J-NETWORK
「J-GIRLS Catch The Stone〜12」
2011年1月30日(日)東京・新宿FACE
開場17:00 試合開始17:30
▼トリプルメインイベント(第7試合) J-GIRLSバンタム級次期王者挑戦者決定トーナメント1回戦 サバイバルマッチ1
○陣内まどか(フォルティス渋谷/Wヒロインズカップ優勝/同級2位)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-28
●加賀有美子(名古屋JKF/同級8位)
※陣内が準決勝に進出。
バンタム級チャンピオン水野志保(名古屋JKF)への次期挑戦者を決めるトーナメント1回戦は、いずれも女子高生VSベテランという図式になった。
トリプルメインイベント第1試合で魅津希、第2試合で大石が勝利を収め、ここまで女子高生側が2勝。トリを務める17歳の陣内は、昨年12月に開催された「Wヒロインズカップトーナメント」で1階級上のフェザー級1位と2位を撃破して優勝。今回のトーナメントの本命と目されている。対するはチャンピオンの水野と同門の加賀。セコンドには佐藤嘉洋が付いた。
1R、陣内は前蹴りで距離を取りながら左ローとワンツー、加賀は左ローからの左右フック。陣内は相手の動きをよく見て右フックのカウンター、鋭い前蹴りを突き刺して加賀を転倒させる。
左右フックで前に出てくる加賀に左右のローと左右ストレートの連打。
2R、前蹴りを巧みに使いながら左右のストレートで入り込み、攻撃が終わるとバックステップで距離を取って相手の反撃をかわす陣内。
離れると左右のロー、加賀が左右のフックで前に出てくると左右のストレート連打で迎え撃ち、また離れる。陣内が完全に間合いを支配した。
3R、加賀が左右フックで一気に距離を詰めてくると、陣内も真正面からの打ち合いに応じる。
陣内は前蹴りと左右ローも織り交ぜるが、1〜2Rほどのパワーがなく加賀の左右フックを被弾する場面がこのラウンドは目立つ。
それでも左右のストレートを突き刺し、フックの打ち合いにも応じて判定3-0で勝利を収めた。
「とりあえず1回戦を勝ってホッとしています。次もその次も勝てるように一生懸命に練習して頑張ります」とリング上でのインタビューに答えた陣内。控え室では「身体が重くて思うように動けませんでした。次は思い通りに動けるようにしたいです。相手の距離で打ち合ってしまったので、今日はあまりいい点数ではないですね。一戦一戦頑張っていきたいです」と、反省しきりだった。
また、全試合終了後に行われた準決勝の組み合わせ抽選会では魅津希との対戦が決定(もう1試合は大石VSシードの難波久美子)。
「彼女とはアマチュアで1回やって苦手なパンチで押されて負けてしまいました。プロになってパンチがもっと上手くなっているし、蹴りも重いと思うので強い相手だと思います」と“スーパー女子高生対決”に警戒を強めていた。
▼トリプルメインイベント(第6試合) J-GIRLSバンタム級次期王者挑戦者決定トーナメント1回戦 サバイバルマッチ1
○大石ゆきの(OISHI)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-29
●谷村郁江(リアルディール/同級6位)
※大石が準決勝に進出。
名古屋の最強ファミリーOISHI GYM会長の愛娘・16歳の大石ゆきの。姉の綾乃、兄の駿介はともに昨年王者となり、続いて自分も、とベルトを巻くことに執念を燃やしているという。
対する谷村は涙を呑んだ昨年の同トーナメントの雪辱を期して、10カ月ぶりにJ-GIRLSのリングに登場する。
1R、谷村はいきなり距離を詰めてパンチからヒザ蹴り。大石はこれを迎え撃つようにレバーブローと右ローの連打で足を止めて打ち合う。
パンチをもらっても、ローキックというよりは空手の下段廻し蹴りを叩きつける大石が、パンチも使いながら前へ出て行くと谷村は下がってしまう。
2R、谷村がやはりパンチとヒザでの接近戦を挑み、左フックをヒットさせる。しかし、大石も負けじと至近距離でのロー、そしてレバーブロー。谷村が顔面へのパンチを当てていくが、大石は圧力をかけて前へ出てのボディブローとロー攻撃の空手殺法。
3R、接近戦でのヒザ蹴りの打ち合いから、谷村が左右フックを連続して当てていく! 大石はしつこく右ローを連打!
