RISEクリエーション
「RISE 78」
2011年6月4日(土)東京・新宿FACE
開場16:30 開始17:00
▼メインイベント(第6試合) −48kg契約 3分3R延長1R
○神村エリカ(TARGET/WPMF&WMC世界女子ミニフライ級王者)
TKO 3R1分20秒 ※ドクターストップ
●シルビア・ラノッテ(イタリア/J-Girls World Queen Tournament2008、2009王者、WAKO世界女子2階級王者、サバット世界2階級王者)
RISE初の女子によるメインイベント。神村は先日の『RISE 76』でタイ人選手相手に僅か21秒でのKO勝利を収めるビッグインパクトを残したばかりでなく、その6日後には急遽Girls S-cup2年連続女王・RENAの対戦相手が欠場になったことからシュートボクシングにエキシビションマッチで参戦。
3分1R、ヘッドギア、レガース無し10オンスグローブで本気の打ち合いを展開し、RENAからダウンを奪いエキシビションながら観客、マスコミから大きく注目された。
対するシルビアは、蹴りを主体とした格闘技サバットの出身で各タイトルを総なめ。2008年、2009年にJ-GIRLSで開催された-50kg級の1Dayトーナメント「World Queen Tournament」を2年連続で制覇した。注目の日本vsヨーロッパ世界王者対決の結末やいかに!?
1R、軽いステップを踏むシルビアは、神村が前に出るとサバット仕込みのサイドキック。顔面に何度か食らう神村だが、前に出て左フック。神村は左ロー、左ミドルを返すと、シルビアは前蹴り。お互いに一発一発が重い。
打ち合いになると、あのRENAからダウンを奪った神村の左フックが炸裂する。チャンスと見た神村が連打から左ハイ。シルビアのマウスピースが口から出たために試合は中断。前蹴りで距離を取ろうとするシルビアに対し、神村が無理やり前に出てパンチを集める。シルビアはクリンチでうまく逃れる。
2R、ステップを踏みながら距離を詰めてパンチ連打を見せるシルビア。神村は左ミドル、左フックを当てて行く。
しかし、シルビアが絶妙なタイミングで組み付きを多用するために追い込めない。神村も一発を当てては組みにいってしまい、両者に注意が言い渡される。それでも神村は気持ちを前面に出し、力でシルビアをなぎ倒す場面が目立つ。
3Rも、打っては組み付く展開が多く、両者にイエローカード。再開後、シルビアは前蹴り、左ミドル。お互いにパンチを打っては組み付き、もつれて倒れる。パンチの打ち合いとなり、神村の左フックがクリーンヒット!
この一発でシルビアは大量の鼻血を出してしまい、ドクターチェック。シルビアの鼻は曲がり、骨折の状態がひどいためにドクターストップで神村のTKO勝利となった。
泣きながらマイクを握った神村は「こんな試合しか出来ませんでした。いっぱい練習したのにもっと練習してきたことを出したかったです。RISEの女子のベルトを作っていただけるように頑張りますので1からまた頑張ります」とあいさつした。
●試合後の神村のコメント
「もっとガンガン行きたかったけど硬くなってしまいました。一発打ってそれで終わってグチャグチャになってしまったのがダメでしたね。そこを克服しないといけないと思います。
(シルビアに)距離を詰めさせないで自分の距離で戦いたかったのですが、出来ませんでした。組み付きがあるルールだったら違う展開になっていたかもしれませんが、私はRISEのベルトが欲しいのでRISEルールで自分の戦いが出来ないといけないと思います。もう1回シルビアとはやって、キッチリ勝ちたいですね。
明日のシュートボクシングは観に行きます。(RENAvs高橋藍の勝敗予想は?)それはノーコメントで(笑)。どっちが勝っても強い選手なので、ベルトの価値は上がると思います。RENA選手とはエキシビションでやりましたけど、今度はガチンコでやってしっかり結果を出したいと思います。明日RENA選手に勝ってもらってRISEに来てもらいたいと思います。RISEのベルトを懸けてRENA選手とやりたいというよりも、(RENAとは)とりあえず白黒つけたいです」
▼セミファイナル(第5試合) ライト級(-63kg) 3分3R延長1R
○渡辺理想(極真会館/同級2位)
判定3−0 ※三者とも30−24
●若杉成次(和術慧舟會福岡若杉道場)
極真カラテ軽量級の雄・渡辺が2月大会以来の参戦。前回は士道館の水町浩に飛びヒザ蹴りで約3年ぶりのKO負けを喫し、今回が復帰戦となる。対する若杉はRISE初参戦で、総合格闘技がベースのファイター。素手による顔面パンチ、頭突きありの超過激格闘技ミャンマーラウェイで3戦を経験しており、勝負度胸は満点の選手だ。
1Rから主導権を握る渡辺。左三日月蹴り、右ロー、左ハイと蹴り技主体の攻撃で若杉を寄せ付けない。コーナーに追い込んだ渡辺は左ハイでダウンを奪う。
2Rも渡辺ペース。若杉がパンチを返す場面もあったが、コーナーに追い込まれ、渡辺の蹴りの集中砲火を受ける。若杉はダウン気味に腰を落とすも、タックルを仕掛ける動きを何度も見せ注意を受ける。
3R、渡辺が左ミドル連打、後ろ廻し蹴りなど多彩な足技を出したが、最後まで倒し切ることは出来ないまま終了。
判定勝ちした渡辺は「KOしようと一発狙いに行ってしまいました。今月25日にK-1MAXに出ますが、僕はRISEで育ててもらったのでRISE代表として出て、極真とRISEを盛り上げて行きたいと思います」とアピールした。
▼第4試合 -56kg契約 3分3R
○戸邊隆馬(シルバーウルフ/フェザー級5位)
KO 3R1分59秒
●HIROYUKI(club E.D.O.)
▼第3試合 ヘビー級 3分3R
○洪 太星(極真会館)
KO 1R1分32秒 ※右ヒザ蹴り
●鶴巻伸洋(ティアゲネス)
▼第2試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R
○永井健太朗(Kick Box)
判定2−0 ※29−29、30−29、30−29
●大凛ZLS(チームゼロス)
▼第1試合 ヘビー級 3分3R
○大治ZLS(チームゼロス)
KO 1R2分43秒
●岡野文人(マッハ道場)※デビュー戦
GBRの「RISE特集」
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