▲強烈なローキックでエッガラート(左)からダウンを奪う伊東拓馬
MA日本キックボクシング連盟
「BREAK-14〜IRIS〜」
2011年6月18日(日)東京・新宿FACE
開場16:45 開始17:00
▼メインイベント(第8試合) 54.5kg契約 日タイ国際戦 3分5R
○伊東拓馬(橋本道場/MA日本バンタム級王者)
TKO 4R57秒 ※レフェリーストップ
●エッガラート・ソー・デーダムロン(タイ/立川KBA)
伊東は9戦無敗のまま今年1月にMA日本バンタム級王者に輝くと、3月大会ではNJKFランカーの幸二郎を5RTKOで下し、現在10戦10勝。対するエッガラートは新日本バンタム級王者・木暮智と引き分け、梅野源治と大接戦を繰り広げたムエタイ戦士。伊東は初のムエタイ狩りなるか。
1R、まずは伊東が先制の左ハイ。するとエッガラートも左ハイを返す。ムキになるかのように、エッガラートは左ハイを連発しKO狙いに出る。
伊東はカウンターで左ローを入れすでに見切ったかのよう。じりじりとプレッシャーをかける伊東は左ハイ、左ロー。エッガラートも蹴りを返し、このラウンドはほぼ蹴り合いの攻防となる。
2R、お互いにハイを出し合い、スウェーで交わし合う。エッガラートは組み付いて首相撲を仕掛けるも、伊東も負けじとヒザを入れていき互角の展開。両者は左ハイ、左ローを交錯していく。
エッガラートの左ハイに合わせて、伊東の左ローが何度も入る。
3R、伊東の左ローが効き始めたか、エッガラートは嫌がるような表情を見せる。伊東は距離を詰めて左ハイ。エッガラートはヒジを狙う。伊東の左ローで、遂にエッガラートがダウン気味に腰を落とす場面も。
4R、チャンスと見た伊東は左ローで攻めると、エッガラートは立て続けに2度もダウンを喫する。
伊東は後ろ回し蹴り、飛び蹴りと奇襲攻撃を仕掛ける。立つのがやっとのエッガラートは組み付いて逃げる。最後、棒立ち状態となったエッガラートに伊東がローを連打したところでレフェリーがストップ! 伊東が初ムエタイ狩りに成功し、これで連勝記録は“11”となった。
するとここで、WPMF日本バンタム級王者・一戸総太がリングイン。8月28日新宿FACEで伊東vs一戸が決定したことがアナウンスされる。ともに「同じスタイルなのでいい試合になると思います」と好勝負を約束した。
▼セミファイナル(第7試合) 56kg契約 3分5R
○宮元啓介(橋本道場/MA日本バンタム級1位)
KO 3R2分14秒 ※3ノックダウン
●田中将士(上州松井/元NJKFスーパーバンタム級10位)
現在8戦8勝の宮元は3月大会で上位ランカーの松本圭一太に前蹴りを効かせ、最後に左ボディフックでKO勝ちし、バンタム級1位に登りつめた。元NJKFランカーの田中を相手に連勝記録を伸ばすのか。
1R、宮元はローから組み付いて首相撲を仕掛ける。パンチで前進する田中にタイミングよく前蹴りを合わせ、連打を許さない。首相撲の展開で、宮元がヒザ蹴りを田中の顔面に入れてダウンを奪う。何とか立ち上がった田中に、宮元が左ハイ。
2R、宮元は三日月蹴り気味の前蹴り。組んではヒザと、優位に試合を運ぶ。田中のパンチに対し、宮元もムキになり打ち合う場面も。宮元は前蹴りを効かせると、下がる田中にパンチ連打を叩き込み再びダウンを奪った。
3R、宮元がジャンピング前蹴りで3度目のダウンを奪う。ボディを効かされた田中が下がる一方となり、宮元が首相撲からヒザ蹴り連打でダウン奪取。防戦一方となり、宮元がヒザ蹴りのラッシュを決めるとレフェリーがストップした。
▼第6試合 51kg契約 3分5R
○飛燕野島(契明/MA日本フライ級2位)
判定3−0 ※49−46、49−47、49−46
●深堀ヒロシ(Kインター柏/MA日本フライ級5位)
野島は昨年11月に王者・加藤竜二にMA日本フライ級タイトルマッチで挑戦するも、ドロー。約半年ぶりの試合を迎えることとなった。対する深堀は同大会で勇児から延長戦の末に判定勝ち。飛燕と同じ試合間隔でこの試合に臨む。
飛燕はキャリアの差を見せ付けるように余裕のある戦い。ローからパンチと上下に散らす攻撃で優位に立つ。2Rには、右フックでダウンを奪う。深堀も巻き返しを狙い前に出るが、飛燕の巧みなディフェンスを崩せない。最後に飛燕が左フックを連発させたところでゴング。飛燕が判定勝ちした。
▼第5試合 61kg契約 交流戦 3分5R
○高橋幸光(はまっこムエタイ)
TKO 3R終了時 ※セコンドからのタオル投入
●藤澤大樹(HOSOKAWA/MA日本スーパーフェザー級3位)
高橋が左ミドルを連発し、蹴り技主体の攻撃。藤澤はパンチで詰めていくが、高橋を追い込めない。高橋は二段蹴り、パンチ連打で追い込む場面も見せた。
3R、藤澤は高橋の蹴りを腕でブロック。これでダメージを負ったか、藤澤はケガをアピール。「腕の負傷箇所に骨折の疑いがある」として、藤澤のセコンドがタオルを投入し、高橋がTKO勝利した。
▼第4試合 69.5契約 3分3R延長1R
○小林 準(JMC横浜/MA日本ミドル級8位)
KO 2R58秒
●中河靖文(Kインター柏/MA日本スーパーウェルター級7位)
▼第3試合 ウェルター級 3分3R延長1R
○和真(早川/同級9位)
判定3−0 ※30−27、30−27、30−28
●GORI(菅原道場/同級10位)
▼第2試合 フェザー級 3分3R延長1R
○RYOTA(マイウェイ/同級9位)
判定3−0 ※30−28、30−29、30−28
●キューピー晋大(HOSOKAWA/同級8位)
▼第1試合 バンタム級 3分3R
○鰤鰤左衛門(キックボクシングコア)
判定3−0 ※三者とも30−29
●渡部 博(士道館・ひばりヶ丘)
▼オープニングファイト第3試合 フライ級 交流戦 3分3R ※ヒジなし
○古田恭人(はまっこムエタイ)
KO 2R1分38秒
●石塚喜彦(Kインター柏)
▼オープニングファイト第2試合 ウェルター級 交流戦 3分3R ※ヒジなし
○山際和希(谷山)
判定3−0 ※三者とも30−28
●ススム・アラビアジム(NJKF/アラビア)
▼オープニングファイト第1試合 フライ級 交流戦 3分3R ※ヒジなし
○矢島直弥(はまっこムエタイ)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−29
●透馬(ワイルドシーサー群馬)
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