、KO必至のスーパーファイトがいよいよ始まる。

 1R、お互いに重いジャブを突き刺し、それだけで場内にどよめきが起こる。ボーウィーはジャブから左フック、梅野も右フックを強振するとそれをかわしたボーウィーがなんとバックドロップの体勢に。これは投げられずブレイク。ボーウィーは一気に前進してパンチを放ち、梅野も真っ向から打ち合う。場内のボルテージもいきなり最高潮に!

 打ち合いになると、爆腕を文字通り爆発させた梅野が右フックで先制のダウンを奪う! しかし、ボーウィーは笑って立ち上がり、何事もなかったように打ち合いに行くと、今度はボーウィーの右アッパーで梅野がダウン! すると梅野も笑顔で立ち上がり、両者笑顔で再び打ち合いを開始する。

 梅野が右フックと左アッパー、ボーウィーも左右フックを打ち返す。両者は超接近戦でフックの打ち合い。梅野の首投げをバックドロップで返そうとするボーウィー。

 ブレイク後はワンツーの打ち合い。笑いながら前へ出てパンチを打つボーウィー。梅野もアッパーを返し、ボーウィーは右フック。組んだ状態でもアッパーを連打するボーウィー。ボーウィーのアッパー、梅野のフック。信じられないほどの激しい打ち合いを、両者は重いパンチで繰り広げる。場内は異様な雰囲気に包まれた。

 梅野がボーウィーのパンチで鼻から出血。ボーウィーが左フック、左ボディ。梅野も左フックを返してボーウィーがグラつく! しかし、ボーウィーもアッパーを突き上げる。すぐにアッパーを返す梅野にボーウィーは“やるな”という表情で笑顔を見せる。場内にはスリリングな展開と大迫力に大きなどよめきと歓声が沸き起こった。

 2R、ジャブの刺し合いから梅野が全力のアッパー、ボーウィーがフックとアッパーで凄まじいラッシュ! 身体ごと前に出て勢いで攻めるボーウィーのパンチで、梅野は右目を切る。手を休めないボーウィーが突進して左フック、右ストレート、左アッパー。梅野も右フックを振るうが空を切る。ここでドクターチェック。

 再開後、梅野の右フックでボーウィーがグラつく。何かにとりつかれたかのように猛然と打ち合いを展開する両者。ボーウィーが左右のフック、梅野の左フックからの右フックでボーウィーがまたグラつく。それでも倒れない異常なほどタフなボーウィー! お互いに100%の力の強打を当て合い、頭が大きく揺れながらも休むことなく打ち合う。いつどちらが倒れてもおかしくないほどの打ち合いが続く。空振りでもその迫力にどよめきが起こる。

 パンチにグラついたボーウィーに梅野が組み付き、首投げでシュートポイント! 出血がさらにひどくなる梅野だが、さらに右ストレートでこの試合2度目のダウンをボーウィーから奪う。

 だが、ボーウィーはまたも立ち上がり、やはり何事もなかったように打ち合いを挑んでいく。ボーウィーが左アッパーとテンカオ、そして左右フックからアゴにヒザを突き上げる! 梅野がこの試合2度目のダウン!

 梅野も同じように笑いながら立ち上がったが、ストップ。出血が酷く、レフェリーは試合続行不可能と見て試合をストップ。梅野は泣き顔で試合続行を訴え、セコンドのダム・トレーナーも抗議したが、判定は覆らずボーウィーが文字通りの死闘を制した。梅野は13戦目にして初黒星を喫した。

 試合後、ボーウィーは前の試合で3カ所の傷を負っており、「治療で今回は日本に来れないと思い、そんなに練習も出来なかったけれど、約束したので来ました。自信がなくて、勝てるとは思っていなかったです。とにかく楽しくやろうと思っていました。あまり練習していなかったので自分でもビックリしました。

 途中からいけそうだと思ったので、楽しく出来ましたね。梅野のパンチは凄く強かった。自分をダウンさせるなんて凄いと思いましたよ。もうこれ以上、失うものはないのでぶつかっていこうと思い、いい試合が出来ました」と、ハードすぎる試合を終えたばかりにも関わらずダメージを感じさせないボーウィー。

