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【リアルディール】好勝負が展開!メインの達晃VS桑野堅総はドロー

2011/02/27


リアルディール
「BATTLE EVENT REALDEAL 20」

2011年2月27日(日)福岡・リアルディールジム福岡
レポート&写真:池田博紀(福岡格闘技.com)

▼メインイベント(第6試合) 博多VS小倉 60kg契約 3分3R
△達晃(REALDEAL GYM博多)
ドロー 判定0-1 ※29-30、30-30、30-30
△桑野堅総(REALDEAL GYM小倉)

 BATTLE EVENT REALDEAL 16で-60kgトーナメント優勝を果たした達晃は九州-60kg級の実力者と目されBATTLE EVENT REALDEALのメインイベンターとして活躍。

  対する桑野はパンチで前に出るファイトで勝ち星を挙げて、遂にメインイベントで同門である60kg級エースの達晃と対戦するチャンスを得た。

 1R、序盤から激しい打ち合いとなる。互いにパンチからテンカオでボディ攻撃。この打ち合いを得意とする桑野は前にガンガン出て攻める。

  ディフェンスに優れる達晃は打ち合いになってもガードが堅く、左ボディブローを入れ、左ヒザ蹴りもボディへ浴びせるが、打たれ強い桑野は下がらず、打ち合いで前に出て、バックハンドブローを放つ。

  達晃をロープ際に詰めてパンチを浴びせる。達晃もヒザ蹴りを返し、得意の右ハイキックを出すが、クリーンヒットを奪えない。桑野と打ち合いを繰り広げる。

 2R、このラウンドも互いにパンチとテンカオで打ち合う展開。

  桑野は右ヒザ蹴り、達晃は左ヒザ蹴りを浴びせる。互いに被弾し削り合いになるが、桑野がバックハンドブロー、達晃は右ロー、右ハイキックを見せる。

 3R、インターバルでセコンドから気合いの張り手を背中に貰った桑野は、気力十分でパンチからテンカオを浴びせる。達晃も気力が充実しており、真っ向からの打ち合い勝負に応じる。

  このラウンドは、ほぼノンストップで打ち合いを展開する。判定までもつれ込み、一人は桑野にポイントを付けたが、残りは同ポイントで引き分けとなった。両者メインイベントに相応しい好勝負を繰り広げた。




▼セミファイナル(第5試合) 博多VS大森 60kg契約 3分3R
△TASUKU(REALDEAL GYM大森)
ドロー 判定1−0 ※30−29、30−30、30−30
△矢野真也(REALDEAL GYM博多)

  1R、パンチから右ローキックで打ち合う両者。TASUKUが右ストレートをヒットさせ、テンカオも使い、ローを浴びせる。手数でTASUKUが若干上回るが、矢野も手数を返す。

 2R、パンチを主体に打ち合うが、TASUKUが首相撲からヒザ蹴りを入れると、矢野は右ローキックを浴びせる。展開は均衡し、激しく打ち合い互角の展開を繰り広げる。

 3R、開始から矢野が前に出て打ち合い、TASUKUをロープ際に詰める。TASUKUも手数を返し、両者がパンチとローで打ち合いの展開。判定はドローとなった。




▼第4試合 65kg契約 3分3R 
○キューピー(S-cute)
3R KO ※左ストレート
●吉田尚悟(REALDEAL GYM博多)

 1R、サウスポーで、KO率の高い両者。キューピーが破壊力のある左ローキックを吉田の前足に浴びせ、吉田も左ミドルを返す。キューピーがパンチを繰り出すと、吉田は下がって避けるが、そこを突いたキューピーはコーナーに詰めてからパンチをヒットさせダウンを奪う。

 2R、互いにガードを低めで攻撃重視のスタイルを取る。このラウンドは吉田もパンチで打ち合いながら、上段前蹴りを入れ、得意の左ヒザ蹴りを返すが、パンチ力があるキューピーが優勢。

  最終ラウンド序盤は互いに前に出ている右グローブをパーリング気味で当て、一気に出る機会を互いにうかがう。吉田は左ミドル、左ハイキックを放ち、キューピーのパンチにヒザ蹴りを合わせる。キューピーの左ボディストレートで吉田がダウン。

  ダメージが深いものの何とか立ち上がる吉田に、キューピーが一気に詰めに入り、右フックからの左ストレートを浴びせ吉田がダウン。キューピーが自慢の豪腕でKO勝利を飾った。




▼第3試合 70kg契約 3分3R
○森孝太郎(REALDEAL GYM博多)
KO 2R ※左ヒザ蹴り
●宮崎 均(柳井道場)

 1R、森はロングレンジからのストレート系のパンチ、宮崎はサウスポーである森の前足に右ローキックをインローで入れる。途中、森にローブローが入り回復のインターバルが取られる。森がテンカオ、左ミドルを使うが、宮崎もパンチを返す。

