▲初参戦の久米(左)が鳥生に一本勝ち
パンクラス
「PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR」
2011年7月31日(日)大阪・アゼリア大正ホール
開場14:30 開始16:00
※パンクラスゲートは15:00〜
▼メインイベント(第7試合)ウェルター級 5分3R
○久米鷹介(ALIVE/修斗環太平洋ミドル級2位)
一本 1R1分44秒 ※チョークスリーパー
●鳥生将大(パンクラスism/同級4位)
現在、修斗環太平洋ミドル級(76kg以下)1位にランクされる久米は、昨年10月の同王座決定戦に敗れた後、2試合連続の一本勝ち。今回がパンクラス初参戦となる。
対する鳥生は、ism所属としてパンクラスのウェルター級で期待が集まるファイター。昨年の“鳥生三番勝負”は2勝1分でクリア、2勝はいずれも左ハイキックによるKOだ。
しかし前戦では石川英司に判定で敗れており、これが再起戦となる。
会場のアゼリア大正には満員(主催者発表495人)の観客が集まる中、久米のセコンドには、10月29日にUFC初参戦が決まった日沖発がつく。
1R開始早々、久米が打撃のラッシュ。鳥生はガードしながら後退し、コーナーに詰められてしまう。胴クラッチに成功した久米はテイクダウンを試みるも、ここは鳥生が踏ん張り倒せず。すると相手の立ち上がり際にパンチを浴びせ、鳥生は上半身がロープからはみ出た状態でそのパンチをもらい続けてしまう。
ここで久米は背を向けている鳥生の腰をクラッチし、正対しようとする相手の動きに合わせて足をかけ、テイクダウンに成功。亀になった相手の首をとり、そのままチョークでタップを奪った。
わずか1分44秒の完勝劇。ランキング4位の鳥生を下したことにより、パンクラス王座を狙える形ともなった久米だが、9月23日にプロ修斗の後楽園大会で行なわれる中村K太郎vs村山暁洋戦の勝者との一戦実現にも期待したい。
▲一慶がアームロックを極めた
▼セミファイナル(第6試合)ミドル級 5分2R
○一慶(チームクラウド/同級3位)
一本 1R2分41秒 ※アームバー
●YABU(立志会館)
秋山道場閉鎖後も、各選手の奮闘による存続しているチームクラウド。今年3月の大阪大会からパンクラスに参戦している一慶が、地元・大阪のYABUと対戦した。
四つからサバ折りでテイクダウンした一慶は、そのままマウントを奪取。一度立ち上がり、足を捌いて再びパスすると、今度は再度から横三角で相手を固め、そのままアームバーを極めた。
▼第5試合 ライト級戦 5分2R
○寿丸(アブソリュート岡山)
判定3-0 ※20-18、20-18、20-19
●芹澤健市(和術慧舟會駿河道場)
レフェリーとしても活躍する芹澤健市(写真左)が、元パンクラス王者・竹内出が地元で開設した『アブソリュート岡山』に所属する寿丸(写真右)と対戦。
フックとアッパーを織り交ぜながら前に出る寿丸に対し、打撃で応戦する芹澤は、テイクダウンされてもパスは許さない。
しかし試合は、終始トップをキープした寿丸の判定勝ちに終わり、「ダメでした! すいません!」とリングを降りる芹澤。
大会終了後、この日会場に集まったファイターがリングに上がり、その中央で芹澤は、2009年8月8日に復帰して以来続けてきた第二の現役生活から退くことを発表した。
▼第4試合 バンタム級 5分2R
○吉武伸洋(パンクラス稲垣組)
判定3-0 ※三者とも20-17
●青山祐大(ALLIANCE)
地元・P'sLAB大阪から参戦した吉武(写真上)は、ルーキーの青山(写真下)をパンチで何度もグラつかせたうえ、グラウンドになってもパウンドで圧倒。この日のベストバウト賞を獲得した。
▼第3試合 バンタム級戦 5分2R
△富田浩司(パンクラス稲垣組)
ドロー 判定1-1 ※20-19、19-19、19-20
△村田卓実(和術慧舟會A-3)
寝技巧者同士の一戦は、目まぐるしくトップとバックを奪い合うノンストップのグラウンド戦が展開された末にドローとなった。
▼第2試合 アテナルール ミニマム級 5分2R
○ハッピー福子(総合格闘技道場コブラ会)
TKO 1R2分30秒 ※マウントパンチ→レフェリーストップ
●高木祐子(総合格闘技闇愚羅)
2009年10月のヴァルキリーで対戦し、ハッピー福子が腕十字で一本勝ちして以来の再戦。ハッピーがタックルを切って相手をコントロール、マウントからパウンドの嵐でレフェリーストップを呼び込んだ。
▼第1試合 スーパーフライ級 5分2R
○上嶋佑紀(BRAVE/2010年ネオブラッドトーナメント・バンタム級準優勝)
TKO 2R3分22秒 ※肩固め→レフェリーストップ
●小野勇也(総合格闘技闇愚羅)
和術慧舟會兵庫支部から宮田和幸のBraveへと移籍した上嶋。セコンドには慧舟會の師匠・田中達憲がつく。試合ではテイクダウン&トップキープから、最後は肩固めでフィニッシュ。連敗からの脱出に成功した。
▼パンクラスゲート第5試合 ウェルター級(74kg以下契約)
△GAEL DUR (谷柔術)
2R時間切れ引き分け
△吉田祐輔 (BURST)
▼パンクラスゲート第4試合 ライト級
△上野藤士(INFINITY)
2R時間切れ引き分け
△川口雄太朗 (BURST)
▼パンクラスゲート第3試合 フェザー級
△吉永三紀(ゼロ戦クラブ)
2R時間切れ引き分け
△松盛拓哉(和術慧舟會兵庫支部)
▼パンクラスゲート第2試合 バンタム級
△和田教良 (PUREBRED京都)
2R時間切れ引き分け
△北川公崇(総合格闘技YJ)
▼パンクラスゲート第1試合 スーパーフライ級
△則清弘幸 (P’sLAB大阪)
2R時間切れ引き分け
△安藤 広(和術慧舟會兵庫支部)
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