Krush実行委員会
「Krush.6」 2010年4月29日(木・祝)東京・後楽園ホール 開場17:00 本戦開始18:00
▼メインイベント(第10試合)70kgFIGHT K-1ルール 3分3R延長1R
○山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX 2009世界3位) KO 3R1分59秒 ※左ヒザ蹴り ●スコット・シャファー(アメリカ/チーム
モーリス・スミス/Hybrid Fighter) 3・27K-1MAX日本トーナメント出場から約1カ月という短いインターバルで今大会への参戦を決めた山本。メインイベントでモーリス・スミスの愛弟子であるシャファーと対戦した。
K-1MAX世界トーナメントへ推薦枠での出場を狙う山本としては、この試合をしっかりクリアして自分の存在をアピールしておきたいところだ。
1R、山本は鋭い左ミドルを蹴って前に出て行く。シャファーはそれをブロックして左ボディから左フック。欧米人らしいパワフルなパンチで山本にパンチを打ち込む。
山本はそれをしっかりとブロックして左ミドル、そしてシャファーの前足にインローとアウトロー。シャファーの右フックをブロックして左フックを返すなど、いいリズムで試合を組み立ていく。しかしラウンド終了間際、シャファーの右フックが山本の即頭部にヒット! このまま山本が崩れるように倒れて、試合を有利に進めていた山本がダウンを喫してしまう。すぐに立ち上がった山本だったが、そこにシャファーがパンチのラッシュ! 再びシャファーの右フックが山本の顔面を打ち抜き、バランスを崩す山本! しかしここはラウンド終了のゴングが鳴り、山本はゴングに救われる形となった。 2R、ガードを上げて右ロー、左ミドルを蹴っていく山本。シャファーは1Rと同様にこれを受けて左フック、さらに強烈なローを返していく。
しかし山本は蹴りの圧力をかけて前に出て、シャファーがコーナーを背負ったところで右ハイキック! これがシャファーの顔面を捉えて、山本がダウンを奪い返す。 立ち上がったシャファーに山本はパンチのラッシュ! ガードを固めるシャファーに左フック、左アッパー、右フック! さらに山本は左ミドルを効かせると、シャファーのボディに左のヒザ蹴りを突き刺す。 タフなシャファーは山本の猛攻を耐えると、逆に山本のパンチを受けながらも強烈な右フック。さらにシャファーは右アッパーから左フックを返して、逆に山本にパンチを打ち込んでいく。これでマウスピースが吹っ飛ぶ山本! しかし山本も下がらずにシャファーと打ち合う! スリリングな展開のまま、試合は最終ラウンドへ。ここで先に仕掛けたのは山本!「バシーン!」という乾いた音が響くような切れ味のある左ミドルを蹴って、右ストレートから左フック、さらに左アッパー! 下がるシャファーのガードの間にパンチをねじ込んでいく。 必死に耐え続けていたシャファーだったが、山本の怒涛の攻撃で思わず後退する。するとここで山本が右ストレート! これでシャファーがダウン! 一気に会場が大盛り上がりとなる!
そして再開後、山本はすぐに右ハイキック、そして左のヒザ蹴り! これでシャファーが大の字にマットに倒れ、レフェリーが試合をストップ! 山本が約1年半ぶりとなる後楽園ホールのリングで、会場を熱くさせるKO勝利を見せた。 試合後、マイクを握った山本は「自分は宮田(充グッドルーザー代表)さんのおかげでここまで来れて、応援してくれている人のおかげでここまで来れました。ありがとうございます」と主催者、ファンに感謝の言葉。 そして「自分は昨年K-1MAXの世界トーナメントに出させてもらって、そこに出るしか価値はないと思っています。
谷川さん!僕を推薦枠で出してください! よろしくお願いします!」とリングサイドで試合を観戦していた谷川貞治K-1イベントプロデューサーにメッセージ。K-1MAX世界トーナメントへの出場に向けて存在感を示した。
▼セミファイナル(第9試合)63kg契約 K-1ルール 3分3R延長1R
○梶原龍児(チームドラゴン/WFCA世界ライト級王者) 判定3−0 ※30−28、30−28、29−28 ●遠藤大翼(和術慧舟會駿河道場)
3日後にK-1
