パンクラス
「PANCRASE 2010 PASSION TOUR」
2010年8月8日(日)東京・ディファ有明
開場15:00 開始16:30
観衆=1,872人(満員)
▽本戦第二部
▼メインイベント(第12試合) ウェルター級 5分2R
○KEI山宮(GRABAKA)
判定2−0 ※20−20、20−19、20−19
●キム・フン(韓国/パンクラスコリア/Team Tackle)
6月の試合では宇良健吾に敗れて、ベルトを手にするチャンスを逃した山宮。再びベルトを目指し、パンクラス戦績1勝1敗1分のフンを迎え撃った。山宮はサザンオールスターズの「マンピーのG★SPOT」に乗り、レイザーラモンHGのコスプレで登場。コスチュームのお尻の部分には“ハードKEI”とプリントされている。
1R、いつものようにフンの周りをグルグルとサークリングするサウスポーの山宮。オーソドックスのフンは両手を広げたような構えから左フック、右ストレートを打つ。
山宮はじっくりと距離を取って右フックを返すが、これはフンの顔には届かない。コンタクトの少ない展開が続き、フンはガードを下げて顔を突き出すようにして山宮を挑発。
フンが下がる山宮に右ボディを打ち、山宮がコーナーを背負うと右アッパーを突き上げる。山宮はそこに右フックを返して、距離を取りながら飛び込むような左ストレート。終了間際に飛びヒザ蹴りから左ストレートを狙うが、フンもバックステップでそれをかわす。
2R、ジャブから右フックを打つ山宮。フンも右ストレートを返すが、逆に山宮の左ストレートがヒット! これでフンが尻餅をつく。しかし今度は山宮の右フックにフンが右アッパー! これが山宮の顔面を捕えるが、山宮は左ストレート。フンも右ストレートを返す。ここで山宮がタックルでテイクダウンを狙うがフンは倒れない。
フンは下がる山宮に左右のフック、山宮は左ボディから右アッパー。そしてタックルから離れ際のパンチ! フンのフルスイングするような右フックも当たる!
山宮も左フックをヒットさせるが、右ストレートを返していくフン。しかし山宮が左のパンチで前に出てフンを下がらせる。判定は2−0で山宮。フンの打撃に苦しんだ山宮だったが、何とか勝利をもぎ取った。
試合後、山宮は「前回の宇良選手との試合は決着が付いたとは思っていません。マスト判定ではなく、どっちがどう見ても勝ったと言われるような試合をやりたい」と宇良との完全決着をアピールした。
▼セミファイナル(第11試合) ミドル級 5分2R
○大類宗次朗(SKアブソリュート)※初参戦
判定2−0 ※20−19、20−19、20−20
●金井一朗(パンクラスism/同級1位)
4月に近藤有己との同門対決に敗れて、王座から陥落した金井。再起戦の相手は今回がパンクラスには初参戦となるSKアブソリュートの大類だ。
1R、サウスポーの大類に対して細かいステップからジャブ、右ストレートを突く金井。大類がコーナーを背負うと、大類のジャブに左フックを返す。距離が離れると大類が左ミドルと左の前蹴り。金井はパンチのプレッシャーをかけて前に出て、大類がコーナーを背負ったところで右ストレート、左フック!
パンチを顔とボディに散らして手数を増やす。大類は金井のパンチに合わせて片足タックルを狙うが、金井は倒れない。
試合はスタンドの攻防に戻るが、ここで大類の右アッパーがヒット。大類の左ミドルに金井が左フックを合わせる。積極的に手数を出す金井だが、大類が右フックと左ストレートを当てる。さらに大類は前蹴りで距離を取り、金井が飛び込んでくるところに右フック、飛びヒザ蹴り、左ミドル! 金井も右ストレートから左フックを返して前進。
大類はタックルに入ってテイクダウンを狙う。
2R、右ローと左ミドルを蹴る大類。金井は右ストレートで飛び込む。右ストレートを中心にパンチで前に出ていく金井。大類は左ミドル、左のテンカオを合わせて右フックを狙う。手数とアグレッシブさでは大類を上回る金井だが、攻撃が的確に当たるのは大類。大類の攻撃で金井は眉間のあたりから出血する。さらに大類は打撃だけでなくタックルも織り交ぜ、金井のパンチに下がりながらも左のテンカオ。
ほぼパンチに終始する金井に対し、蹴り技も織り交ぜて打撃を繰り出す大類が距離を支配する。それでも金井は前に出続け、大類の顔面に右ストレートをさせる。
ここで大類はタックルでテイクダウンを狙うが、逆に金井がフロントチョーク! 一気に大類の首を締め上げるが、大類は頭を抜いて立ち上がる。すぐにパンチで突っ込む金井に対して、大類は飛びヒザ蹴りを連打した。判定は2−0で大類が勝利。大類は「パンクラスのベルトは竹内さんが巻いていたのでSKに取り戻せるように頑張りたいと思うので応援よろしくお願いします」とミドル級のベルトへの思いを語った。
▼第10試合 フェザー級戦 5分2R
○鹿又智成(パラエストラ八王子/同級1位)
TKO 2R3分40秒 ※レフェリーストップ
●大野“虎眼”賢良(総合格闘技ゴンズ)※初参戦
当初、鹿又の対戦相手には日本でもお馴染みのキム・ジョンマンを予定していたが、ジョンマンが負傷により欠場。修斗を主戦場とするストライカー大野と対戦した。
1R、大野のパンチに合わせて組み付く鹿又。カのまたは四つ組みからテイクダウンを狙うが大野は倒れない。逆に試合がスタンドに戻ると大野が荒々しい左右のフック! 鹿又の組み際にパンチを当てる。鹿又が左フックを振ると、そこに大野も左フックを返す。鹿又は右フックからタックルに入るが、大野は倒れない。大野が右アッパーを打つと、そこに鹿又が右ストレート。
大野は左フックから右を返して、鹿又のジャブに右フックをかぶせる。組みの攻防になると大野が鹿又をコーナーまで押し込む。ここで大野は離れ際のパンチ! これで鹿又が後退する。
2R、パンチとミドルで前に出る鹿又。大野は左フック、左アッパーを打って、そこから右ストレート。鹿又は飛び込むような右ストレートを打ち、そのまま大野を首相撲に捕えて、大野の体を振り回すようにテイクダウンする。
サイドポジションで上になった鹿又は大野のボディにヒザ蹴りを入れながら、顔面に鉄槌を落とす。そして鹿又は大野の左脇を差し、右足を両足で挟み、がら空きになった大野の顔面に鉄槌の連打! 何とか耐え続ける大野だったが、鹿又の鉄槌を浴び続けるだけになってしまい、レフェリーが試合を止めた。
試合後、マイクを握った鹿又は「僕にはパンクラスのベルトをパラエストラ八王子に持ち帰るという大きな仕事があるので、次はベルトをかけた試合をやりたいと思います」とマルロン・サンドロが保持するフェザー級タイトルへの挑戦をアピールした。
★第9試合〜パンクラスゲートの試合結果はこちら
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