Krush実行委員会
「Krush-EX〜Next Generation Fight 2010 vol.2」
2010年6月12日(土)東京・新宿FACE
開場17:30 開始18:30
▼メインイベント(第7試合)62.5kg契約 K-1ルール 3分3R延長1R
○野杁正明(OISHI GYM/K-1甲子園2009王者)
KO 3R2分37秒 ※左ボディストレート
●白神喜弘(BLUE DOG GYM/2009全日本新空手K-2軽量級準優勝)
K-1甲子園2009王者・野杁がメインイベントに初出場。まだ17歳とは思えない冷静さと高度なテクニックで、前回は元全日本キックランカーのソルデティグレ・ヨースケを下し、文字通りの“怪物”ぶりを発揮している。今回対戦する白神とは昨年の全日本新空手K-2軽量級の決勝で対戦しており、この時は野杁が一本勝ちを収めているが、白神は「絶対にリベンジしたい」と意気込む。
1R、上から被せるように伸びてくる右ストレートを多用する野杁。白神はパンチでガンガンと前へ出てくるが、野杁は完璧なガードでそれをブロック。片手を前に伸ばすムエタイガード、パーリング、ボディワークを活かしてパンチをかわしていく。連打をもらって下がっても、すぐに前へ押し戻す。
2R、左ローを的確に白神の打ち終わりに入れていく野杁。白神のパンチを変わらずブロックしていくが、パンチで勝負を懸けると逆にもらう場面も。白神はとにかくパンチ勝負で前へ出て、野杁にパンチを叩きつけていく。サウスポーにスイッチした野杁はフック系のパンチで前へ来る白神の奥足へ左ローを狙い撃ちだ。
3R、サウスポーに構えた野杁は白神の前蹴りに左ストレートを突き刺し、仰け反らせる。それでも白神は前へ前へと出て、野杁は左ハイキックから右前蹴り、白神のバックブローをブロックしての左テンカオと攻撃を散らす上手さを見せる。
右のジャブから2Rにダメージを与えた奥足への重い左ローを狙い撃ちし、連発しておいていきなり左ハイキック! すぐに飛びヒザ蹴り! さらには後ろ蹴りからパンチでラッシュを仕掛け、再びの飛びヒザ蹴りから左ボディで白神をマットに深々と沈めた。
プロ3戦目で堂々としたメインイベンターの仕事を務めた野杁は、「KOは良かったけれど、もっと早くKO出来たら合格点だったかなと思います。次はもっと早い段階でKO出来るように頑張ります」とマイクで挨拶。試合後のインタビューでは「やはり白神さんは先にプロでやっていて場慣れしていた。今年のK-1甲子園に出るからには優勝したい。今年こそ、同門で決勝戦がやりたいですね。1カ月半〜2カ月間隔で試合をしていきたいです」と、『K-1甲子園』二連覇の夢を語った。
▼セミファイナル(第6試合)63kg契約 K-1ルール 3分3R延長1R
○卜部弘嵩(チームドラゴン)
判定3−0 ※3者とも30−25
●生井宏樹(フォルティス渋谷/J-NETWORKライト級2位)
5月2日にJCBホールで開催された『K-1 WORLD MAX』ライト級トーナメント開幕戦で、谷山俊樹に判定2-1のスプリットで敗れた卜部。「5月にK-1に出てポカをして納得がいかなかったので、会長に話をして試合を組んでもらいました」と自ら志願して早くも復帰戦に臨む。
1R、卜部のいきなり火を噴いた左ハイキックを皮切りに、蹴り合いが展開される。卜部はローとミドル、生井はロー。
卜部はパンチ連打に切り替えると生井をロープ際へ追い込み、得意の右ストレートを打ち抜いて早くもダウンを奪う。さらに相手をコーナーへ詰めての打ち合いで狙い済ました右ストレートでダウンを追加。
初回KO勝ちの期待が高まったが、生井の右ストレートがアゴに入ると卜部の動きがガクンと落ちる。前へ出るものの手数が出ない。生井はそのチャンスに左奥足ローを入れていく。
2R、生井は身長差を活かして卜部の右奥足への左ローを多用し、卜部がガクッと膝を折る場面も。 明らかに効いている様子で、逆転の可能性が出てきた。すると卜部はボディを打ち始め、左ミドルも多様。今度は生井がボディを嫌がり始める。
3R、卜部は右のパンチをおとりにして左でボディを叩きまくる。嫌がって下がる生井。卜部は何度も右のパンチを叩きつけてはブロックさせて、左のボディをクリーンヒットさせていく。左手を伸ばして相手の視界を遮っての右ストレートまで繰り出す。
レバーブロー、左ミドルでボディを攻める卜部はいきなりの左ハイキック! これがクリーンヒットし、畳み掛ける卜部。左ボディから左ミドルで生井を防戦一方にさせ、そして右ストレートでこの試合3度目のダウンを奪う! 立ち上がった生井に速攻で襲い掛かった卜部だが、すぐに試合終了のゴング。卜部が大差の判定勝ちで復帰戦を飾った。
▼第5試合 55kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
○瀧谷渉太(桜塾/2007全日本新空手K-2軽量級王者)
KO 2R23秒 ※左ストレート
●TARO(月心会)
瀧谷は今年3戦目、前回3月大会では日下部竜也に判定2-0で惜敗しており「最近は距離が詰まると組んでしまったり、昔のようにガンガンいけない部分がありました。
今回は初心に帰るではないですけれど、昔のようにガンガン手を出すつもりでやります」と試合前に語っていた。対するは4勝(1KO)1分と無敗のホープだ。
1R、サウスポーの瀧谷は右へ回りつつ、右手を小刻みに前へ出して相手に触れながら左ミドル、左ストレート。連打を仕掛けてくる瀧谷にTAROは右アッパーを突き上げ、組み付くと右ヒザ。瀧谷は試合前の宣言通り、前へ出ての連打を繰り返す。
2R、やはり前に出る瀧谷が左ストレート、TAROが下がったところで腕を引くと再度左ストレートを突き刺し、モロに喰らったTAROはダウン! かなりの衝撃を伴って倒れたため、TAROはピクリとも動かず、レフェリーが即座に試合をストップ。瀧谷が戦慄のKO勝ちで前回の敗戦を払拭した。
▼第4試合 72kg契約 K-1ルール 3分3R
○岡田憲幸(チームドラゴン)
判定3−0 ※29−27、29−28、29−27
●池田賢司(小比類巻道場)
▼第3試合 60kg Fight K-1ルール 3分3R
○上杉隼土(超越塾)
判定3−0 ※29−28、29−28、30−28
●大滝裕太(ネクサスジム)
▼第2試合 60kg Fight K-1ルール 3分3R
○一馬(小比類巻道場)
判定3−0 ※3者とも30−28
●鶴谷 剛(OGUNI-GYM)
▼第1試合 63kg契約 K-1ルール 3分3R
△菊崎義史(P.O.D.)
判定0−0 ※3者とも30−30
△山口正道(島田ジム)
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