▲ジュニアトーナメントを制した(左から)伊藤紗弥、黒木翔太、小宮山怜虎、田丸太樹人、福田真斗。後ろは、B FAMILY・大田原光俊代表
▲(左から)武居由樹、山浦翔、森田蓮
B-FAMILY NEO
「Muay Thai WINDY Super Fight vol.6(アマチュアの部)」
2011年4月29日(金)東京・新木場1stRING
開場10:00 開始10:30
▼Jr−55kgトーナメント決勝戦 1分30秒2R
○森田 蓮(キングムエ)
判定3−0 ※三者とも20−19
●近藤郁也(キングムエ)
和田湧也(橋本)を含む3人によるトーナメント。準決勝は和田と森田蓮(キングムエ)が対戦し、近藤はシード扱いとなった。準決勝では、和田の入りに合わせて、サウスポーの森田が左ミドル。
→準決勝で森田蓮が和田郁也を下した。
距離が詰まれば、首相撲からこかしを多用し、主導権を握る。和田も右ストレートをクリーンヒットされる場面もあったが、森田が判定で決勝戦に駒を進めた。
決勝戦は“90年代の名キックボクサー”佐藤孝也氏率いるキングムエの同門対決となる。ここでも左ミドルの森田。左ローも入れ、上下に蹴りを散らす。なかなか前に出られない近藤郁也に対し、森田が首相撲を仕掛けヒザ。そして何度も近藤をこかしていく。
完全に森田のペースとなり、試合はそのまま終了。うまさが光る試合運びで森田がJr−55kg王者に輝いた。
▼Jr−50kg王者決定戦 1分30秒2R
○山浦 翔(B−FAMILY NEO/MAJr47kg級王者)
判定3−0 ※三者とも20−19
●宮本大樹(パワーオブドリーム)
24日のMA日本キックで初代MAJr47kg級王者に輝いたばかりの山浦翔(B−FAMILY NEO)が参戦。この階級は2名参加のため、宮本大樹(パワーオブドリーム)との王者決定戦となった。
1R、山浦が前に出てきたところに宮本が左ハイ。パンチで詰める山浦が首相撲を仕掛けこかす。イーブンの展開。
2R、右ローを当てすぐに組みに行く山浦。宮本も負けじと首相撲を積極的に仕掛けていく。宮本のローに合わせて、山浦のパンチがヒットする。接戦となり判定の結果、山浦が勝利しJr−50kg王者となった。
▼Jr−45kgトーナメント決勝戦 1分30秒2R
○武居由樹(パワーオブドリーム)
判定3−0 ※三者とも20−18
●酒井柚樹(はまっこムエタイ)
4名参加となったJr−45kgトーナメント。準決勝では、石塚宏人(ドージョー☆シャカリキ)の欠場を受けて、酒井柚樹(はまっこムエタイ)が不戦勝で決勝進出。もう1つの準決勝では、武居由樹(パワーオブドリーム)と福田海斗(キングムエ)が激突した。
→準決勝、武居(左)が延長戦で福田を撃破
首相撲を仕掛ける福田に対し、武居は長いリーチを活かしたパンチ主体の攻撃。福田は何度も首相撲で振り回す場面を作る。武居も負けじとボディフックからフックと上下にパンチを散らす。本戦では決着つかず、延長戦の末に武居が勝利した。
決勝戦では、武居が独特な軽いステップを踏みながらパンチ。首相撲からヒザ、そして酒井を振り回しで転ばすなど優位に試合を進める。2Rには、武居が近距離からボディ、右ハイ。両者がもつれて倒れる場面になっても、必ず上になるのは武居。
判定で武居が勝利。25日のMAJr47kg級王座決定戦で惜しくもタイトルを逃していただけに、価値ある勝利となった。
▼Jr−40kgトーナメント決勝戦 1分30秒2R
○伊藤紗弥(尚武会)
判定
●中野滉太(パワーオブドリーム)
6人参加のJr−40kgトーナメント。準決勝戦には、1回戦を近藤楓(B−FAMILY NEO)を判定で下した中野滉太(パワーオブドリーム)が勝ち上がる。シード枠の岩浪悠弥(橋本)が欠場のため、中野はそのまま不戦勝で決勝戦へ。
→準決勝、伊藤紗弥が須永大護を下した
