▲対戦したムエタイ戦士のヒジを喰らい、大流血したユウ・ウォーワンチャイ
B-FAMILY NEO
「Muay Thai WINDY Super Fight vol.8」
2011年7月31日(日)東京・新木場1stRING
開場17:00 開始17:30
▲サターンムアンレック(左)の強烈な打撃をもらうユウ・ウォーワンチャイ
▼セミファイナル(第11試合) フライ級 3分5R
○サターンムアンレック・ウィンディースポーツジム(タイ/オムノーイミニフライ級3位、WMCミニフライ級3位)
判定3−0 ※50−47、50−48、50−48
●ユウ・ウォーワンチャイ(=大田原友亮/B-FAMILY NEO/UKF日本フライ級王者)
タイを拠点とし、ムエタイの二大殿堂・ラジャダムナンスタジアムとルンピニースタジアムを主戦場とする、大田原兄弟の兄ユウが2010年6月13日以来、約1年ぶりにWINDYのリングに復帰。
対戦相手のサターンムアンレックはオムノーイ&WMCでランキング入りしていること以外、強さは未知数。本来両者は、3月20日大会で対戦予定だったが、震災の影響で延期となっていた。なお、この一戦の勝者には賞金100万円が贈呈される。
1R、ゴングと同時に右ミドルを出すサターンムアンレック。すかさずユウも右ミドルを返す。サターンムアンレックは重みのある右ロー。ユウもパンチからミドルと重い蹴りを当てていく。このラウンドは互角の勝負となった。
2R、サターンムアンレックの重い右ローで、これを受けるユウの足が流れてしまう。
ユウは右ハイをクリーンヒットさせるが、サターンムアンレックは「もっと打ってこい」とばかりに胸を突き出して挑発。お互いにミドルを蹴り合い、蹴り足をキャッチしたユウがパンチを振るう。
3R、ユウは左フックから右ハイ。サターンムアンレックは右ロー。接近戦でサターンムアンレックがヒジを振るうと、ユウは右目尻をカットし流血! ここでドクターストップが入るが、試合は再開。
完全に印象の悪いユウは逆転の右ハイを狙うものの、サターンムアンレックはスウェイでかわす。
4R、サターンムアンレックはヒジを強振。サターンムアンレックはユウの傷口めがけてハイを放つなど、容赦ない攻撃を見せる。ユウもパンチからヒジ。そして右ハイを狙うが避けられる。ユウはプレッシャーをかけながら前進し、パンチから蹴りにつなげる。
5R、優位に立つサターンムアンレックだが、一切流すことなく右ロー、右ミドルとアグレッシブな攻撃を見せる。逆転KOを狙いたいユウはロープ際に詰めてジャンピングハイ。サターンムアンレックもハイを返したところでゴング。サターンムアンレックがフルマークの判定勝利で賞金100万円を獲得した。試合後、敗れたユウは「悔しいの一言です。WINDYでフライ級のタイトルを創ってもらってぜひもう一度戦いたい」とサターンムアンレックとの再戦を強く希望していた。
▲エッガラート(右)が山浦俊一を下し、新設されたWINDYタイトルを獲得した
▼メインイベント(第12試合) WINDY Super Fightバンタム級初代王座決定戦 3分5R
○エッガラート(タイ/立川KBA)
TKO 4R2分5秒 ※セコンドからのタオル投入
●山浦俊一(B-FAMILY NEO)
※エッガラートが初代王者に就く
新設されるプロタイトル「WINDY Super Fight」バンタム級次期挑戦者決定戦で勝ち上がった、山浦がタイトル初挑戦。7月10日沖縄で開催された『かきだみし』では、MA日本キックの上位ランカーである邦博(真樹ジムオキナワ)と対戦し延長戦の末に判定で敗れるも、大健闘を見せた。
対戦相手のエッガラートは、元ルンピニー二冠王者・デェダムロンの実弟として知られ、(当時)新日本バンタム級王者・木暮智と引き分け、梅野源治と大接戦を繰り広げたムエタイ戦士。