 2R、森がワンツーを入れると、宮崎もインローを返す。森が距離を詰めながら組んでからのヒザ蹴りを使い始めると、左ヒザ蹴りが宮崎のボディに入り、宮崎がダウン。立ち上がってガードを固める宮崎に対して、森はストレート、右ハイキックを放ち追い詰める。最後は左ヒザ蹴りでダウンを奪い、森がKO勝利。




▼第2試合 博多VS西新 70kg契約 3分3R
○帝王(REALDEAL GYM西新)
判定3−0 ※三者とも30−29
●松尾孝宏(REALDEAL GYM博多)
※1R帝王にイエローカードで警告1、2R松尾、帝王それぞれにイエローカードで警告1

 1R、互いにフックの応酬となる。首相撲で崩し合いを行い、レフェリーからブレイクが何度も掛かるが、帝王が右ストレートをヒットさせ、ハイキックなども放つ。松尾は若干息が苦しそうな表情を見せる。

 2R、開始から帝王の左ハイキックがヒット。続いて右ストレートをヒットさせるなど、打ち合いでジリジリと帝王が優勢になる。松尾が首相撲で詰めるが、帝王は首相撲に付き合わず、そのまま抱きかかえる形でレフェリーからブレイクを掛けられる。帝王が右ハイキックを再度放つが、これは松尾がガードでブロック。

  松尾は反撃のフックを返すが、帝王がクリンチ気味の首相撲で詰める。レフェリーがそれに対してイエローカードで帝王に警告を与える。接近戦での打ち合いとなる中で、松尾が首相撲からのヒザ蹴りを入れる。

 3R、激しく打ち合う展開となるが、途中でクリンチが入るため両者にイエローカードで警告が与えられる。帝王がロープに詰めてパンチを打ち合う。松尾は消耗したのか組んだ際に頭が下がっており、そこを突いた帝王が頭を抱えてからヒザ蹴りを入れる。帝王の組んでからの連続攻撃で、レフェリーが注意を与える。判定決着となり、優勢だった帝王が勝利した。




▼第1試合 65kg契約 3分3R 
○門田正明(Rice gate)
KO 2R ※右フック
●越智大輔(TEAM SHIMONOSEKI)

 1R、越智はローを入れるが、門田は入りから強打のフックをフルスイングで振るう。越智も前蹴り、ローを入れる。門田はガードを低めにし、右ローを使う。フルスイングのフックを見せる越智が距離を詰めて首相撲で崩しを狙うが、門田は首相撲には付き合わない。

 2R、序盤では越智が右ミドルを出すが、門田が詰めて組んでからのヒザ蹴りを見せる。越智も首相撲で崩しに来る。パンチの打ち合いに応じる展開になると、門田の右フックが入り、越智がロープに持たれるように倒れ、レフェリーがダウンを宣告。ファイティングポーズを取り続行となるが、門田がフックを浴びせたところで、レフェリーが試合をストップ。同時にセコンドからもタオルが投入された。


▼オープニングファイト第2試合 60kg契約 3分2R
○北原兼星(REALDEAL GYM西新)
判定3−0 ※三者とも20−19
●坂井智彦(REALDEAL GYM博多)

 1R、北原が左ミドルを入れる。そしてパンチから距離を詰めて首相撲からの左ヒザ蹴りを何度も浴びせ、坂井の左脇腹を赤く染める。北原は詰めてからの首相撲が強いので、坂井も手数を返したいところだが、北原がパンチからのヒザ蹴りを至近距離で浴びせる。

 2R、坂井が北原をロープに詰めた際にパンチから組んでのヒザ蹴りを上下に浴びせ、上段ヒザ蹴りがヒット。北原がグラついてダメージが見られる。ここで一気に畳み掛けに入ってきた坂井だが、北原もパンチからヒザ蹴りを返して持ち堪える。

  坂井が右ローを浴びせ、ダメージが入るが、北原もパンチから首相撲のヒザ蹴りを入れる。坂井もヒザ蹴りを返し、右ローを浴びせる。首相撲の組みが強い北原がボディへとヒザ蹴りを入れる。北原が接戦で判定勝利した。


▼オープニングファイト第1試合 60kg契約 3分2R
○鮫島 力(薩摩ジム種子島道場)
判定3−0 ※三者とも20-19
●斉藤武雄(REALDEAL GYM博多)

 1R、終盤では鮫島が斉藤をロープに詰めてからパンチのラッシュを浴びせるが、斉藤もパンチ、テンカオを返す。

 2R、鮫島が強打のパンチを連続で浴びせるが、斉藤もストレート、テンカオ、右ロー、右ミドルを返す。勢いに乗った鮫島がパンチの連打にバックハンドブローを放ち、ハイキックを見せる。判定で鮫島が勝利。


▼オープニングファイト トライアウト 55kg契約 3分2R
△小崎貴誠(REALDEAL GYM西新)
ドロー 判定1-0 ※20-19、19-19、19-19
△濱本勝也(SK・ACTIVE)

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