12月26日(日)岩手・岩手県営武道場にて、東北格闘技連合会主催のアマチュア格闘技イベント『BRAVE-14』が開催された。
会場には朝早くから約50名のジム関係者が集まり、大雪の中設営の準備に取り掛かっていた。リングの設営から司会進行、雑務といった、大会にかかる全てが手作りによる大会であるのが最大の特徴であり、ジム関係者による多数の協賛品の提供があるのもBRAVEの魅力の一つと言えるだろう。
今大会で14回目となる同大会は、東北格闘技連合会が発足して5年という、一つの節目を迎える大会となった。第3回目以降、大会名を「BRAVE」と改称。
BRAVEでは、キックボクシングや総合格闘技、グラップリング、グローブ空手と、一つの大会で複数の競技が行われるのが最大の特徴だ。東北地方では、試合そのものの機会に恵まれず、埋もれてしまうことが多い。そうした状況を打破すべく、BRAVEを開催すること13回、少しずつではあるが、認知度が広がってきている。
今大会では、キックボクシング・総合格闘技・グラップリング・柔術・グローブ空手と、多彩なジャンルの試合が展開された。第1試合でプロ選手による公開スパーリングから幕を開け、その後はジュニアからシニアまで、幅広い年代の選手がBRAVEのリングに集結。常連組や少しブランクが開いた選手らがエントリーするなどして、激闘が繰り広げられた。
また、東京からB-FAMILY NEOが東北格闘技のリングに初見参。WINDY Super Fight 45kg級王者の山浦翔が出場、対戦相手が体重差15kgもある中、パワーの差は明らかではあったものの、危なげなく勝利を収めた。また、エキシビションマッチに大田原虎仁(=トラ・ウォーワンチャイ)が出場、美・YUKI(HOSOKAWA)と対戦。東北ではジュニアクラスによるハイレベルな攻防を目の当たりにする機会が少ないだけに、驚いた観客が多かったことだろう。表彰式では、大田原穂乃香が敢闘賞を受賞するなど、東北遠征で着実に成果を残していった。
なお、次回大会は4月頃を予定しているそうで、詳細は後日発表される見通しだ。
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