この一戦が6戦目となる山浦に対し、エッガラートの戦績は113戦69勝(12KO)38敗6分とキャリアに大きく差がある。
1R、ゆったりとした動きを見せるエッガラートはオーソドックスの構えから左ハイを何度も見せる。山浦はワンツーからミドルを出すが、ディフェンスのうまさを見せるエッガラートを詰めきれない。2R、エッガラートは右ロー。山浦がヒジを出すと、エッガラートもムキになってヒジを返す。
スピードを上げてきたエッガラートはハイ、ローと蹴りを上下に散らす。山浦は右ローでこかされる場面も。
3R、エッガラートは右ロー。山浦は徐々にダメージが蓄積していき、エッガラートが右ハイを出すとロープ際まで大きく吹っ飛んだ。そして遂にエッガラートの右ローで山浦がダウン! 立ち上がった山浦は意地を見せるようにパンチで前に出る。
4R、エッガラートは右ローでダウン。接近戦でラッシュを仕掛け、追加のダウンを奪う。それでも立ち上がる山浦に対し、エッガラートは前蹴り。完全に防戦一方となった山浦は足に力が入らなく、何度も倒れる場面を見せる。サンドバッグ状態と化したところで、山浦のセコンドがタオルを投入し試合終了。エッガラートは圧勝でタイトルを獲得した。
▲フィニッシュにつながった晃希(左)の左ミドルキック
▼第9試合 WINDY Super Fightフェザー級初代王座挑戦者決定戦 3分3R
○晃希(Team S.R.K)
TKO 2R8秒 ※左ミドル
●裕平(FIERCE)※デビュー戦
※晃希が王座挑戦権を獲得
WINDYのリングを主戦場にする祥汰の実弟、晃希はプロ2戦目。一方、裕平は今回がデビュー戦となり、新鋭同士で初代王座挑戦者決定戦を行うこととなった。
1R序盤から晃希が有利に試合を進める。左ミドル、右ストレートを当て、首相撲からのヒザで裕平のスタミナを削っていく。2Rになると、裕平の右ストレートに、晃希がカウンターで左ミドル! これで裕平はダウンし立ち上がることが出来ず。晃希が王座獲得に大きく前進した。
▼第10試合 64kg契約 3分3R
○将軍(チームサムライ)
判定3−0 ※29−28、30−29、29−28
●KADOTA(ライスゲート)
▼第8試合 ヘビー級 3分3R
○OZAKI(チームラバーズ)
KO 1R2分59秒
●RYU(FIERCE)
▼第7試合 バンタム級 3分3R
○千葉裕喜(KIX)
TKO 3R1分3秒 ※レフェリーストップ
●ロビーニョ(チームサムライ)
▼第6試合 60kg契約 3分3R
○岡田裕太(B-FAMILY NEO)
判定3−0 ※30−27、30−28、30−29
●花堂久左衛門(亀の子道場)
▼第5試合 WINDY Super Fight最強王座決定戦 100ポンド契約 2分5R
−トラ・ウォーワンチャイ(=大田原虎仁/B-FAMILY NEO/サマーパン・ムエタイスタジアム認定75ポンド級王者)
試合中止 ※トラが体調不良のため
−福田海斗(キング・ムエ/元WINDY Super Fight 40kg級王者)
▼第4試合 60kg契約 3分3R
○篤矢(B-FAMILY NEO)
判定2−1 ※29−28、29−28、29−30
●UEDA(フリー)
▼第3試合 62kg契約 3分3R
○毛利一穀(チームSK)
TKO 1R2分59秒
●RYUYA(B-FAMILY NEO)
▼第2試合 63kg契約 2分3R
○ATSUSHI(ドージョー☆シャカリキ)
TKO 2R1分23秒
●YOSHIKI(B-FAMILY NEO)
▼第1試合 60kg契約 3分3R
○NAOKI(ドージョー☆シャカリキ)
TKO 2R1分10秒
●TSUBASA(チームラバーズ)
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