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【NJKF】郷野聡寛がムエタイのトーナメントで優勝!70kgのTHAI FIGHT日本代表へ

2011/05/29


ニュージャパンキックボクシング連盟/センチャイムエタイジム
「MuayThaiOpen 16」

2011年5月29日(日)東京・新宿FACE
開場16:00 開始16:30


▲鋭い左ミドルを蹴る郷野(左)、総合格闘家ながらムエタイのトーナメントで優勝を果たす

▼メインイベント(第17試合)THAI FIGHT 70kgトーナメント日本代表決定戦 決勝 3分3R
○郷野聡寛(フリー)
判定3−0 ※30−29、30−29、29−28
●山崎陽一(シルバーウルフ)

 今大会では9月25日、10月24日、11月27日にタイで3大会にわたって開催するムエタイの大会『THAI FIGHT』世界トーナメントの日本代表選手決定戦としてワンデイトーナメントが行われ、70kgの決勝戦では総合格闘家の郷野とシルバーウルフの山崎が対戦した。

  郷野は準決勝で距離を取りながらタイミングよく蹴りとパンチを入れる戦い方で堤大輔に判定勝利。一方の山崎はパンチとローで山本バッファ弘樹をKO寸前にまで追い込み、決勝進出を決めた。

 1R、郷野は準決勝と違い、ジャブとインローを出しながらじりじりと前に出て行く。ガードをだらりと下げた構えからジャブを突いて、左ボディから顔面への左フック。

 山崎の蹴りをしっかりカットし、山崎がパンチで前に出てくると上体を振ってそれを空振りさせる。郷野は構えをスイッチして左ミドル、組みの攻防になると離れ際に左フックを放つ。

 2R、ここも郷野が距離を取りながら左ミドル、山崎は右のボディパンチを打ち、そこから顔面へのパンチにつなげるが、郷野もカウンターの左フックを狙う。ボディへのパンチをきっかけに前に出て行く山崎。郷野はそれを足と上体の動きを使ってかわしつつ、飛び込むような右ストレートを打つ。

 3R、右ストレートで一気に前に出る山崎だが、ディフェンス能力の高い郷野の動きを捉えきれない。逆に郷野は下がって距離を取りながら、構えを細かくスイッチして左ミドル、インロー、ヒザ蹴り。

 山崎がパンチで強引に飛び込んでくれば、今度はそこにカウンターの左フックを当てていく。判定はジャッジ3名とも1ポイント差で郷野を支持! 総合格闘家の郷野がムエタイルールのトーナメントで優勝し、『THAI FIGHT』世界トーナメント70kgの日本代表となった。

●試合後の郷野のコメント
「1日2試合やって、しんどかった(苦笑)。準決勝はムエタイのイメージでやったんだけど、リズムが作れなくて体が動かなかった。それで決勝では今まで野木(丈司)さんとやってきたボクシングをやろうと思って、相手のパンチをよけていたら、リズムが出てきた。野木さんと作ってきたことを軸に、そこにキックを入れる。俺はそういうのがやりたいし、それが俺のやり方。改めて自分の戦い方が分かりましたね。

(今大会に参戦を決めた理由は?)4月のKrushで(山本)優弥に負けたけどダメージはなくて、相手の攻撃がすごく良く見えて楽しかったんですよ。それで打撃の試合をやりたいなと思っていたら、(主催者の)センチャイさんから『試合をしてみる?』と言われて決めました。優弥とやった試合が不完全燃焼で、もっと試合で試したいこともあったし、70kgまでキッチリ体重を落とせるのも見せたかった(※郷野は山本戦で計量をオーバーしている)。

(9月からのトーナメントについては?)どうなるんですかね(笑)。でも今日の試合で自分の出来ること、出来ないことが分かったので、自分の戦い方でやります。トーナメントに出るからには勝ち残りたいし、そうなれば年内は打撃の試合だけでもいいと思ってます。勝ち残ることが出来たらの話ですけど」


▲準決勝で大和侑也、決勝で吉川(左)を下した一貴(右)が67kgの日本代表へ

▼セミファイナル(第16試合)THAI FIGHT 67kgトーナメント日本代表決定戦 決勝 3分3R
○一貴(マスターズピット/WMAF世界ウェルター級王者)
判定3−0 ※30−29、29−28、29−28
●吉川英明(チームドラゴン)