 今後のことを聞かれると「S-cupの出場権をもらえるならやりたい。SBに慣れていなくてムエタイとのルールの違いがあるのでやりづらく、みんな身体が大きいので心配です。身体つくりから頑張って行きたいです」とS-cup参戦を希望し、アンディ・サワーとの対戦を望んだ。シーザー武志会長も「SBでボーウィーに勝てるのはアンディしかいない」と、頂上決戦に前向きだった。


▼第10試合 エキスパートクラス特別ルール 70kg契約 3分3R無制限延長R
○宍戸大樹(シーザー/SB東洋太平洋ウェルター級王者)
TKO 2R1分39秒 ※フロントチョークによるレフェリーストップ
●鈴木 悟(バンゲリングベイ・スピリット/unit-K/元プロボクシング日本ミドル級王者)

 大みそかに魔裟斗とも闘ったことがある元プロボクシング日本ミドル級チャンピオンの鈴木を宍戸が迎え撃つ。鈴木は高いボクシング技術に加えて、ボクシングを始める前は柔道を経験しており、SBルールにどう対応するか注目される。さらに宍戸174cm、鈴木183cmという身長差がどう影響するか?

 1R、宍戸はいきなり胴廻し回転蹴りの奇襲攻撃。鈴木は得意のレバーブロー、左ジャブから長いリーチのパンチを伸ばしていく。宍戸はサイドキック、バックブローからローを蹴っていくが、鈴木が長いジャブとストレートでどんどん前へ出てくる。左フックから右ローも蹴る鈴木、宍戸はパンチから右ロー、サイドキックや前蹴り、バックキックでボディを攻めていく。

 しかし、鈴木の左フックで宍戸がのけぞる! このチャンスにパンチを顔面・ボディへ連打した鈴木はなんと首投げ! これは失敗したが、続くパンチの連打からバックドロップでまさかのシュートポイント2点を奪う! パンチからローを蹴っていく宍戸だが、鈴木のジャブが伸びて入りきれない。

 2R、宍戸はジャブと右ハイキック、右ロー。鈴木はしっかりと両腕ガードを固めながら前へ出て、ジャブから左フック。ここで宍戸の左ローに鈴木は下がり始める。だが、ジャブから強烈な左ボディ、動きが止まった宍戸へ一気に打ち合いにもって行く鈴木。


 宍戸はハイキックとパンチ、そしてフロントチョーク! 鈴木は押していくが宍戸は腕を離さない。ロープを背にさらに吊り上げていく宍戸! キャッチも入る! ここで鈴木が膝をつき、前に倒れ込んだためレフェリーは鈴木が落ちたと見て試合をストップ。鈴木はすぐに立ち上がってアピールしたが、裁定は覆らず、鈴木も潔く宍戸の勝利を称えた。

 敗れたとはいえ、鈴木は長いリーチと高度なボクシング技術のパンチで宍戸を追い込み、シュートポイントも奪って見せるなどSBに順応できるところを十分にアピールしたといえよう。今後も継続参戦が望まれる選手だ。


▼第9試合 エキスパートクラス特別ルール 60kg契約 3分3R無制限延長R
○及川知浩(及川道場/SB日本スーパーフェザー級王者)
判定3−0 ※30−28、30−29、30−29
●パジョンスック・ポー.プラムック(タイ/ルンピニースタジアム認定バンタム級4位)

 パジョンスックはこれまでSB軽量級の上位ランカーたちを総ナメ、壊滅状態に追い込んでおり、チャンピオンの及川は最後の砦というべき存在となった。及川がSB軽量級の牙城を守るのか、それともパジョンスックがチャンピオンを破ってSBを制覇してしまうのか!?

