3月25日(金・現地時間)韓国・ソウルにてヘビー級8選手による1Dayトーナメント『K−王ヘビー級トーナメント』が開催され、日本の羅王丸(TARGET)が優勝を果たした。(試合写真提供:Korean Twins)
1回戦で羅王丸は地元・韓国選手であるイ・サンモクを2RにローキックでKOし、幸先の良いスタートを切る。続く準決勝ではムエタイスタイルのエア・サンコク(ドイツ)に対し、体格で上回る羅王丸がじわじわと圧力を掛け、2Rにパンチでダウンを奪う。その後も羅王丸は攻撃の手を休めず攻め続け、戦意喪失したサンコクの表情を見て、レフェリーが試合をストップ。1回戦に続き、KO勝利で決勝まで勝ち上がる。
決勝で羅王丸はイム・チビン率いるチーム・チビン期待のヘビー級選手で、K-1ソウル大会の常連選手であるソン・ミンホと対戦。
韓国アマチュアボクシング王者の実績もあるミンホは1Rからステップを使い、パンチで攻撃を仕掛けるが、羅王丸は準決勝で痛めた左足首の影響でミンホを追いかけることが出来ず、相手が出てきたタイミングでパンチを出し打ち合う。
しかし2R、羅王丸はパンチとテンカオ(相手に組まずに出すヒザ蹴り)を多用し、ミンホのガードを下げさせたところで左フック! これでダウンを奪い、カウント8で立ち上がったミンホにラッシュを仕掛ける。そして最終ラウンド、後がないミンホが羅王丸同様、パンチからヒザ蹴りまでつなげ、お互い打ち合う展開となる。そしてミンホのヒザ蹴りが羅王丸の顔面をとらえ、羅王丸のマウスピースが口から飛ぶものの、羅王丸はそれに耐えて打ち合いを続ける。
そしてフルランドが終了し、判定は2Rにダウンを奪った羅王丸が勝利! 初の海外遠征試合に加え、過酷な1Dayトーナメントを最高の形で締めくくった。
▼K-王ヘビー級トーナメント決勝戦
○羅王丸(日本/TARGET/RISEヘビー級3位)
判定
●ソン・ミンホ(韓国/KHANジム/チーム・チビン/2007年 韓国アマチュアボクシング王者)
▼K-王ヘビー級トーナメント準決勝
○羅王丸(日本/TARGET/RISEヘビー級3位)
TKO 2R
●エア・サンコク(ドイツ)
▼K-王ヘビー級トーナメント1回戦
○羅王丸(日本/TARGET/RISEヘビー級3位)
KO 2R
●イ・サンモク(韓国)
GBRの「R.I.S.E.」特集
Dyki×羅王丸のスパー対決!三角飛び蹴りも飛び出す動画、小宮山工介の空手特有の蹴り技ミット打ち動画、TATSUJIラスト・インタビューなど |
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