 67kgトーナメントを勝ち上がったのは、準決勝で大和侑也にKO勝利した一貴とDAIに判定勝利した吉川。1R、吉川がガードを固めて右ローを蹴る、一貴は右ストレートからパンチをまとめて右ミドルを蹴る。吉川が距離を潰して首相撲に持ち込むと、一貴は吉川のバランスを崩し、距離が開くと左フックからパンチを連打する。

 2R、吉川の右ローを受けて、一貴も右ロー。吉川が組み付いてヒザ蹴り、右アッパーから左ミドル。一貴は吉川が距離を詰めてくるところに左ヒジ、バックヒジ打ちも狙う。3R、ここも右ローと組みヒザ蹴りで攻める吉川。一貴は右アッパーと左フック、組み際にヒジ打ちを当てる。前に出る吉川に一貴がミドルを合わせるという攻防が続いた。判定はジャッジ3名が1ポイント差で一貴を支持。判定勝利で日本代表の座を掴んだ。


▼第15試合 53.6kg契約 3分3R
○パワリット・サシプラパジム(タイ/元WMCライトフライ級&TV7タイガートーナメント王者)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−29
●山野寛之(チームドラゴン)

▼第14試合 スーパーライト級 3分3R
○細野岳範(チームドラゴン/元J-NETWORKライト級王者)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−27
●平野将志(インスパイヤード・モーション/NJKFライト級6位)

▼第13試合 スーパーバンタム級 3分3R
○新人(E.S.G/NJKFバンタム級7位)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−28
●謙・センチャイジム(センチャイムエタイ/NJKF同級4位)

▼第12試合 63kg契約 3分3R
○雷電HIROAKI(スクランブル渋谷)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−28
●宇都宮城(u,f,c/元日本ライト級8位)  

▼第11試合 68kg契約 3分3R
○MIKOTO(アイアンアックス)
判定3−0 ※30−29、30−29、29−28
●ダイスケ ルークハマッコ(はまっこムエタイ)

▼第10試合 スーパーフェザー級 3分3R
○大和大地(大和)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−27
●鈴木翔也(OGUNI)

▼第9試合 フェザー級 3分3R
○洋・センチャイジム(センチャイムエタイ)
TKO 3R2分59秒 ※ドクターストップ
●笹羅 歩(笹羅)

▼第8試合 バンタム級 3分3R
○波賀創太(立川KBA)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−28
●ハリィ永田(はまっこムエタイ)

▼第7試合 スーパーフェザー級 3分3R
○鶴谷 剛(OGUNI)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−28
●ダイナマイト柿崎(DRAGON)

▼第6試合 THAI FIGHT 70kgトーナメント日本代表決定戦 準決勝 3分3R
○郷野聡寛(フリー)
判定3−0 ※30−29、29−28、30−28
●堤 大輔(チームドラゴン)

▼第5試合 THAI FIGHT 70kgトーナメント日本代表決定戦 準決勝 3分3R
○山崎陽一(シルバーウルフ)
判定3−0 ※3者とも30−26
●山本バッファ弘樹(大和)

▼第4試合 THAI FIGHT 67kgトーナメント日本代表決定戦 準決勝 3分3R
○吉川英明(チームドラゴン)
判定3−0 ※3者とも30−29
●DAI(誠至会/NJKFウェルター級3位)

▼第3試合 THAI FIGHT 67kgトーナメント日本代表決定戦 準決勝 3分3R
○一貴(マスターズピット/WMAF世界ウェルター級王者)
KO 2R1分15秒 ※右フック
●大和侑也(大和/NJKFウェルター級王者)

▼第2試合 ライト級 3分3R
○嶋田裕介(BomboFreely)
判定3−0 ※30−29、29−28、30−28
●浩・センチャイジム(センチャイムエタイ)

▼第1試合 フライ級 3分3R
○井上敬之(キング) 
KO 1R2分30秒 ※ヒザ蹴り
●哲(格闘道場G-1)

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