J-NETWORK
「TIME to CHANGE the KICK by J-SPIRIT 3rd」
2011年6月19日(日)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:00
▲菅原(左)が大石にリベンジを果たし、チャンピオンに返り咲いた
▼メインイベント(第12試合) J-NETWORKスーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
○菅原勇介(TARGET/同級1位/挑戦者)
TKO 3R27秒 ※ドクターストップ
●大石駿介(OISHI/王者)
※大石が初防衛に失敗、菅原が新王座に就く
昨年6月にスーパーライト級のベルトをかけて対戦している大石と菅原。この時は挑戦者・大石が王者・菅原をヒジ打ちによるドクターストップで下してべルトを手にした。約1年ぶりの再戦は、大石が王者として菅原の挑戦を受けるという、1年前とは逆の立場となる。
1R、菅原がインローと左ミドル。大石はジャブを突いて右ローを返す。菅原は左フックを当てて、下がる大石に飛びヒザ蹴り。
そこから菅原が首相撲に持ち込むと、大石はロープを背にしながらも、上手く菅原の腕をコントロールしてヒジ打ちを入れる。距離が開くと大石がパンチから右ロー、菅原も左ミドル、ローを返す。
2R、ここも菅原がインロー、左ミドルで前に出る。そして大石の顔面とボディに飛びヒザ蹴り。大石もそれをブロックしてパンチと右ローのコンビネーションで攻める。
大石は細かくパンチをまとめて、菅原がそれを両腕ブロックでディフェンスすると左ボディ、そして縦ヒジ!
大石がパンチとヒジ打ちを上手く散らしながら、ローにもつなげ、菅原を攻め込む。出血量は少ないものの、菅原は大石のヒジ打ちで左目の下をカットする。
このまま大石ペースになるかと思われた3R、菅原が大石をロープまで下がらせて強烈な右のヒザ蹴り!
これで大石が体勢を崩すと、そこに菅原が右ヒジ! これが大石の左目の上を切り裂き、ドクターが試合をストップ! 菅原がリベンジを果たすと共に、スーパーライト級王座に返り咲いた。
▲炎出丸(右)が出貝を下して暫定王座を獲得
▼セミファイナル(第11試合) J-NETWORKスーパーバンタム級暫定王座決定戦 3分5R延長1R
○炎出丸(クロスポイント吉祥寺/同級4位)
判定3−0 ※50−48、49−47、50−47
●出貝泰佑(バンゲリングベイ・スピリット/同級1位)
※炎出丸がJ-NETWORKスーパーバンタム級暫定王者に
当初、王者・水原浩暁と出貝によってタイトルマッチが行われる予定だったが、水原の負傷により試合が消滅。出貝と炎出丸により暫定王座決定戦が行われることとなった。出貝と炎出丸は昨年J-NETWORKとレベルスのリングで対戦、炎出丸が1勝1分と勝ち越している。
1R、パンチと右ローで試合を組み立てる出貝。炎出丸は両手を伸ばすようにして距離を取りながら左ミドル、右ローを蹴り返す。
2R、炎出丸は出貝に組み付いて首相撲からヒザ蹴り、さらに出貝のパンチをブロックして右ローを蹴り返す。炎出丸は右ローと首相撲を繰り返し、試合のペースを掴む。
3Rも炎出丸がしっかりと出貝のパンチをブロックして右ロー、そして首相撲からのヒザ蹴り。出貝も右ストレートやヒザ蹴りを返すが、炎出丸のペースを崩せない。
4R、炎出丸は右ローと首相撲だけでなく、右ストレート、奥足ロー、右のヒジ打ちを当てて、出貝を下がらせる。
5R、出貝は炎出丸の組み際を狙って右アッパーを突き上げるが、炎出丸はしつこく首相撲を続け、出貝に反撃のチャンスを作らせない。そのまま試合終了となり、炎出丸が出貝を下して、暫定王者となった。
▲J-NET王者・木村(右)が左ミドルで中嶋を圧倒
▼第10試合 60kg契約 サバイバルマッチ1
○木村天鮮(レグルス池袋/J-NETWORKスーパーフェザー級王者)
判定3−0 ※30−28、30−27、30−26
●中嶋剛志(青春塾)
DYNAMITE祐太の負傷欠場により、中嶋と対戦することになった木村。中嶋のセコンドには木村が対戦を希望している石川直生がつく。
1R、サウスポーの木村が強烈な左ミドル。中嶋もそれを受けて右のインローを蹴り返す。木村は左ミドルで距離を取りながら、中嶋が前に出てくるところに左ストレート、左のヒザ蹴りを狙う。
