キングダムエルガイツ
「A・R・T・2010
オールジャパン・リアルファイティング・トーナメント」
2010年11月23日(火・祝)東京・PINK BIG PIG
情報・写真提供=キングダムエルガイツ
キングダムエルガイツのA・R・T(オールジャパン・リアルファイティング・トーナメント)は今回で4回目を迎え、今大会では66kg以下級トーナメントが行われた。
当初、この大会での開催を予定していた無差別級は2名の負傷欠場者が出てしまい開催が延期になったものの、本戦10試合中9試合が1RでKOか一本で決着するという熱戦の連続に、会場に納まりきれない程に膨れ上がった観客は熱気に包まれた。
本大会のメインイベントとなった66kg以下級の決勝は、準決勝で小濃塾の心をヒールホールドで秒殺して決勝へ駒を進めた何気柔術アカデミーの小川武良と、準決勝で苦しみながらも和久井翼を判定で下したキングダムの新鋭、清田秀樹との対戦となった。
試合開始前の挨拶にはタレントの長井秀和さんが登場してA・R・T決勝戦の開催を告げたあと、超満員の観衆が見守るなか注目のゴングが鳴った。開始早々、下になった清田はラバーガードを仕掛ける。小川はこれを嫌がると、離れ際に得意の足関節を仕掛ける。1度目はすっぽ抜ける状態となったが、執拗に下から攻める清田のラバーガードを再び凌ぐと、そこから足関節に移行した小川がクロスヒールで清田をガッチリとキープした。
風邪をこじらせて肺炎を患い、前日に40度近くの高熱を出して欠場も検討された清田だったが、自団体の大会運営を気づかい強行出場を志願、準決勝は気力でフルラウンド戦い抜いたが決勝では1分51秒、寝技師・小川のヒールホールドで力尽きた。
優勝した小川は試合後にマイクを取り「今日は友達を5人呼んだのに1人しか応援に来れなくてすいません。もっと上を目指して友達をたくさん呼べるようにします」と述べ、2カ月間に及んだサバイバルトーナメントを締めくくった。
<試合結果>
▼A・R・T・2010 66kg以下級 決勝戦
○小川武良(何気柔術アカデミー)
一本 本戦1分51秒 ※ヒールホールド
●清田秀樹(キングダム立川)
※A・R・T・2010 66kg以下級は小川が優勝
▼エルガイツ特別ルール フェザー級2R
○村田正輝(小濃塾)
KO 1R2分30秒
●菊池銀次郎(野蛮一族)
▼エルガイツ特別ルール ミドル級2R
○MASAKI(三河幕府)
TKO 1R1分7秒
●佐々木隆則(MMA・SINCERITY・G)
▼エルガイツ特別ルール ヘビー級2R
○長谷川 賢(BAD SECURITY)
一本 1R44秒 ※腕ひしぎ十字固め
●宇賀神貴洋(キングダムサテライト)
▼エルガイツ特別ルール ウェルター級2R
○岡田鉄平(キングダム立川)
TKO 1R48秒
●コチラ野崎(野蛮一族)
▼A・R・T・2010 66kg以下級 準決勝
○小川武良(何気柔術アカデミー)
一本 本戦38秒 ※ヒールホールド
●心(小濃塾)
▼A・R・T・2010 66kg以下級 準決勝
○清田秀樹(キングダム立川)
判定
●和久井 翼(三河幕府)
※和久井に体重超過があったため、イエローカードが提示
▼A・R・T・2010 66kg以下級 リザーバーマッチ(3)
○金井卓也(渋谷飛車角道場)
TKO 本戦2分47秒
●中野智文(キングダムサテライト)
▼A・R・T・2010 66kg以下級 リザーバーマッチ(2)
○長嶺勝也(渋谷飛車角道場)
一本 本戦54秒 ※アームロック
●岩上 学(小濃塾)
▼A・R・T・2010 66kg以下級 リザーバーマッチ(1)
○和久井 翼(三河幕府)
一本 本戦42秒 ※サイドチョーク
●金子 誉(小濃塾) |