Krush実行委員会 「Krush.8」 2010年7月9日(金)東京・後楽園ホール 開場17:00 本戦開始18:00
▼メインイベント(第10試合)70kg
Fight K-1ルール 3分3R延長1R ○名城裕司(K-NETWORK国士会館) 判定3−0 ※3者とも29−28 ●健太(E.S.G/NJKFスーパー・ウェルター級王者) 前回大会で山内裕太郎から左ハイキックでKO勝利を収めている名城が、2大会連続でのメインイベントに登場。
対するはK-1出場を目標に掲げ、NJKFでスーパー・ウェルター級王者になったばかりの健太。日本人70kg戦線の生き残りをかけたサバイバルマッチとなった。 1R、サウスポーの名城に対して健太が右ストレートと奥足へのローキックで前に出て行く。名城は下がりならも左ストレートを返し、右フックを当てる。そして名城が左ミドルを蹴った後にそのままバックキック! これが健太の顔面を捉える。
さらに名城は健太のローに左ストレートを合わせ、サイドキックや三日月蹴り。パンチと多彩な蹴り技で健太を攻め込む。しかし健太も名城の攻撃をしっかりとブロックし、右のテンカオと奥足へのローキックを確実に当てていく。 2R、健太が右ストレート、右のテンカオ、奥足へのローキックを当てて、圧力をかけていく。名城も下がりながら左ストレートを狙うが、健太は名城の体力を削るようにローキックを中心に攻撃を続ける。
そして健太が左フック、右ハイキック。名城は前蹴りで距離を作ろうとするが、健太は下がらない。そして終盤、健太が名城をロープにまで詰めて左右の連打! これが名城の顔面を打ち抜き、名城の動きが止まる! 一気に攻撃の回転を増やす健太だったが、名城も必死にパンチを返して手数を止めない。 3R、先に前に出ていくのは健太。回転の速いパンチとローキックで名城を下がらせる。しかし名城の右フックが当たり、健太の動きが止まる!
ここから逆に名城がパンチの回転を上げて、左ストレート、右フック、左アッパー! そして山内をマットに沈めた左ハイキック! 怒涛の攻撃を見せる名城だったが、健太も必死にそれをディフェンスして倒れない。
逆に名城の猛攻を耐えた健太が右ハイキック! そしてパンチで名城を押し返す! 互いに激しく打ち合う展開の中、名城の右フックが健太の顔面を打ち抜き、遂に健太がダウン!
立ち上がった健太はポイントを挽回すべく反撃に転じるが、名城も真っ向から健太と打ち合う。判定はジャッジ3名が29−28で名城。名城が最終ラウンドに奪った渾身のダウンが勝敗を分ける形となった。
2大会連続でメインイベントの日本人対決を制し、Krushのエースとなりつつある名城は「健太選手はものすごく強くて、試合中に心が折れそうになりました。でも僕には目標があります。自分の実力ではまだまだですが、長島☆自演乙☆雄一郎選手に必ずリベンジしたいと思います」と再び長島へのリベンジを誓った。
▼セミファイナル(第9試合)70kg
Fight K-1ルール 3分3R延長1R ○宮越宗一郎(拳粋会/WBCムエタイ日本ウェルター級王者) 判定2−0 ※30−29、29−29、30−29 ●廣野 祐(NPO
JEFA/Krush 70kg Tournament 2009準優勝) 現在はK-1MAXで活躍中する中島弘貴と接戦を繰り広げたこともある廣野が約8カ月ぶりの復帰戦。
対戦相手の宮越はNJKFに所属し、WBCムエタイ日本ウェルター級王者にもなっているハードパンチャー。Krushには初参戦となるが、パンチを主体としたスタイルはK-1ルール向きだ。 1R、サウスポーの廣野はガードを固めて左ミドルと奥足ローで前進。宮越は下がりながら、そこに左フックと右ストレートを合わせる。
両腕ブロックで宮越のパンチをディフェンスする廣野だったが、宮越は強烈な左ボディから右フック! さらに重いローキックを蹴っていく。廣野はそれを受けつつ、左のテンカオ、左ストレート、アッパーを返す。 2R、宮越はガードを固める廣野に左ボディから左フック! 廣野のブロックの間を狙うように、強烈なパンチとボディと顔面に打ち込む。宮越のパワフルな連打にガードを固める時間が多くなる廣野。必死にミドルと奥足ローで反撃を試みるが、宮越のローを受けて足が流れてしまう。 3R、このラウンドも手数を減らさず前に出て行く宮越だが、廣野も左ストレートと右フックを当てて前進。乱打戦が続くが、宮越がパンチの破壊力と回転で廣野を上回る。
