▲SAWチャンピオンタイトルマッチで防衛に成功した中倉兄弟の兄・憲一(左)と全日本無差別級優勝の弟・三四郎
極め技にとことんこだわったSAW(サブミッション・アーツ・レスリング)の「全日本SAWリングマッチ選手権大会2010『闘』」が、10月24日(日)東京・大森のゴールドジムサウス東京アネックスで開催された。
『全日本SAWリングマッチ選手権大会2010「闘」』は、ルーキークラス、選手権クラス、SPクラス(パンチ、キック、サブミッション)、国際武道柔術ワンマッチの4部門で行われた。
国際武道柔術は麻生秀孝SAW代表師範が創始した競技で、柔術・空手・柔道衣を着てパンチ、キック、寝技、関節、投げ技ありで闘うというもの。5分2R制で、KO&一本にポイント制(大技で背中から投げ落とした場合5ポイント、ボディへの打撃クリーンヒット1ポイントなど)も加わっている。
今大会注目の選手権クラスによる第22回全日本無差別級トーナメントには、16名が出場。メンバーの中には97、99、01、08年王者・高江州朝也、04年王者・矢内純一、06年王者・小西良徳、07年王者・中倉憲一(すべてSAW本部)といった歴代王者のほか、海外勢もエントリー。
熱戦が続く中、決勝戦に勝ち上がったのは、中倉憲一の弟・中倉三四郎(フリー)。そしてもう一人は準決勝で中倉憲一をヒールホールドで下した小西。1Rは、小西がヒールホールドで攻め、それを耐えた中倉弟がセンタク挟み、横三角で反撃。
2R、中倉弟は腕十字で攻めるも、それを耐えた小西が足関節へ。お互いに一進一退の攻防が続く中、バックを制した中倉弟がスリーパーで一本勝ちし初優勝を収めた。
SAWチャンピオンタイトルマッチ -80kgでは、中倉兄が柔道二段の加納浩一(SAW本部)の投げを全て潰し、2Rには三角絞めで勝負あり。4度目の防衛に成功した。主な試合結果は以下の通り。
日本サブミッション・アーツ・レスリング連盟
「全日本SAWリングマッチ選手権大会2010『闘』」
2010年10月24日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
開会式10:00 試合開始10:30
2ndステージ開会式14:00 試合開始14:10
▼全日本選手権(無差別)決勝戦 5分2R
○中倉三四郎(フリー)
一本 2R ※スリーパーホールド
●小西良徳(SAW本部)
▼SAWチャンピオンタイトルマッチ -80kg 3分3R
○中倉憲一(SAW本部)
一本 2R ※横三角絞め
●加納浩一(SAW本部)
※4度目の防衛
▼全日本ルーキークラス -68kg 決勝戦 5分1R
○長屋英一(和術慧舟會GODS)
一本 1R ※三角絞め
●Ryan Shiroma(アメリカ)
▼全日本ルーキークラス -78kg 決勝戦 5分1R
○スコット・カワイ(アメリカ)
不戦勝
●ブライアン・マウ(アメリカ)
▼全日本ルーキークラス +78kg 決勝戦 5分1R
○野呂田大輔(豊道館)
一本 1R ※袈裟固め
●アンドリュー・ムゲリッジ(オーストラリア)
▼SPクラスワンマッチ SPルール 5分2R
○遠藤 隆(SAW東北)
一本 2R ※腕ひしぎ十字固め
●ジェレミイ・ウォン(アメリカ)
▼SPクラスワンマッチ SPルール 5分2R
○ブライアン・マウ(アメリカ)
一本 1R ※スリーパーホールド
●榊原基起(悠心会館)
▼SPクラスワンマッチ SPルール 5分2R
○ジョン・シモカワ(アメリカ)
一本 1R ※腕がらみ
●丸山 智(SAW本部)
▼SPクラスワンマッチ SPルール 5分2R
○スコット・カワイ(アメリカ)
一本 1R ※腕ひしぎ十字固め
●山川大介(S-KEEP)
▼SPクラスワンマッチ SPルール 5分2R
○ブレイン・オオシロ(アメリカ)
一本 1R ※スリーパー
●永岡哲平(悠心会館)
▼SPクラスワンマッチ SPルール 3分2R
○榊原基起(悠心会館)
ポイント6−1
●村井義明(未来格闘塾)
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