5月5日(木・祝)東京・後楽園ホールにて、『ブシロードレスリング』が開催され、K-1 WORLD MAX 2010王者・長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾)がプロレスデビュー戦を行った。
『ブシロードレスリング』とはカードゲームを扱う株式会社ブシロードとプロレスリングゼロワンがタッグを組んで行うプロレスイベント。
かねてよりブシロードは長島をサポートしており、もともと「格闘技を始めたきっかけは、アントニオ猪木の引退試合を見てプロレスラーになりたかったからで、最初の夢はプロレスラーでした」という長島が、ブシロードレスリングでのプロレスデビューを自ら立候補したことで今回の一戦が実現した。
K-1MAX時の70kgから88kgに増量した長島のデビュー戦の相手は、身長193cm、体重120kgのプロレスラー・佐藤耕平。DREAM・笹原圭一イベントプロデューサー、DEEP・佐伯繁代表といった格闘技関係者が見守る中、長島は声優ユニット「ミルキィホームズ」に先導されるかたちで登場。入場コスチュームは違うものの、これは昨年大みそか「Dynamite!!」の入場時と同じで「ミルキィホームズと一緒に入場すれば負けはないと思ったから」(長島)だという。
試合開始のゴングが鳴ると、序盤は長島がキックとパンチ、ローの素早い攻撃で主導権を握る。さらには佐藤の蹴り足を掴んでドラゴンスクリュー、卍固めと大技で追い討ちをかける。
しかし、全てを受けきった佐藤が垂直落下式ファルコンアロー、サッカーボールキック、パイルドライバーと大技連発を見せ、長島は半失神。場内だけでなく、セコンド陣が慌てる中、佐藤がトドメの一発を放とうとコーナーに上ると、長島が雪崩式フランケンシュタイナー、ロー、ハイ、必殺のシャイニング乙ザード!
これが返されると何とコーナーに上った長島はムーンサルトプレス。これでも耐える佐藤に対し、固め技を連続で決め、最後に飛びつき回転十字固めで勝利した。
試合終了後、囲み取材に応じた長島は「(K-1の試合後と比べて)背中が痛いです(苦笑)。もしプロレスのオファーがあれば考えていきたい。前もってK-1のスケジュールを言ってもらえればK-1にも出ます」と今後のことを語っていた。
→長島のセコンドには、フィジカルトレーナーの古家政吉氏の姿も
ブシロードレスリング実行委員会
「BUSHIROAD WRTESTLING」
2011年5月5日(木・祝)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:30
観衆=1,351名(超満員)
<主な試合結果>
▼メインイベント(第5試合) 60分一本勝負
○長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾)
一本 14分3秒 ※飛びつき回転十字固め
●佐藤耕平(プロレスリングゼロワン)
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