必死にミドルとローを蹴り返し、パンチで前に出る廣野。しかし宮越も重たいパンチを突き刺す。試合は判定決着となったが2−0で宮越が勝利。Krush初参戦の宮越が激しい試合を制した。
▼第8試合 63kg契約 K-1ルール 3分3R延長1R ○寺崎直樹(青春塾/元全日本ライト級5位) 判定2−0 ※29−29、30−29、30−29 ●AKIRA(チームドラゴン/元J-NETWORKフェザー級王者)
石川直生、山本優弥の同門にあたる寺崎がJ-NETWORKとM-1で王者になったことがあるAKIRAと対戦。 1R、サウスポーに構えるAKIRAが寺崎の奥足へローキック。寺崎は右のパンチから前に出ていく。寺崎のサイドに回り込むようにして右フック、右アッパーを打つAKIRA。
そこから左ミドルとローまでつなげる。しかし寺崎も右ストレートをAKIRAの顔面に突き刺し、前に出てくるAKIRAに左フックを返す。 2R、右フックと左ミドルで前に出るAKIRA。寺崎をロープにまで詰めて奥足ローを蹴る。寺崎はそれを受けて左右のフック、さらに右フックを当ててAKIRAを下がらせる! しかし寺崎のパンチを受けてもAKIRAは下がることなく前進! 寺崎はボディフックと右ミドル。AKIRAも一歩も引かずにパンチを打ち返す。 3R、AKIRAがタフさを活かしてパンチで前進! 寺崎も下がりながらパンチを返し、激しい打ち合いが続く! 圧力をかけて前に出るAKIRAだったが、寺崎も右フックを当てて盛り返し、逆にAKIRAをロープまで詰めて連打! 右ハイキックを当てる!
しかしそれでも下がらないAKIRA! 両者ともに足を止めて激しく打ち合った中、試合終了のゴング。試合は判定にもつれたが僅差で寺崎の勝利! これで寺崎はKrush2連勝となった。
▼第7試合 63kg契約 K-1ルール 3分3R延長1R ○TaCa(レグルス池袋/J-NETWORKスーパー・ライト級3位) KO 2R1分12秒 ※3ノックダウン ●青津潤平(NPO
JEFA/J-NETWORKライト級暫定王者) 5・3J-NETWORK後楽園大会でKO勝利を収めた青津がKrushに参戦。対戦相手のTaCaはJ-NETWORKのランカーで、ここまでの戦績5勝2敗。5勝のうち4つがKO勝利という高いKO率を誇る。 1R、リーチで勝るTaCaがタイミングよくローキックを当ててリズムを作る。青津は右のパンチでそこに飛び込んでいくが、逆にTaCaが狙い済ました右ストレート、さらに返しの左フックを当てていく。そして2RにTaCaの打ち下ろすような右ストレートが当たり青津がダウン! 何とか立ち上がった青津だが、足元はフラフラでダメージが大きい。試合が再開になるとTaCaがすぐにパンチで2度のダウンを追加し、3ノックダウンでKO勝利。Krush初参戦で大きなインパクトを残した。
▼第6試合 63kg契約 K-1ルール 3分3R延長1R ○山崎秀晃
(チームドラゴン/2009全日本新空手K-2軽中量級第3位) 判定3−0 ※3者とも30−28 ●遠藤大翼(WK/駿河道場) ▼第5試合 70kg
Fight K-1ルール 3分3R延長1R ○小西拓槙(M-BLOW/2009 NJKFアマ70kg級優勝) 判定3−0 ※30−25、30−25、30−26 ●MIKOTO(アイアンアックス)
▼第4試合 60kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R ○松野祐貴(NPO JEFA) KO 3R2分58秒 ●小山泰明(建武館/2008全日本学生キック・フェザー級王者) ▼第3試合 55kg
FIGHT K-1ルール 3分3R ○伊澤波人(チームドラゴン) 判定3−0 ※3者とも30−28 ●榊 克樹(韓道場) ▼第2試合 60kg
Fight K-1ルール 3分3R ○中島 剛(青春塾) 判定3−0 ※3者とも30−28 ●スネーク益荒男(TEAM ICE) ▼第1試合 65kg
Fight K-1ルール 3分3R ○中村圭佑(チームドラゴン/2010全日本新空手K-2軽中量級王者) KO 1R2分23秒 ●川畑勇人(キックボクシングアカデミーROOTS/2003アマ修斗東日本フレッシュマントーナメント優勝)
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