 1R、及川は右ローを中心に蹴りから入っていく。パジョンスックも蹴りを返しつつ、様子をうかがう。パジョンスックがワンツーから右ハイ、及川も右ハイを繰り出してパンチに行く。左ミドルにすぐ右ローを返す及川、パジョンスックは左フックからハイキックにつなげてくる。及川がワンツーから左アッパー、パジョンスックが左フックを返す。この際、パジョンスックのバッティングがあった。

 2R、パジョンスックは左ミドルから左ミドルハイ、続く左ローが及川の急所を直撃! 悶絶して倒れた及川は完全にグロッギー状態でリングにうつ伏せになったまま。レフェリーはパジョンスックにイエローカードを提示した。インターバルがとられた後、試合再開。パジョンスックの左ミドルにしっかりと右ローを返していく及川。

 パジョンスックの左ミドルに組み付いた及川は投げを狙うが、これは失敗。しかし、次にパジョンスックが首相撲に来たところで見事な首投げを決めてシュートポイントを獲得! パジョンスックは失点を奪い返そうと間合いを詰めてパンチの連打、ボディ顔面へとパンチを放ち、組んでのヒザ蹴り。さらにバックを奪うとなんとジャーマンを狙うが、これは投げられず。パジョンスックがパンチからヒザをまとめたところでラウンドが終了した。

 3R、右ハイから左ミドル、左ハイ、さらにパンチと攻めて前へ出るパジョンスック。及川はタックルでコカす。テンカオ、左フックと攻勢に出るパジョンスックに及川が右ハイキック!

 

 パジョンスックはビクともせずにパンチを打ち返し、及川はタックルで持ち上げる。パンチからヒザのパジョンスックは、焦りからか右ヒジを出してしまいイエローカードをもらう。

 ラスト30秒、パジョンスックはパンチでラッシュを仕掛けるが、及川は離れ際に右ハイキック。パジョンスックのパンチにパンチで打ち合い、タックルで持ち上げるとゴング後に後方への投げを見舞った。2Rのシュートポイントが大きく響き、判定は3−0で及川! 最強の侵略者の進撃を最後の砦がストップした。

 しかし、及川は内容に満足いかなかったのか、写真撮影で手を挙げることなく、「どうもすいませんでした」と観客席に頭を下げた。


▼第8試合 エキスパートクラス特別ルール 70kg契約 3分3R無制限延長R
○イ・スファン(韓国/韓国ジュニアウェルター&ミドル級二冠王者)
KO 1R2分5秒 ※3ノックダウン
●金井健治(ライトニング/前SB日本スーパーウェルター級王者)

 11月大会で勝利を収めて4連敗から脱出した金井と、『K-1 WORLD MAX世界一決定トーナメント』に韓国代表として出場したイ・スファンが対戦。金井172cmに対して、イは183cmの長身を誇る。

  1R、サウスポーのイは左ミドルから左ヒザ蹴り、長いリーチから繰り出すジャブで金井を止める。首投げを狙った金井だが投げられず、左へ回り込みながらのワンツーと右インロー。

 しかし、入り込むところに左フックのカウンターをもらって金井がダウン! イは左ミドル、左ストレート。右フックから槍で突き刺すような左ストレートで2度目のダウンを追加。長い手足を自由自在に使うイは左ハイ、左ヒザ、そして金井が前へ出てくるところへ右フックをトンピシャのタイミングで叩き込み、金井を前のめりに倒した。

「明日の試合を見てもらえれば分かりますが、私がS-cupに必要になる試合をします」という試合前の宣言通り、圧倒的な勝ち方で金井を破ったイはリング上でポーズをとり、場内の笑いを誘った。


▼第7試合 レディースクラスルール 48kg契約 2分3R延長2R
○渡辺久江(池袋BLUE DOG/初代DEEP女子ライト級王者)
TKO 3R1分25秒 ※レフェリーストップ
●井川 恵(宮原道場/西日本グローブ空手女子軽量級王者)

 約2年4カ月ぶりに復帰戦を行う渡辺は、当初『Girls S-cup2009』覇者RENA(及川道場)との対戦が決定していたが、RENAが練習中に左手人差し指の付け根を亀裂骨折して欠場となったため、西日本グローブ空手女子王者・井川との対戦となった。渡辺は復帰するにあたり「復帰後は全試合KO勝ち」という目標をぶち上げている。

