ZST事務局
「〜FIGHTING NETWORK〜ZST BATTLE HAZARD 05」
2011年7月17日(日)東京・新宿FACE
開場17:30 開始18:00
※ジェネシスバウトは17:40より開始
▲スタンドでもアグレッシブにパンチで攻めた大澤(右)
▼メインイベント(第9試合) VTルール フェザー級シングルマッチ 5分2R
△清水俊一(総合格闘技宇留野道場)
時間切れドロー
△大澤茂樹(フリー)
レスリングで数々の実績を残し、これまでSRC(戦極)育成選手として活動を続けてきた大澤が、所属フリーとなり、ZSTに初参戦。迎え撃つ清水は昨年のSRCバンタム級ASIAトーナメントで現パンクラス王者・井上学に勝利、ZSTでは先輩の奥出雅之をハイキックでKOするなど勢いに乗っている。
1R、サウスポーの大澤はインローを蹴って、じりじりと前に出て行く。そして清水がコーナーを背負ったところでテイクダウン。清水の上体をガッチリと固めてパスガードし、サイドポジションから清水の脇を差して押さえ込み、清水の顔面にパンチを入れる。
ブレイク後、清水は右ストレート、左右のハイキック。大澤もタックルのフェイントから右フックを打ち込む。清水はジャブからバックブローを狙うが当たらない。
2R、清水が大澤のインローを受けて右ミドル。大澤がパンチで前に出てこようとするところに右ミドルを合わせる。そして大澤の前進に合わせて清水がカウンターのタックルを狙うが、大澤がそれを切ってサイドポジションで上になる。
大澤は1Rと同じように清水の脇を差して押さえ込みながらパウンド、さらにV1アームロックを狙うが、清水は腕を抜いて立ち上がる。
試合がスタンドに戻ると大澤は一気に前に出て右フック。清水も右ミドル、右ハイキックを狙うが、大澤が清水をコーナーまで詰める。ここで組みの攻防になり、清水がアームロックを仕掛けて寝技に引き込むものの、極まらず。テイクダウン&ポジショニングで試合を優位に進めた大澤だったが、時間切れドローに終わった。
▲山田(上)がプロとしての実力の差を見せ付けた
▼セミファイナル(第8試合) ZST VS THE OUTSIDER 対抗戦 VTルール 75kg未満契約 5分2R
○山田哲也(しんわトータルコンバット/ZST)
TKO 1R3分46秒 ※セコンドからのタオル投入
●堀 鉄平(スポーツジムマーシャルアーツ/リングス)
アウトサイダーでは“柔術弁護士”として寝技の強さを見せている堀。迎え撃つ山田は2009年に戦極フェザー級GPに出場するなど大舞台も経験しているZST期待の選手だ。
1R、いきなり山田が飛びヒザ蹴り! そのまま組み付いてテイクダウンを奪うが、堀もすぐに立ち上がって山田に組み付く。しかし、ここで山田が組んだ状態で堀の顔面に左のヒザ蹴り! これが堀の右目を捉え、右目を負傷した堀にドクターチェックが入る。
ここは試合再開となったが、山田はすぐに組み付いてテイクダウンを奪い、パンチを落としながらマウントポジションへ。ここでも堀の顔面にパンチを打ち込み、堀の動きに合わせて後ろにつく。チョークを狙いながら堀の顔面にパンチを叩き込む山田。
ここで堀がガードポジションに戻すと、山田は立ち上がって顔面を踏みつけ! 堀が山田の攻撃を一方的に受け続ける状態となり、堀のセコンドからタオルが投入された。
これでZST×アウトサイダーの対抗戦は1勝1分でZST勢の勝利。同日、ディファ有明で開催されたアウトサイダーで行われたZST×アウトサイダーの対抗戦もZST勢が2勝1分で勝利を収めており、同日2大会にまたがって行われたZST×アウトサイダーの対抗戦は3勝2分でZST勢が勝ち越す結果に終わった。
▲ドローだったものの強烈なパンチで長谷川を追い込んだ渡辺(左)
▼第7試合 ZST VS THE OUTSIDER 対抗戦 VTルール 60kg未満契約 5分2R
△長谷川直弘(しんわトータルコンバット/チームZST)
時間切れドロー
△渡辺竜也(MAX/リングス)
昨年からスタートし、今回が通算4度目となるアウトサイダーとZSTの対抗戦。アウトサイダーからZSTに乗り込む渡辺は“沼津の一撃空手王”の異名を持つストライカー。一方の長谷川はDREAMに参戦中のバンタム級王者・藤原敬典と対戦した過去がある実力者だ。
1R、右手を伸ばして半身に構えるサウスポーの長谷川。遠い間合いからインローを蹴って、タックルで渡辺からテイクダウンを奪う。渡辺がコーナーに背中をあずけて立ち上がると、長谷川は渡辺の体を高々と持ち上げてマットへ叩きつける! しかし渡辺もすぐに立ち上がり、試合はスタンドへ。
ここでも左の蹴りで距離を測る長谷川だったが、そこに渡辺が右ストレート! これで長谷川がバランスを崩し、渡辺が一気にパンチをまとめる! 渡辺が距離を取って立ち上がり、試合がスタンドに戻ると、長谷川が両足タックルでテイクダウン。渡辺がガードポジションを取ってラウンドが終わる。
2R、1Rと同じように互いに距離を取る展開が続き、レフェリーから両者に口頭注意が与えられる。再開後、長谷川が渡辺の左フックに片足タックルでテイクダウンを奪うが、ここも渡辺がコーナーを使って立ち上がる。
その渡辺を持ち上げてテイクダウンした長谷川だが、長谷川がグラウンドで上のポジションを取り、立ち上がる。スタンドでは渡辺が打撃のプレッシャーをかけるが手数が少ない。逆に長谷川も終了間際にタックルでテイクダウンを奪うも、その先が続かず。対抗戦の初戦は時間切れドローという結果に終わった。
▲計量オーバーで減点1の高嶋(右)だったがダウンを奪って勝利
▼第6試合 SBXルール バンタム級シングルマッチ 3分3R
○高嶋龍弘(シーザー力道場)
ポイント判定2−1
●清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)
高嶋は最終計量を2.3kgオーバーしたため、グローブハンデ&減点1からの試合スタートとなる。1R、清水が片足タックルで組み付いて高嶋を持ち上げようとするが、高嶋はそれを許さない。ブレイクになると高嶋が強烈なパンチで前に出て、ガードを固める清水に怒涛の連打! さらに清水の左足に右ローを蹴り込む!
