↑名城(左)が左ハイキックで鮮やかなKO勝ち
Krush実行委員会
「Krush.7」
2010年5月27日(木)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始18:30
※本戦開始前にオープニングファイト
▼メインイベント(第8試合)70kgFight K-1ルール 3分3R延長1R
○名城裕司(K NETWORK国士会館)
KO 1R1分57秒 ※左ハイキック
●山内裕太郎(P.O.D./team pitbull/元全日本スーパーウェルター級王者)
昨年12月以来のKrushのリングとなった山内。今年2月にはチェコで過去にKO負けしている宿敵ドラゴと対戦、判定で敗れはしたものの、一進一退の攻防を繰り広げ、成長の跡を見せた。
一方の名城は今年のK-1MAX日本代表決定トーナメントで長島☆自演乙☆雄一郎にKO負けしており、浮上のキッカケを掴むべくKrushのリングに上がる。この日本人対決を制して、70kg戦線に踏みとどまるのはどっちだ!?
1R、右ミドルから右ストレートで前に出る山内。サウスポーの名城は左ストレート、左ミドルでそれを迎え撃つ。インローを蹴る名城は山内のジャブに右フック。
山内は距離が詰まると首相撲からヒザ蹴り、右ストレートから左フック、インローを返す。圧力をかけて前に出る山内に対して、名城は左ストレートから右フック!
山内もそれをブロックして右アッパー、右ストレートを返す。ここから山内はパンチで前に出ていくが、ここで名城が左ハイキックを一閃! これが山内の側頭部を捕らえて、山内がダウン!
必死に立ち上がった山内だったが、足元がおぼつかずにそのままマットに崩れ落ち、レフェリーが試合をストップ! 名城が鮮やかな蹴り技で山内をマットに沈めた。
試合後は元ボクシングWBA世界スーパーフライ級王者の兄・信男とリング上で記念写真。マイクアピールでは「今日は応援ありがとうございました。前回は不甲斐ない負け方をしたのに、このようなチャンスをもらえるとは思いませんでした。皆さんに期待に応えようと一生懸命、練習してきました。長島選手に絶対にリベンジしたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」と、長島へのリベンジを誓った。
↑K-1MAXで活躍した兄・優太に続けとばかりにKENJI(右)が初回KO勝ち
▼セミファイナル(第7試合)55kgFIGHT K-1ルール 3分3R延長1R
○KENJI(アンリミテッド/元WPMO世界フライ級王者)
KO 1R2分34秒 ※右ストレート
●杉山明隆(GET OVER)
3月のKrush後楽園大会では3冠王・寺戸伸近にKO負けを喫し、トップレベルの実力を見せ付けられたKENJI。今回は再起をかけ、元全日本バンタム級王者・中島稔倫の愛弟子である杉山と激突した。
1R、杉山の右ローにジャブ、右ストレートを返すKENJI。杉山はパンチで前に出てくるKENJIに右ローを返し、逆に鋭い右ストレートを合わせる。
KENJIはガードを高く上げて左右のハイキックを返し、左フックから右ローのコンビネーションで攻める。KENJIと同じように右ローを蹴る杉山だが、KENJIもジャブ・左フックから右ローにつなげて前に出ていく。
そして杉山がコーナーを背負ったところでKENJIが右ストレート、左フック! これが杉山の顔面を捉え、KENJIが右ローを蹴ったタイミングで杉山がダウン! 何とかコーナーを使って立ち上がった杉山だったが、レフェリーが試合をストップ。KENJIが寺戸戦の敗戦を払拭するようなKO勝利を見せた。
↑宙高く舞い上がり、飛びヒザ蹴りを放つザノリニ
▼第6試合 70kgFight K-1ルール 3分3R延長1R
○ダニロ・ザノリニ(志村道場/ブラジリアン・タイ)
KO 3R56秒 ※右ストレート
●堤 大輔(チームドラゴン)
1R、サウスポーの堤は左ミドルとインロー。ザノリニは右ストレートから距離を詰めて左フック、アウトローを蹴る。右ストレートで前進するザノリニを前蹴りと左ミドルで迎え撃つ堤。距離を取りながら右フック、左ミドル、前蹴りを当てる。それでも前に出続けるザノリニはパンチだけでなく顔面前蹴りやバックブローを繰り出す。堤は左ミドルと右のテンカオでザノリニのボディを攻める。