2Rも木村が左ミドルで中嶋をコントロールし、距離が詰まれば中嶋に首相撲からヒザ蹴りを入れる。
3R、完全に距離を支配した木村は左ミドル、首相撲で中嶋を翻弄。木村の首相撲に苦戦する中嶋は木村を投げてしまい、レフェリーからレッドカード減点1が言い渡される。その後も木村が中嶋をコントロールし、J-NETWORK王者として貫禄を見せ付けた。
▲長崎(左)がパンチとヒジ打ちで八神を下す
▼第9試合 J-NETWORKフェザー級次期王座挑戦者決定戦 サバイバルマッチ1
○長崎秀哉(ウィラサクレック・フェアテックス/同級6位)
判定3−0 ※29−28、29−28、30−28
●八神剣太(レジェンド横浜/同級4位)
※勝者が8・21後楽園大会で佐藤政人とタイトルマッチ
1R、八神はいつものようにガードをだらりと下げた構えからパンチとロー、長崎を下がらせて左ハイキックを蹴る。八神の変則的なスタイルにやや手数の少なかった長崎だが、距離を詰めて首相撲に持ち込むとヒジ打ち! これで八神のバランスを崩し、さらに左フックを叩き込む。
2R、距離を取りながら八神がインロー、奥足ロー。長崎は1Rと同じように組んでからの攻防に持ち込もうとするが、八神が上手く距離を取って長崎に組ませない。八神のローで足が止まる長崎だったが、3Rは強引に前に出て八神を首相撲に捕まえて右ヒジ! これで八神が目の周りから出血する。必死にパンチを出して前に出る八神を、長崎はしっかりと見切り、王者・佐藤への挑戦権を手にした。
▼第8試合 59.5kg契約 サバイバルマッチ1
○笠原淳矢(フォルティス渋谷/J-NETWORKスーパーフェザー級1位)
判定2−0 ※30−30、30−29、30−28
●鬥嘩裟(=つかさ/BLUE DOG/元J-NETWORKフライ級王者)
4月の後楽園大会では、ヒジなしルールながらスーパーフェザー級王者・木村天鮮を下している鬥嘩裟(つかさ)。今回はヒジ打ちも認められた通常のルールで同級1位の笠原と対戦した。
→鬥嘩裟(左)は笠原の首相撲にペースを掴めずに敗れる
1R、ローとミドルを蹴り合う展開が続き、笠原が組み付いてヒジ打ち。鬥嘩裟もヒジ打ちを返すが、笠原は鬥嘩裟をコーナーまで詰めて首相撲からヒザ蹴りを打つ。2R、ここも笠原は距離を潰して首相撲に持ち込み、鬥嘩裟のボディにヒザ蹴り。鬥嘩裟は得意の前蹴りで距離を取り、右ストレートを狙う。
3R、笠原が両手を細かく動かしてフェイントを入れながらパンチとロー。鬥嘩裟は左の前蹴りを出すものの、その後が続かず、逆に笠原はしつこく組み付いて首相撲からのヒザ蹴りで鬥嘩裟を攻め込む。このまま試合終了となり、首相撲で鬥嘩裟をコントロールした笠原が勝利を手にした。
▼第7試合 ヘビー級 サバイバルマッチ1
○古田太一(アイアンアックス/同級1位)
判定2−1 ※29−30、30−29、30−29
●瀧川リョウ(ドージョー瀧川/WPMF日本同級10位)
▼第6試合 フェザー級 3分3R ※ヒジあり
○梅原ユウジ(STRUGGLE/WPMF日本同級5位)※初参戦
判定2−0 ※30−29、29−29、30−28
●鈴木優也(TSX/元RISEバンタム級8位)
▼第5試合 スーパーフライ級 サバイバルマッチ1
○松崎公則(STRUGGLE/WPMF日本同級3位)
TKO 3R2分43秒 ※ドクターストップ
●喧太(フォルティス渋谷/同級6位)
▼第4試合 スーパーバンタム級 3分3R
○木村健太郎 (サバーイ町田/同級7位)
判定3−0 ※29−28、30−29、30−28
●稼頭徳(JTクラブ)
▼第3試合 スーパーライト級 3分3R
○備前勝利(天空・藤)※デビュー戦
判定2−0 ※29−29、29−28、30−28
●昇吾(アルファ)
▼第2試合 ミドル級 3分3R
○剛王(Raja bangsa)
KO 2R2分50秒 ※ヒザ蹴り
●タバスコ侑一郎(総合格闘技HIT)
▼第1試合 ミドル級 3分3R
○涌井 忍(Combat Workout Diamonds)
KO 2R2分19秒 ※ヒザ蹴り
●野田夏樹(誠)
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