  1R、渡辺のローに井川は長いリーチからのワンツー。渡辺は蹴りを出すが空振りが多く、右ローがヒットする程度。まだ距離感をつかめてないのか。組むと腕関節を狙おうとした渡辺だが、これは極まらず。井川はワンツーをしきりにローへ合わせて来る。

 2R、渡辺が右ローから右ハイキック、井川が組んでくると首投げを見舞う。右ハイキックから右フックをヒットさせた渡辺は一気に連打。コーナーへ追い込んだがブレイクになる。パンチで前へ出る渡辺に井川がヒザ蹴り、前蹴り。下がる井川に左フックから連打、左ハイキックから連打と渡辺が攻勢に出た。

 3R、渡辺が右ローを連打、来いと手招きしてジャブとロー、ハイキック。井川は下がりながらもワンツーを放つ。ラスト1分のコールがかかると同時に、渡辺は一気に間合いを詰めて左右のフックを連打! 右フックでダウンを奪う。再開後、右ストレートからの左フックで井川が腰を落とし、レフェリーが試合をストップ。

 渡辺は涙を流して勝利を喜び、マイクを持つと「なんか、RENA選手が超煽るんで超ぶっ飛ばしたくて、リング上がりました。6月に復帰とか言ってたんですけど、今日は失神させられなかったのが悔しくて。RENA選手は綺麗で真面目なんで、ちゃらけてる私をムカついているみたいなんで、RENA選手と試合をする時は今日ここにいる全員連れて見に来て下さい。いろんな人が私の復帰に背中を押してくれて、ようやくリングに戻る勇気が出て今回SBに出ました。シーザーさんも若い人よりも三十路の女がいいって言ってるんで、あと1年頑張らせてください」と、涙ながらのマイクアピールでRENAとの対戦をアピールした。


▼第6試合 エキスパートクラス特別ルール 60kg契約 3分3R無制限延長R
○鈴木博昭(ストライキングジムAres/SB日本スーパーフェザー級1位)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−28
●歌川暁文(U.W.Fスネークピットジャパン/SB同級2位)

 昨年4月以来の再戦、前回は鈴木が判定で勝利を得ている。及川とのタイトルマッチでは敗れたが、ノンタイトル戦(体重ハンディあり)では及川をKOし、石川剛司もKOしている鈴木は“SBの怪物くん”を襲名した。対する歌川は試合内容に定評はあるものの、黒星が増えてきておりここで踏みとどまりたいところ。

 1R、サウスポー同士の両者、歌川は左ミドルを序盤から当てて行き、鈴木はフックを繰り出していく。組み付くと両者は回転しながらお互いに投げを狙う。歌川は左ミドル、左ロー、右ミドル。鈴木が入ってくるところへ蹴りを合わせていくが、鈴木も入り込んで連打で歌川の顔面を捉える。歌川は組み付くと崩しで何度も鈴木をマットへ叩き付けた。

 2R、左ミドルを放った歌川に鈴木が連打、入り際を狙って組み付くとヒザ。ハイキックからワンツーを突き刺す鈴木は、歌川が打ち合ってくると左右の強打を叩きつける。歌川は組んでのヒザ蹴り。しかし、このヒザがローブローになり試合は一時中断。再開後、鈴木は顔面前蹴り、歌川は鼻血を出す。足を止めて右フックで打ち合う歌川に鈴木は左右のストレートから左アッパー。首投げを狙おうとした鈴木のバックを奪った歌川が、ジャーマンに行こうとしたが持ち上がらなかった。

 3R、歌川のパンチで鈴木も鼻血を出し、両者とも流血。歌川は前に出て右フック、右アッパー、組んでヒザから押し倒す。鈴木は右ハイキックから左ストレート! そこから左右のストレートとフックで押し込んで行く。投げを狙う鈴木だが、歌川に防がれて逆にジャーマンを狙われる。

