サステイン
「SHOOTOR’S LEGACY 01」
2011年1月10日(月・祝)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始17:30
▼メインイベント(第12試合) 環太平洋ウェルター級王座決定戦 5分3R
○児山佳宏(パラエストラ松戸/同級4位)
KO 1R1分20秒 ※パウンド
●佐々木信治(総合格闘技道場BURST/同級2位)
※児山が第5代王座に就く。
第4代王者・遠藤雄介が王座を返上したため、同級2位・佐々木と同級4位・児山がベルトをかけて対戦。両者は2006年11月に新人王決定トーナメント決勝で対戦し、この時は児山が判定勝利を収めた。しかし最近の成績は佐々木が3連勝、児山は2連敗となっており、勢いに乗っているのは佐々木の方だ。
1R、じりじりと前に出てジャブとインローを蹴る佐々木。児山はジャブから前に出て左フックを狙う。
佐々木は右ボディストレートから左フック。児山は佐々木のジャブに左フックを返しながら前に出て、佐々木がロープを背にすると左フック! 左アッパー! これで佐々木がダウンし、児山が一気にパンチを連打!
佐々木の動きが止まったところでレフェリーが試合を止め、児山が試合時間わずか80秒という秒殺勝利で、環太平洋ウェルター級のベルトを腰に巻いた。
試合後「本当にうれしいし、ここで負けたら格闘技を辞めようと思っていました。進退をかけた試合で勝つことが出来て良かったです。(KOで勝った感触は?)夢のようですね」と語った児山。
「練習仲間や仕事先の人たちも、みんないい人で本当に感謝しています。いつかはこの環境はなくなるものですが、僕はこの環境でもっと格闘技を続けたくて。何と言ったらいいのか分からないですけど…ありがとうございました!」と感謝の言葉を口にした。
▼セミファイナル(第11試合) ライト級 5分3R
○土屋大喜(roots/環太平洋同級王者・世界同級1位)
KO 1R4分25秒 ※マウントパンチ
●トニー・ハービー(アメリカ/マッシュファイトチーム/元KOTCライト級王者)
昨年1月に環太平洋王者となり、2度の王座防衛に成功した土屋。世界ランキングでも1位に入っており、この試合に勝利すれば世界タイトル戦も見えてくる。
そんな土屋に用意されたのは元KOTCライト級王者で、バーリトゥードジャパン09では五味隆典と5Rに及ぶ激闘を繰り広げたハービー。ハービーは今回が公式戦初出場で、ライト級(65kg)まで階級を下げての試合となる。
1R、サウスポーのハービーはいきなり左の二段蹴り! 左ストレートから右フックを返して前に出る。土屋は細かくステップしながらジャブ、そして右ストレート。ハービーは左ストレートから左ミドル、さらにマットに手をついてカポエイラのような変則的な蹴り!
これをもらう土屋だったが、落ち着いて距離を測り、右ストレートから飛び込んで左右の連打! 土屋の右フックでハービーの腰が落ちる!
さらに土屋はハービーをコーナーまで詰めて左右の連打! 下がるハービーに怒涛のラッシュ! これでハービーが崩れ落ち、土屋は一気にパウンドで攻め込む。
土屋は立ち上がろうとするハービーを寝かせてマウントパンチ! ハービーの動きが止まったところでレフェリーが試合を止めた。見事なKO勝利で2011年の初陣を飾った土屋。
この日は世界王者の日沖発がテレビ解説で会場に来ており、土屋の世界タイトル挑戦のアピールにも期待が集まったが、土屋の口からは「日沖選手、年末の試合(日沖VSマルロン・サンドロ)を見させていただきました。ここで挑戦状を叩きつけようと思っていましたが…あの試合を見て、正直まだ早いと思いました」と自ら挑戦を取りやめる意外なコメント! 会場からは「えーーっ!」という驚きの声も起こったが、土屋は「タイトルマッチを期待していたみなさん、もっと強くなって日沖選手の首を取りにいくんで、もうちょっと待ってください」とファンにメッセージを送った。
★第10試合(遠藤雄介VS杉江“アマゾン”大輔)、第9試合(上田将勝VSラルフ・アコスタ)はこちら
★第8試合(朴光哲VS田村ヒビキ)から第1試合はこちら
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