2Rも高嶋が清水をロープに詰めて顔面とボディに左右の連打、そして右ロー。清水がガードを固めて何とかそれを凌ぎ、組み付くチャンスを狙う展開が続く。しかし3Rに高嶋の右ローで清水の動きが完全に止まり、ロープを背負う清水を滅多打ち! ここで清水がスタンディングダウン!
再開後、清水に襲いかかる高嶋だったが、清水も必死にそれに耐えて試合終了。体重オーバー&減点1があったものの、高嶋がポイント判定2−1で勝利した(SB-Xルールは時間切れの場合、ジャッジによる判定はなし。ダウン、シュート=投げ、キャッチ=関節技ポイントの差で優劣がつく)。
▲ダウンを奪った神谷(右)がSBXルールで島田に勝利
▼第5試合 SBXルール フェザー級シングルマッチ 3分3R
○神谷 勲(秋本道場JUNGLEJUNCTION)
ポイント判定2−0
●島田洸也(シーザー力道場)
1R、離れた間合いから飛び込むように左ボディ、右ローにつなげる神谷。島田もローや左ミドルを蹴り返すが、神谷はバックステップでそれをかわす。そして神谷が島田をロープに詰めて右フックから連打! これで島田がバランスを崩し、レフェリーからダウンが宣告される。
2R、島田は右ローを蹴って猛反撃! 1Rと比べて運動量が落ちた神谷に左フック、右ストレートを当て、神谷が組み付いて島田のパンチをディフェンスする時間が増える。そして3Rに島田が右ストレートで前に出て強烈な左フック! これが神谷の顔面を捉えるが、神谷も必死に島田に組み付いてダウンを免れる。その後も島田の反撃を神谷が何とか凌ぎきり、ダウンのポイントを守って島田を下した。
▲グラウンド、スタンドで優位に立った濱岸(左)だったが時間切れドロー
▼第4試合 VTルール ウェルター級シングルマッチ 5分2R
△濱岸正幸(U−FILE CAMP 登戸)
時間切れドロー
△佐々木誠(心温塾)
1R、濱岸が佐々木のパンチに合わせて組み付いてテイクダウン。パンチを落としながらバックに回り込み、チョークを狙うが極まらない。ブレイク後、再び濱岸が佐々木をテイクダウンし、得意のアームロック! 一気に佐々木の腕を絞り上げるが、タップを奪うまでには至らない。
2R、濱岸は右フックを佐々木の顔面に集めて、佐々木が鼻から出血。テイクダウンを奪ってインサイドガードからパンチで攻めるものの決定打はない。最後はスタンドの打ち合いになり、ここでも濱岸が前に出たが時間切れドローとなった。
▲島村(左)がマウントからの腕十字で一本勝ち
▼第3試合 VTルール フェザー級シングルマッチ 5分2R
○島村 裕(総合格闘技宇留野道場)
一本 2R2分1秒 ※腕ひしぎ十字固め
●森 興二(X−ONE GYM 湘南)
1R、お互いにサウスポーに構える両者。森が島村のタックルにパンチを狙うが、島村はテイクダウンを奪い、マウントから三角絞め! この三角絞めに長時間つかまる森だったが、何とか島村の足を外して逃げる。しかし2R、島村が森をタックルでテイクダウンすると、マウントポジションから腕十字! これがガッチリと入り、島村が森からタップを奪った。
▲グラウンドで強烈なパンチを落とす新堀(上)
▼第2試合 VTルール フライ級シングルマッチ 5分2R
△新堀総司(U-FILE CAMP赤羽)
時間切れドロー
△藍 寛之(総合格闘技GROW)
1R、リーチを生かして蹴りで攻撃を組み立てる藍だったが、新堀がパンチのプレッシャーをかけ、蹴り足をキャッチしてテイクダウンを奪う。新堀はパスガードを狙いつつ、藍の顔面にコツコツとパンチを落とす。2R、新堀の右ストレートで藍がダウン! 新堀は一気にパンチで攻め込むが、藍も必死にガードポジションでディフェンスする。その後も新堀がテイクダウンとパンチで攻めたが、藍を仕留めることが出来なかった。
▲膝十字固めを仕掛けるヤマニワ(左)
▼第1試合 GT-Fルール フェザー級シングルマッチ 5分2R
△牧野仁史(リバーサルジム東京スタンドアウト)
時間切れドロー
△ヒロ・ヤマニワ(ボンサイエクストリーム)
1R、ヤマニワが片足タックルでテイクダウンを奪い、パスガードを狙いながら膝十字! 牧野の足関節を狙っていくが、ヤマニワがそれを潰してポジショニングで牧野を圧倒する。2Rもヤマニワがテイクダウンからポジショニングで先手を取る展開が続く。牧野は終了間際に逆転のアキレス腱固めを狙うが極まらず。時間切れドローに終わった。
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