▲蹴りのセンモラコット(左)とパンチのスアレックという戦いになったが、不透明な結末に……
DEEK総合企画
「ムエローク2011-2nd-」
2011年4月2日(土)東京・新宿FACE
開場17:00 開始17:30
▼メインイベント ムエリーグ60kg級 3分5R延長無制限R
△スアレック・ルークカムイ(尚武会/ムエマラソンJapan2011王者)
ドロー 判定1−0 ※49−48、49−49、48−48
△センモラコット・チュワタナ(タイ/WMCフェザー級10位、元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級9位)
メインイベントは2月大会で行われた在日タイ人選手によるワンデートーナメント「ムエローク杯59kg級ムエマラソン」を制したスアレック・ルークカムイ(尚武会)と、昨年3月の「ビッグバン」で駿太から壮絶なKO勝ちを収めたセンモラコットによるムエタイ対決。
1R、両者共にゆっくりとしたリズムからミドルキックを交換。前蹴りを多用するサウスポーのセンモラコットにスアレックは蹴り足をキャッチしてパンチや右ミドルを返す。センモラコットが前に出てくるとスアレックはワンツーから右ローとパンチを多用していく。
2R、センモラコットが前に出て行き、ロープを背負ったスアレックに左ミドルからの右フックを何度も繰り出す。速い左ミドルをどんどん蹴っていき、スアレックをロープに釘付け。左フックを狙うスアレックだがブロッキングされる。
蹴り足をキャッチしてのパンチを放つスアレックに、センモラコットもパンチで応戦し、足を止めての打ち合いを見せる。スアレックの左フックも入るが、このラウンドはセンモラコットがややリードした。
3R、スアレックが蹴りをさばいての左フックからの右ローを何度も決め、左フックをヒットさせる場面が目立つ。左ミドルを蹴ると必ずパンチを返してくるスアレックにセンモラコットもパンチを打ち返すが、スアレックの方が有効打は多い。さらに、センモラコットの左ミドルに軸足蹴りを合わせて、度々転倒させる。
4R、左フックで前に出るスアレック。センモラコットの左ミドルには軸足蹴り、蹴り足をキャッチしてのパンチと蹴り主体のセンモラコットが嫌がる攻撃を繰り返す。センモラコットは蹴り足をつかまれてバランスを崩す場面が目立つ。
5R、スアレックが蹴り足をキャッチしてのコカしとパンチを見せるが、両者とも見合ってほとんど手を出さず。ラスト1分は完全に流して試合終了のゴングを聞いた。しかし、判定はドロー。ここで思わぬアクシデントが……。
ムエローク完全決着ルールにより、無制限の延長Rに突入するはずだったが、センモラコットのプロモーターであるアンモー氏が「延長戦があるとは聞いてない」と猛抗議。センモラコットをリングから下ろしてしまった。それを見たスアレックもリングから降り、主催者はドローと発表。何とも締まらない結末となってしまった。
▼スーパーライト級 3分3R ヒジなし
○小川 翔(OISHI)
KO 1R1分25秒 ※ボディブロー連打
●井上遊麻(尚武会GAREX立川/WPMF同級10位)
『K-1甲子園2010』ベスト8の小川が、その強さを存分に見せ付けた。パンチからハイキックの鮮やかでパワフルなコンビネーションを繰り出し、ボディブローからの連打で井上をコーナーへ詰めてメッタ打ち。
速攻でダウンを奪うと、再び井上をコーナーへ詰めてボディを連打。レフェリーが試合を止め、小川がWPMF日本ランカーに圧倒的なKO勝利を収めた。
▼ウェルター級 3分3R ヒジなし
○岡田裕太(B-FAMILY NEO)
KO 2R19秒 ※パンチ連打
●佐藤正弘(フリー)
▼スーパーフェザー級 3分3R
○白鳥大珠(チームTEPPEN)
判定3−0 ※30−28、30−27、30−27
●ピエロ大塚(ファイトアンダーグランド)
▼バンタム級 3分3R
○梅澤武彦(東京町田金子)
KO 1R1分26秒 ※左ハイキック
●堀 堅人(尚武会GAREX立川)
▼70kg契約 3分3R
○リアルクローズ(KB連合)
KO 1R1分46秒 ※パンチ連打
●風のユウジ(ファイトアンダーグランド)
▼85kg契約 3分3R
○上野RT(ファイトアンダーグランド)
KO 1R2分23秒 ※顔面ヒザ蹴り
●マル(山崎道場)
▼ジュニア異種格闘技マッチ 2分2R
○バンフース・ハンター(尚武会GAREX立川)
判定3−0
●亀田一成(チームTEPPEN)
▼ムエロークJr地域対抗戦5対5 2分2R
○チーム東京
那須川天心(チームTEPPEN)
溝口達也(尚武会)
湯田海斗(尚武会)
末永勇一(フリー)
新名希平(B-FAMILY NEO)
近藤颯(B-FAMILY NEO)
4−2
●チーム東海
福田海斗(キング・ムエ)
土屋邦登(キング・ムエ)
鈴木笑ノ輔(真樹ジムAICHI)
林海斗(OISHI)
大崎孔稀(OISHI)
伊藤勇真(キング・ムエ)
※4勝2敗でチーム東京が勝利。
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