「Strikeforce Diaz vs Daley」
2011年4月9日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ ヴァレービューカジノ・センター
<主な試合結果>
▼世界ライト級チャンピオンシップ 5分5R
○ギルバート・メレンデス(アメリカ/王者)
TKO 1R3分14秒 ※レフェリーストップ
●川尻達也(T-BLOOD/挑戦者)
昨年大みそかにジョシュ・トムソンを下した川尻がアメリカに乗り込んでメレンデスの持つタイトルに挑戦! 両者は2006年のPRIDE男祭りで対戦しており、この時はメレンデスが判定勝利を収めている。
1R、軽くジャブを繰り出す両者。メレンデスはジャブと左フック。川尻のジャブにメレンデスが右フックを叩き込み、これで川尻がバランスを崩す! 川尻もすぐに立ち上がり、右ストレートを返すが、メレンデスは首相撲からヒザ蹴り。川尻を金網まで詰めて連打をまとめる。
距離を取った川尻は左ハイキックと右ストレート。しかしメレンデスは右ストレートから首相撲に持ち込んでヒザ蹴り、そして右アッパー! 一気に川尻のバックについて強烈なパウンド! メレンデスは立ち上がる川尻を金網に押し込んでパンチをまとめる。何とか距離を取る川尻だったが、メレンデスは再び川尻の左フックに合わせて右ストレート! 川尻のタックルを切り、引き込む川尻にヒジ打ちを連打! メレンデスが圧倒的な強さで川尻をマットに沈めた。
▼ライト級ワンマッチ 5分3R
○青木真也(パラエストラ東京/第2代DREAM同級王者)
一本 1R1分33秒 ※チョークスリーパー
●ライル・ビアーボム(アメリカ)
昨年4月にギルバート・メレンデスの持つストライトフォース世界ライト級王座に挑戦して以来、約1年ぶりに青木がストライクフォースに参戦。対戦相手のビアーボムはデビューから15連勝を飾り、ビトー“シャオリン”ヒベイロにも勝利した実績を持つ選手だ。
1R、サウスポーの青木は右手を伸ばして左ミドルを蹴る。ビアーボムはそこに胴タックルで組み付き、青木を金網に押し込む。しかし青木がビアーボムの足をかけてテイクダウンを奪う。
ビアーボムは体を起こして立ち上がろうとするが、青木はビアーボムのバックについてフェイスロック気味のチョークスリーパー! あごの上からビアーボムの首を絞め続けると、ビアーボムがタップ! 青木が2度目のストライクフォース参戦で見事な秒殺勝利を見せた。
▼世界ウェルター級チャンピオンシップ 5分5R
○ニック・ディアス(アメリカ/王者)
TKO 1R4分57秒 ※レフェリーストップ
●ポール・デイリー(イギリス/挑戦者)
1R、いきなりディアスは両手を広げてデイリーを挑発! サウスポーのディアスはジャブから左ボディストレート。デイリーも首相撲から左ヒジを打ち、そして左フック! これでディアスがバランスを崩す。デイリーはそこにパンチをまとめて、ボディにサッカーボールキック!
ディアスは立ち上がって体勢を整えると、ジャブをついてデイリーを金網に押し込む。デイリーは首相撲からヒザ蹴り。ディアスはデイリーのボディと顔面にパンチを散らし、デイリーを攻め込む。テイクダウンに失敗し、引き込んだディアス。デイリーの体を蹴り離して、タックルから立ち上がる。
ディアスはデイリーを金網に押し込んでワンツー! デイリーも首相撲からヒザ蹴り! ディアスは手数を増やして前に出るが、デイリーはそこに右ストレート、左フック! これで亀になるディアス! 自ら仰向けになってガードを取ると、デイリーはそこにパウンドを連打する!
しかしディアスが立ち上がり、左ストレートから猛ラッシュ! 顔とボディにパンチを打ち分け、デイリーのパンチをもらいながらもディアスは左アッパーを返す! 一旦、距離が離れると、フラフラとバランスを崩して倒れこむデイリー! ディアスがパンチをまとめたところでレフェリーが試合をストップ。ディアスが壮絶な打撃戦を制し、デイリーを下した。
▼ライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
△ゲガール・ムサシ(オランダ/初代DREAM同級王者)
ドロー 判定1−0
△キース・ジャーディン(アメリカ)
1R、ジャーディンがジャブから右ストレート。ムサシの右ローをキャッチしてテイクダウンを狙うが、ムサシもすぐに立ち上がる。ムサシはジャーディンのパンチをバックステップでかわし、自ら前に出て右アッパーから左フック、ヒザ蹴りを放つ。ジャーディンはタックルでムサシを金網まで押し込んでテイクダウン。ムサシはジャーディンに背中を見せて、アームロックを狙いながら立ち上がる。しかしジャーディンはしつこくタックルに入り、ムサシをテイクダウンする。
ムサシはすぐに立ち上がり、右ストレートから前に出て、下がるジャーディンに左フック! 首相撲から右アッパーを突き上げる! これをもらうジャーディンだったが、ムサシを金網に押し込んでテイクダウン。ここでムサシがグラウンド状態でジャーディンの顔を蹴る反則をしてしまい、ムサシに減点1が与えられる。スタンドでの再開後、ムサシは左右のフックで前に出る。
2R、互いにローを蹴り合い、ムサシがジャーディンの首を取ってフロントチョーク。ジャーディンが頭を抜いてディフェンスすると、ムサシはじりじりとパンチのプレッシャーをかけて前に出る。ジャーディンも右フックを返すが、ムサシはそれをかわしてジャブと右ロー。ジャーディンの顔が血で真っ赤に染まる。
ジャーディンの右ローにムサシが左フック。ジャーディンも必死にムサシに組み付いてテイクダウンを奪う。ムサシはジャーディンに押さえ込まれることなく立ち上がり、ジャブ、右ミドル、右ストレート! ムサシはジャーディンにテイクダウンされるが、すぐに立ち上がる。
3R、ムサシのヒザ蹴りがローブローになり、試合が一時中断。再開後、ジャーディンのタックルを切って、ムサシが逆にタックルでジャーディンをテイクダウン。ジャーディンの立ち際を狙ってフロントチョーク! これを外されたムサシだが再びテイクダウンを奪ってマウントパンチ。ジャーディンは金網を蹴って、ここから脱出する。
ムサシは右フック、ハイキック、そして片足タックルでジャーディンをテイクダウンする。ムサシはアームロックを狙いながら、立ち上がろうとするジャーディンを寝かせてパンチを落とす。ムサシがジャーディンの腕十字を潰し、パンチを打ったところで試合終了となった。ジャッジ1名がムサシを支持したものの、減点の影響もあり残り2名はドローとし、結果は引き分けに終わった。
▼フェザー級ワンマッチ 5分3R
○ロバート・ペラルタ(アメリカ)
判定2−1
●高谷裕之(高谷軍団/第2代DREAM同級王者)
●大会のテレビ放送
スカパー!HD「スカチャンHD」
4月13日(水)19:00〜 ch.191
スカパー!「スカチャン」
4月11日(月)19:00〜 ch.172
4月13日(水)19:00〜 ch.181
4月17日(日)23:00〜 ch.162
4月18日(月)20:00〜 ch.176
4月20日(水)21:00〜 ch.181
スカパー!e2「スカチャンHD」
4月13日(水)19:00〜 ch.801
4月20日(水)21:00〜 ch.801
視聴料金はいずれも3,150円(税込み)
詳細はスカチャンHPにてhttp://www.sukachan.com/battle/
GBRの「DREAM特集」
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