お互いに前へ出るため激しくもみ合い、クリンチになってのブレイクが多くなる。谷村のパンチと大石のローで、最後は意地の張り合いとなったが、大石が僅差で強豪・谷村を振り切った。
大石は「応援ありがとうございました。次も絶対に勝ってベルトを獲ります」と勝利者インタビューで語り、応援団からの声援を浴びていた。
▼トリプルメインイベント(第5試合) J-GIRLSバンタム級次期王者挑戦者決定トーナメント1回戦 サバイバルマッチ1
○魅津希(=みづき/白心会/JEWELS ROUGH STONE GP 2010 -56kg級優勝)
判定2-0 ※29-29、29-28、30-28
●佐竹のぞみ(鷹虎/同級7位)
※魅津希が準決勝に進出。
昨年9月の「J-GIRLSアラフォートーナメント2010」準優勝者であり、J-GIRLSバンタム級7位の“仙台の雌虎”こと佐竹に対するは、天才少女の呼び声も高い16歳の魅津希。
昨年7月のプロデビュー以来キックボクシングだけでなく、総合格闘技ジュエルスのリングでも2連勝中であり、キックと総合両方のチャンピオンを目指している。
1R、よく伸びるジャブを立て続けに突くと同時に前へ出て行く魅津希。そこから3〜4発のコンビネーションパンチへとつなげて左右のローキック。佐竹はその打ち終わりを狙っての左フックとロー。
パンチ主体の魅津希はローこそもらうものの、パンチはヘッドスリップ、ウィービング、スウェーでかわしながらカウンターを放つ。魅津希は右ストレート、佐竹は魅津希得意の左レバーブローに左フックを合わせる。
2R、魅津希のコンビネーションパンチの打ち終わりを狙って、佐竹が右ローと左右フック。魅津希は強い左ジャブを連打して前に出て、コンビネーションを決める。
佐竹のローには右ストレートからの連打、単発で終わらずに必ず3〜4発まとめて打つ。左レバーブローには佐竹が右フックを合わせて来るが、佐竹のパンチには必ずローを合わせる。
3R、佐竹は右ロー、魅津希は強いジャブの連打からのコンビネーション。的確な右ストレートが佐竹を捉える。
頭を振りながらパンチでどんどん前に出る魅津希は、被弾する場面もあるが、怯まずにコンビネーションを回転させていく。ローも適所で放ち、判定2-0で勝利を収めたが、魅津希の表情は不満そうだった。
「今回バンタム級トーナメントに出られて嬉しいです。勝ってチャンピオンになりたいです」と魅津希は控えめにアピールした。
▼第4試合 新春特別企画 アイスリボン スペシャルプロレスマッチ
○藤本つかさ&みなみ飛香
12分28秒 ブロックバスターホールド
●さくらえみ&りほ
※レフェリー=志田光
▼第3試合 新春特別企画 スペシャルエキシビションマッチ 2分2R
ー日下部奈々(OISHI/J-GIRLS U-15 ミニフライ級1位)
勝敗なし
ー紅絹(フォルティス渋谷/J-GIRLSミニフライ級1位)
▼第2試合 フライ級(50.80kg以下)契約 サバイバルマッチ1
○小田巻洋子(レグルス池袋)
判定2-0 ※29-29、30-29、30-28
●三堀美弥子(Y’ZD)
▼第1試合 アマチュアBリーグ -50kg級 1分2R
○網野弥生(大誠塾)
判定2-0 ※19-19、20-19、20-19
●立川友見(レグルス池袋)
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