 鈴木は蹴りからパンチ、歌川はボディへパンチを集中させ、蹴り足を掴んでコカす。が、鈴木もパンチを振るって打ち合いに行き、蹴り足を取らせての連打、離れ際に左ストレート! 歌川は鈴木の首に腕を巻き、そのまま後ろに倒れてDDT! そこでゴングとなった。歌川はまたも激闘を演じたが勝ち星に結びつかず、鈴木が返り討ちにした。


▼第5試合 スーパーバンタム級(55kg)王座挑戦者決定トーナメント1回戦 エキスパートクラス特別ルール 60kg契約 3分3R無制限延長R
○日下部竜也(大石道場/K-1甲子園2008第3位)
延長R判定3−0 ※三者とも10−9
●藤本昌大(龍生塾/SB日本スーパーバンタム級3位)
※本戦は29−28(日下部)、29−29、29−29
※日下部が準決勝へ進出。

 55Kgトーナメントのトリを務めるのは、1月の大阪大会でムエタイ戦士をKOして若手戦線のトップに躍り出た藤本と、『K-1甲子園』の常連である日下部の対戦。日下部はプロデビュー戦以来となるSB参戦だ。

 1R、ジャブを出しながら前に出る藤本に対し、日下部は試合前の宣言通りにステップを使って左へ回り込む。力強いパンチを上下に放っていく日下部。パンチで日下部の両手を叩くようにして右ローへつなぐ藤本に、日下部は右の鋭いロングフックを叩き込んでのローキック。

 2R、蹴り込みの深い左ローを蹴る日下部だが、それがローブローになり注意を受ける。右ストレートが交差した直後、藤本が日下部の首を取ってフロントチョーク! これは必死に耐えてブレイクまで持ち込んだ日下部だが、キャッチポイントが入る。

 日下部はパンチと右ミドル、藤本が近付いてくるとヒザ。今度は藤本のローがローブローになってしまい、試合は一時中断。再開後、ワンツーからアッパー、藤本が組もうとするとヒザを突き刺す日下部。さらにバックキック、飛びヒザ蹴りと大技を見せ、強烈な左ボディを叩き込む! さらに左ミドル、左ボディ、ヒザ蹴りで追い込む日下部。

 3R、日下部が左ボディからヒザ、藤本は必死に組んでいくが日下部のヒザをもらう。その後もテンカオ、左ボディをもらい続ける藤本。日下部はパンチを叩き込み、藤本が組んでくるとヒザ。右ストレートの三連発で仰け反る藤本。ボディを効かされて明らかなダメージを感じさせる。

 それでも前へ出てローを蹴る藤本だが、日下部の後ろ蹴り、パンチをガードさせられての左ボディ、下を向いたところに顔面ヒザ蹴りと劣勢。日下部は顔面前蹴り2連発! アームロックと首投げにいった藤本だが決まらず。最後まで日下部がパワフルな攻撃で押しまくったが、2Rのキャッチポイントがあり、判定はドロー。

 延長戦に突入すると、強烈な前蹴り、パンチをボディに叩き込み、顔面前蹴りを決める日下部。藤本は渾身の力で首投げに行くが、これは失敗。日下部は左ハイキック、さらにはお株を奪うような首投げをやろうとする。日下部の強い右ストレート、左ボディ、左フック。

 日下部は三日月蹴りまで使って藤本のレバーを狙い打ち、左ボディで加温を発し、ラスト20秒は足を止めて打ち合う! その最中には飛びヒザ蹴りも繰り出す! 場内大盛り上がりの中、日下部が勝ち名乗りを受けた。

 試合後、その場で決勝トーナメントの組み合わせ抽選会が行われ、伏見VS元貴、日下部VS尹戸という準決勝戦が決定した。


▼第4試合 スーパーバンタム級(55kg)王座挑戦者決定トーナメント1回戦 エキスパートクラス特別ルール 60kg契約 3分3R無制限延長R
○尹戸雅教(立志會館/SB日本スーパーバンタム級6位)
判定3−0 ※三者とも30−28
●高嶋龍弘(シーザー力道場/SB日本フェザー級3位)
※高嶋が計量をクリア出来なかったため8オンスのグローブハンデ、減点2からのスタート、勝っても準決勝には進めない処置が下された。
※尹戸が準決勝へ進出。