63kgの日本トーナメントがスタートする中で「去年から盛り上がっているKrushを疎かにするのは、俺の生き方じゃない」と“Krush愛”で今大会への出場を決めた梶原。総合格闘家でありながらKrushのリングで活躍する遠藤と対戦した。 1R、梶原はしっかり距離を取りながら、遠藤の前足にロー。これで遠藤の出足を止めつつ、遠藤がパンチで前に出てきたところに、に左フックや右ストレートをコンパクトにまとめる。遠藤も梶原の蹴りを受けてすぐに右スレートで前に出て行くがクリーンヒットはない。 2R、ここも足を使ってローを蹴っていく梶原に対して、遠藤もロー、ミドル、ハイキックと蹴りで応戦。そこから右フックを強振して前に出てく。しかし梶原はジャブでしっかりと距離を作り、遠藤のガードの間の打ち抜くような右ストレート! これで梶原がダウンを奪う。 3R、ジャブとローでしっかり自分の攻撃を組み立てていく梶原。しかし遠藤もガムシャラに右ストレートや左フックで突進! バッティング気味に頭がぶつかる場面があるものの、梶原をコーナーやロープにまで押し込んでいく。これに対し梶原も上手くジャブ、そして足を使って遠藤をコントロール。梶原が判定3−0で遠藤を下した。
▼第8試合 62kg契約 K-1ルール 3分3R延長1R
○野杁正明(OISHI GYM/K-1甲子園2009優勝) KO 2R1分29秒 ※飛びヒザ蹴り ●ソルデティグレ・ヨースケ(U.W.F.スネークピットジャパン/元全日本フェザー級7位) 昨年のK-1甲子園で優勝を果たした野杁がKrushに初参戦! 全日本キック・Krushで活躍したヨースケと対戦した。 1R、ヨースケは野杁と頭をつけるような位置まで接近。そこからアッパーやフック、そして右ローを蹴っていく。野杁は前蹴りでヨースケを突き放し、ヨースケが突っ込んでくるところにヒザ蹴り、そして左ロー、左ハイキックを蹴る。 2R、ここもヨースケが1Rと同じように距離を潰していくが、野杁のヒザ蹴りがヨースケの顔面にヒット! これでヨースケの動きが止まり、野杁は下がるヨースケに飛びヒザ蹴り! そのままヨースケはばったりとマットに倒れて、野杁が見事なKO勝利を収めた。
▼第7試合 ヘビー級 K-1ルール 3分3R延長1R
○堀 啓(小比類巻道場/K-1 JAPAN GP2003・2004・2005 3位) KO 2R1分9秒 ※3ノックダウン ●長谷川康也(アクティブJ/元J-NETWORKヘビー級王者) 小比類巻道場の所属として、Krushに参戦する堀。サウスポーの堀は1R序盤から左ミドルで試合を組みたて、右フックから左ストレート。左ハイキックや左のヒザ蹴りで長谷川を攻め込む。 そしてラウンド終盤、ホリが左ハイキックからの右フックでダウンを奪う。2Rに入る堀はジャブ、右フックで立て続けにダウンを奪い、最後はロープに長谷川を釘付けにしてパンチの連打。3ノックダウンでKO勝利を収めた。
▼第6試合 70kgFIGHT K-1ルール 3分3R延長1R
○山田英登(OISHI GYM) 判定3−0 ※29−28、30−28、29−28 ●小松隆也(建武館) ▼第5試合 63kg契約 K-1ルール 3分3R
○寺崎直樹(青春塾) KO 1R1分42秒 ●倉持 厳(超越塾) ▼第4試合 70kgFIGHT K-1ルール 3分3R
○小西拓槙(M-BLOW) KO 3R2分54秒 ●能登 崇(和術慧舟會釧路支部 忠和會) ▼第3試合 60kgFIGHT K-1ルール 3分3R
○松野祐貴(NPO JEFA) 判定2−0 ※30−29、30−29、29−29 ●一馬(小比類巻道場) ▼第2試合 55kgFIGHT K-1ルール 3分3R
○匠(チームドラゴン) 判定3−0 ※3者とも30−28 ●榊 克樹(韓道場) ▼第1試合 55kgFIGHT K-1ルール 3分3R
△伊澤波人(チームドラゴン) 判定1−0 ※29−29、30−29、29−29 △大前力也(KSS健生館) ▼オープニングファイト3 60kgFIGHT K-1ルール 3分3R
○佐々木涼助(チームドラゴン) 判定3−0 ※30−25、30−26、30−26 ●中野祐基(錬正館) ▼オープニングファイト2 60kgFIGHT K-1ルール 3分3R
○渡辺 武(青春塾) 判定3−0 ※30−29、30−28、30−28 ●松重貴幸(U.W.F.スネークピットジャパン) ▼オープニングファイト1 Krush女子アマチュア特別マッチ 48kg契約 2分2R延長1R
○日下部奈々(OISHI GYM) 判定3−0 ※3者とも20−17 ●小川楓花(ドージョー☆シャカリキ) |