もう1つの準決勝では、岩尾力(パワーオブドリーム)を判定で下した須永大護(ウィラサクレック・フェアテックス)とシード枠の伊藤紗弥(尚武会)が激突した。ワンツーから左ミドルの伊藤。組んでからのこかしの技術に長けており、須永を面白いように転がしていく。首相撲で優位に立つ伊藤が危なげなく決勝進出を決めた。
決勝戦。伊藤は足を気づかうようにリングイン。準決勝で右足の甲を負傷してしまったという。ゴングがなると、今井勝義会長の支持の下、ひたすら相手の攻撃を待つスタイルで勝負に出た伊藤。 中野はローからパンチで前に出る。
伊藤もパンチで応戦し、スネが当たるように右ミドルを返していく。組まれても伊藤は腰の強さを発揮し、中野をこかしまくる。最後までケガの状態がばれないよう、気持ちの強さを前面に出し続け戦い抜いた伊藤が優勝を決めた。
▼Jr−35kgトーナメント決勝戦 1分30秒2R
○黒木翔太(尚武会)
判定
●溝口達也(尚武会)
9人参加と、最もエントリー人数が多くなったJr−35kgトーナメント。準決勝では、ヒザとミドルで勝ち上がってきた伊藤勇真(キングムエ)と溝口達也(尚武会)が激突。延長戦にもつれ込む接戦となり、溝口が首相撲で主導権を握り判定勝利で決勝戦進出を決める。
もう1つの準決勝戦では、黒木翔太(尚武会)と辰尾春暉(ドラゴンテイル)が対戦。1Rに、左ミドルからヒザで黒木がダウンを奪う。2Rにも突き刺さる前蹴りで辰尾を突き放しボディを効かせ、2度目のダウンを奪い、黒木が決勝へ。
決勝戦。どっしりした構えの黒木がミドル、そして組んでからのヒザで優位に試合を運ぶ。溝口も首相撲で対抗するものの、長身の黒木が有利。ミドル、前蹴りで距離を取り、掴んではこかしていく黒木が勝利し、同門対決を制した。
▼Jr−30kgトーナメント決勝戦 1分30秒2R
○福田真斗(キングムエ)
判定3−0
●湯田海斗(尚武会)
6人参加のJr−30kgトーナメント。準決勝には、湯田海斗(尚武会)と小川颯(ドージョー☆シャカリキ)が勝ち上がってきた。湯田は1Rにミドルと首相撲からのヒザでいきなりダウンを奪う。2Rも湯田が首相撲で2度目のダウンを奪い、決勝戦へ。反対ブロックの準決勝では、佐々木雄汰(尚武会)とシード枠の福田真斗(キングムエ)が対戦。福田は左ロー、左ミドルと蹴り分ける攻撃。ヒザ連打でコーナーに詰めると、パンチのラッシュ。2Rには首相撲からのヒザでダウンを奪っての決勝行きを決めた。
決勝戦。左ミドル、組んでのヒザで優位に攻める福田。ヒザ蹴りで湯田からダウンを奪った。福田は意地を見せるように、2Rにパンチで反撃するも、福田のペースは変わらない。福田が圧倒的な差を見せつけ、優勝した。
▼Jr−25kgトーナメント決勝戦 1分30秒2R
○田丸太樹人(TTP GYM)
判定
●奥脇竜哉(はまっこムエタイ)
6人参加のJr−25kgトーナメント。準決勝では、24日のMA日本キックで初代MAJr25kg級王者に輝いたばかりの奥脇竜哉(はまっこムエタイ)が、手数で榮森貫太(キングムエ)を撃破。もう1つの準決勝では、田丸太樹人(TTP GYM)がパンチ連打とこかしを多用し、中島将吾(尚武会)を下し決勝戦に進出した。
決勝戦では、勢いの奥脇に対し、田丸が組んでからヒザ。連打も多く見せ優位に立つ。判定で田丸が勝利し、奥脇の二冠獲得は失敗に終わった。
▼Jr−20kgトーナメント決勝戦 1分30秒2R
○小宮山怜虎(尚武会)
判定3−0
●酒寄珠璃(ドージョー☆シャカリキ)
3人参加のJr−20kgトーナメント。小宮山怜虎(尚武会)はシード扱いとなり、まず、酒寄珠璃(ドージョー☆シャカリキ)と田丸歩夢(TTP GYM)が激突。酒寄がヒザ蹴りでダウンを奪い、ミドルで試合を組み立て勝利。
決勝戦では、左ミドルの蹴り合い。組んでからのヒザとこかしで優位に立った小宮山が優勝を収めた。
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