JMD(ジャパン・マーシャルアーツ・ディレクターズ)認定
「M-1MC九州 第2回M-1ムエタイアマチュア九州大会」
2011年1月10日(月・祝)福岡・福岡歯科大学
第2回を迎えるM-1ムエタイアマチュア九州大会にて、2月11日(金・祝)東京で開催されるジュニアクラスタイトル挑戦者決定トーナメントの出場枠をかけた九州代表決定戦が行われ、九州地区の実力あるジュニア選手が集まり代表選手が決定した。
代表選手の中には過去に35kg級・40kg級の2階級制覇を達成した野上克輝(WSR九州)が45kg級代表になり、3階級制覇への第一歩を進めた。
また昨年12月にM-1ムエタイ九州での第1回九州地区M-1プロテストに合格した中で最年少16歳の岩下隆樹(朝久道場)と、松田順(修闘館)による3月13日(日)ディファ有明にて開催されるプロ興行出場権をかけてのM-1ムエタイチャレンジマッチが開催され、全体の流れを掴んだ岩下が2-0の判定で松田を下し、東京のリングへの道を切り開いた。
<試合結果>
▼M-1ムエタイチャレンジマッチ 62kg契約 3分3R 延長1R ※ヒジなし
○岩下隆樹(朝久道場)
判定2−0 ※30−27、30−27、30−30
●松田順(修闘館)
序盤から互いに距離を測りながら、ミドルキック、ローキックなど蹴りの間合いになり、接近戦では首相撲の攻防となる。岩下が松田を崩して倒すなど首相撲では岩下が優勢。
2Rでは松田もハイキックをスウェーで空振りさせ、すかさずローキックを浴びせるが、岩下も体を左右に振ってリズムを付けながら、パンチ、ミドルキックで攻める。首相撲で密着状態になっても、松田の大腿部にヒザ蹴りをコツコツ入れる。
最終ラウンドでは、松田もインロー、ローキックを浴びせるが、岩下もインローを入れ、パンチをラッシュで浴びせる。その後もパンチの有効打を入れ、首相撲でも大腿部にヒザ蹴りを入れるなど、試合のペースを握り判定で勝利した。
▼ジュニア:55kg級九州地区代表決定戦 2分2R延長なし
○小賀龍二(萬田道場)
判定
●栗秋祥梧(修闘館)
両選手とも現在中学3年生であるため、M-1ムエタイジュニアのベルトを狙うには今回が最後のチャンスとなるこの一戦。試合展開は首相撲で小賀が栗秋を崩して、互いにフックの応酬になっても小賀のフックがコンパクトで振りが速く、ヒット数で上回り、試合全般で小賀が優勢に進め判定で勝利した。
▼ジュニア:45kg級九州地区代表決定トーナメント 2分2R延長なし
○野上克輝(WSR九州)
判定
●朝久裕貴(朝久道場)
ジュニア決定戦の中で、最もテクニックで優れた一戦。朝久はノーガードでリラックスしたスタイルから攻めるが、野上は首相撲で崩し、朝久がパンチ、ミドルキックで攻めて来ても、ダッキング、スウェーなどディフェンス技術に長けた攻防を見せる。
2Rでは朝久が前蹴りを浴びせ、野上も右ローキックを入れる。首相撲の攻防など激しく攻め合うが、判定で野上が勝利。敗れた朝久もacsports賞を授与されるなどレベルの高い試合となった。
▼ジュニア:40kg級九州地区代表決定トーナメント決勝戦 2分2R延長なし
○児玉成世(BRAVERY GYM)
判定
●森永竜樹選手(WSR九州)
代表決定戦で唯一トーナメント形式で行われた階級。試合展開はパンチでの打ち合いから児玉が右ローキックを入れるが、首相撲の攻防では互角の展開。児玉が僅差で勝利した。
▼ジュニア:30kg級九州地区代表決定戦 2分2R延長なし
○中村翔星(MSJキックボクシング)
判定
●中上雄太(WSR九州)
1Rでは中村が右ストレートをヒットさせるが、中上も首相撲から崩す場面が見られる。2Rでは中村がパンチの手数で攻め、右ハイキックを出すなど攻勢になるが、中上も間合いが詰まると首相撲の展開に持ち込む。判定ではヒット数で上回った中村が勝利。
第2回M-1ムエタイアマチュア九州大会 ジュニアクラス、一般クラス結果
(http://ameblo.jp/m1-kyushu/entry-10766592301.html)
■出場権獲得者
M-1ディファ有明大会3/13
岩下隆樹(朝久道場)
ジュニア:55kg級九州地区代表
小賀龍二(萬田道場)
ジュニア:45kg級九州地区代表
野上克輝(WSR九州)
ジュニア:40kg級九州地区代表
児玉成世(BRAVERY GYM)
ジュニア:30kg級九州地区代表
中村翔星(MSJキックボクシングジム)
■特別賞
ウィラサクレック賞
石井一成(リアルディール)
M1-MC鰹ワ
歩夢(TTP-GYM)
acsports賞
鹿島昭男(リアルディール)
acsports賞
朝久裕貴(朝久道場)
(レポート&写真:池田博紀)
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