キングダムエルガイツ事務局
「A・R・T 2010 〜開幕戦〜」
2010年9月12日(日)東京・新宿PINK BIG PIG
開場12:30 開始13:00
写真・情報提供=キングダムエルガイツ事務局
本大会で4回目を迎えるプロアマ混合賞金トーナメント、A・R・T(オールジャパン・リアルファイティング・トーナメント)は本大会より66キロ以下、無差別の2階級で争われた。
開幕戦となった今大会は各階級の1回戦がおこなわれ、本戦ラウンド(3分)、延長ラウンド(2分)でKOか1本で試合決着がつかない場合には両者失格となるエルガイツ特別ルールの為、各選手が生き残りをかけた好勝負が続いた。
66キロ以下級は、優勝候補と目されキングダム立川ジムの師範代を務める清田秀樹が、地下格闘技3戦3勝の新鋭安部路人の必要なタックルに苦しむも、最後は本戦ラウンド残り15秒のところで安部を三角締めにとらえ、順等に決勝ラウンドに駒を進めた。
特質すべきは無差別級で、多摩のストリートファイト大会『THE STREET FIGHT T−1』無差別級王者のキングダムサテライト橋本郁弥が、豪快な払い越しからの腕ひしぎ逆十字固めで決勝ラウンド進出を決めると、その筋骨隆々の肉体とタトゥーで“ケンカヘラクレス”の異名を持つ2010デラフィーバ杯アブソリュート級王者の臼井秀一が、KAMINANIMON CLIMAX‘06 重量級覇者の高村聡を試合開始のパンチラッシュからキングダムエルガイツの最短記録となるKO勝利をおさめた。
メインイベントでは、ヒジ・頭突きをも認められるエルガイツルールに出場を直訴し参戦した195センチの長身、スチュワート・フルトンが千葉県ベンチプレス大会優勝の金家充幸と対戦した。試合開始早々、組みつきからテイクダウンを奪ったスチュワートは金家からマウントを奪い、公約どおり器用にヒジ・頭突きの連打を繰り出す。
場内にはゴツ、ゴツと音が響きわたりレフリーが試合を止めようとするが、金家もその怪力でスチュワートになんとかしがみつき意地のブレイクを呼び込んだ。スタンドに戻った金家は一矢報いようと大応援団が見守る中、スタンドでの特攻をしかけるが最後は長身のスチュワートの膝蹴りの直撃を受けマットに沈んだ。
なお休憩中には先日の記者会見で歌手デビューは発表したばかりの入江秀忠代表が、misono、小柳ゆき、SHAKALABBITSなどが出演する野外フェスティバルをプロデュースしたロックバンド、ビフォア・クライシスト・バタフライのボーカリスト、ビリー氏のプロデュースで『B・C・KING』(ビフォア・クライシスト・キングダムの略*紀元前の王国という意味)というロックバンドを結成。
自身の作詞・作曲である「prologue」と、青木真也の祝勝会や今成正和の結婚式でも披露した「さすらい」を熱唱。さらに、DEEP50回記念大会となる10月24日の『DEEP 50 IMPACT〜10年目の奇跡〜』でもLIVEをおこなうことを正式発表した。
▼A・R・T 2010 無差別級 Bブロック1回戦
○スチュワート・フルトン
TKO 1分30秒
●金家充幸(拳正道)
▼A・R・T 2010 無差別級 Bブロック1回戦
○臼井秀一(デットライン)
KO 15秒
●高村 聡(フリー)
▼A・R・T 2010 無差別級 Aブロック1回戦
○橋本郁弥(キングダムサテライト)
一本 50秒 ※腕ひしぎ十字固め
●佐藤浩平(野蛮一族)
▼A・R・T 2010 無差別級 Aブロック1回戦
○佐々木隆則(MMA・SINCERITY・G)
延長ラウンド 26秒
●島野尚正(フリー)
▼A・R・T 2010 66kg以下級 Bブロック1回戦
○清田秀樹(キングダム立川)
本戦ラウンド 2分45秒
●安部路人(男塾)
▼A・R・T 2010 66kg以下級 Bブロック1回戦
△村田正輝(小濃塾)
時間切れ 両選手失格
△スパイダー謙二(野蛮一族)
▼A・R・T 2010 66kg以下級 Aブロック1回戦
○小川武良(何気柔術アカデミー)
延長ラウンド53秒 腕ひしぎ十字固め
●秋山太一(キングダム立川)
▼A・R・T 2010 66kg以下級 Aブロック1回戦
○心(小濃塾)
KO 本戦ラウンド20秒
●丹治渓介(wpy)
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