 体重オーバーによるグローブハンデ・減点2。さらに勝っても準決勝には進めないという処置が下された高嶋は頭を丸めてリングに上がる。

 1R、尹戸はガードを高く上げて高嶋に組み付いてフロントチョークを果敢に仕掛ける。高嶋はそれを凌いで尹戸のボディと顔面に打ち分けていくが、尹戸は距離を潰していく。2Rも左フックから組み付いて、投げや関節技の攻防を狙う尹戸とそれをディフェンスして組み際に打撃を当てる高嶋という展開が続く。

 3Rに入ってもペースは変わらず、終盤に高嶋が右フックからパンチの連打。しかしクリーンヒットはないまま試合が終了。減点2のポイントがそのまま反映される形となり、尹戸が勝利した。


▼第3試合 スーパーバンタム級(55kg)王座挑戦者決定トーナメント1回戦 エキスパートクラス特別ルール 60kg契約 3分3R無制限延長R
○伏見和之(シーザー力道場/SB日本スーパーバンタム級4位)
判定3−0 ※30−28、30−27、30−28
●メリー酒井(志村道場/HEAT 〜New age cup〜60kgトーナメント王者)
※伏見が準決勝へ進出。

 ここまで12戦7勝5敗、SBスーパーバンタム級では4位にランキングされている伏見。対する酒井は金網格闘技イベント『HEAT』で活躍するキックボクサーで、ボクシングのA級ライセンスを持つというハードパンチャー。

 1Rからパワフルなパンチで前に出て行く酒井。伏見はガードを高く上げて左右のローを蹴っていく。そして伏見が酒井の前蹴りをすくうようにして右ストレート! これで伏見が先制のダウンを奪う。再開後、ダメージを感じさせない酒井はパンチで前に出ていくが、伏見の左フックのカウンターを狙う。

 2R、酒井はパンチとローを主体に前進。伏見はそこに左ミドル、前蹴り、ヒザ蹴りを当てる。3Rに入ってもタフな酒井は前に出続けるが、伏見は的確にヒザ蹴りや左ミドルを当てて、それを迎え撃つ。1Rにダウンを奪った伏見が酒井を下した。


▼第2試合 スーパーバンタム級(55kg)王座挑戦者決定トーナメント1回戦 エキスパートクラス特別ルール 60kg契約 3分3R無制限延長R
○元貴(立志会館/SB日本フェザー級4位)
判定3−0 ※30−28、30−29、30−28
●村田大輔(ストライキングジムAres/SB日本スーパーバンタム級5位)
※元貴が準決勝へ進出。

 戦績こそ3勝4敗と負け越しているものの、高いポテンシャルを秘めていると評価されている元貴。対する村田はトーナメントに参戦している藤本と尹戸を下している実績を持つ。

 1R、細かいパンチと右ローのコンビネーションで前に出て行く元貴。村田はガードを高く上げて、左の前蹴りや右ローを返す。2Rも元気が細かいパンチで前に出て左フックから右ストレート、村田のガードの間にアッパーやフックをねじ込む。村田もしっかりと左ミドルや左のヒザ蹴りを返すが、元貴のパンチで顔がやや腫れる。

 3R、ここまでのラウンド以上に圧力をかける元貴はパンチから右ロー。攻撃を散らして、村田を攻め込む。そして残り30秒を切ったところで、右のパンチを基点に声を出しながらの連打! 気迫のこもった攻めを見せて村田を下した。


▼第1試合 エキスパートクラス特別ルール 60kg契約 3分3R無制限延長R
○菅原悠次(シーザー力道場)
判定3−0 ※29−27、30−25、29−25
●池上孝二(及川道場)

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