2R、ザノリニがカカト落としを見せると堤もカカト落とし。堤がインロー、ジャブから左ミドルをバシバシと当てる。ザノリニは堤の右フックにカウンターの右フック。しかし堤は距離が詰まるとザノリニのボディに右のヒザ蹴り! これがグサリと突き刺さり、ザノリニが後退する。
パンチとヒザ蹴りで攻め込む堤。右フックからボディへの左フックとザノリニのボディを攻め続ける。しかしザノリニも堤の右のヒザ蹴りに右のスイングフック! パワフルなパンチから前に出てヒザ蹴りにつなげる。しかし堤は距離を取ってパンチとインロー、ヒザ蹴り。堤が優勢に試合を進める。
しかし3R、ザノリニがいきなりパンチでラッシュ! そしてザノリニの右フックが堤の側頭部にヒット! これでザノリニがダウンを奪う。再開後、ザノリニは右ストレートから突進! ガードを固める堤だったが、ザノリニの右ストレートで2度目のダウンを喫してしまう。
これで後がなくなった堤にザノリニはいきなりジャンプキック、そこから距離を詰めて最後は右ストレートで3度目のダウンを奪った。
↑左ミドルキック有効的に使う渡辺(左)
▼第5試合 70kgFight K-1ルール 3分3R延長1R
○渡辺雅和(チームドラゴン)
判定2−0 ※30−30、30−29、30−28
●白虎(WK/チームC3BLAIZ)
1R、強打をふるってパンチで前に出ていく白虎。渡辺はしっかりとガードして右ローを返す。白虎は渡辺のガードをこじ開けようとアッパー、フック、ストレートと左右のパンチを次々と打ち込んでいくが、渡辺のガードは固い。渡辺は右ローを基点に右ミドル、さらに右のテンカオを見せる。
2R、右ローから左フック、テンカオと手数を増やす渡辺。タフな白虎は渡辺の攻撃をもらっても、右ストレートから渡辺を押し返すが、渡辺のローで白虎の体が流れる。さらに渡辺が前蹴りで白虎を突き放し、パンチの間合いになればテンカオ。激しく打ち合うが、渡辺が白虎をコーナーにつめて右ストレートから左フックを当てる。
3R、渡辺が右ローと前蹴り、右フックをかぶせる。渡辺は左ボディから左フック、右ストレートで前に出る。渡辺は左ミドルと左のヒザ蹴り、さらに右ロー! 渡辺のミドルとヒザ蹴りで白虎の体が折れ曲がる。それでも前に出続ける白虎。互いに足を止めてバチバチとパンチで打ち合う。
しかし渡辺が終盤、ヒザ蹴りを効かせて前進! 3分3Rフルに打ち合った試合は効果的にヒザ蹴りとローを当てた渡辺がものにした。
▼第4試合 63kg契約 K-1ルール 3分3R延長1R
○黒田アキヒロ(フォルティス渋谷/J-NETWORKライト級王者)
判定3−0 ※29−28、30−28、30−28
●白濱卓哉(建武館)
▼第3試合 70kgFight K-1ルール 3分3R延長1R
○MIKOTO(アイアンアックス)
不戦勝
●阿佐美ザウルス(P.O.D.)
※阿佐美が急病で欠場のため。
▼第2試合 70kgFight K-1ルール 3分3R延長1R
○YOSHI(M&Jキックボクシング)
判定3−0 ※三者とも30−29
●JUN Da 雷音(E.S.G.)
▼第1試合 70kgFIGHT K-1ルール 3分3R延長1R
○松倉信太郎(バンゲリングベイ・スピリット/K-1甲子園2009 70kg優勝)
KO 3R1分9秒 ※右ストレート
●内山政人(小比類巻道場)
▼オープニングファイト第3試合 64kg契約 K-1ルール 3分3R
○山崎秀晃(チームドラゴン)
KO 1R1分29秒 ※右ヒザ蹴り
●高橋 功(WK/DURO)
▼オープニングファイト第2試合 60kgFIGHT K-1ルール 3分3R
○中島 剛(青春塾)
判定3−0 ※三者とも30−29
●佐々木功助(チームドラゴン)
▼オープニングファイト第1試合 63kg契約 K-1ルール 3分3R
○前田 修(GET OVER)
KO 3R1分12秒 ※右ストレート
●林 将多(チームドラゴン)
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