▲世界タイトルを獲得し、ジムメンバーらと喜びを分かち合うちはる(中央)
藤原敏男スポーツジム
「2011藤原祭り〜夏の陣〜」其の壱
2011年8月28日(日)東京・新宿FACE
開場10:30 開始11:00
▲Little Tiger(左)の蹴りに対し、パンチで突っ込むちはる
▼メインイベント(第12試合) WPMF世界女子ピン級王座決定戦 2分5R
○ちはる(ウィラサクレック・フェアテックス/M-1女子ミニフライ級&NJKF BONITA BOXEOアトム級王者)
判定3−0 ※50−48、50−47、49−48
●Little Tiger(F・TEAM TIGER/WPMF日本女子アトム級王者)
※ちはるが新王座に就く。
6・12M-1ディファ有明大会で行われたWPMF世界ピン級王座決定トーナメント準決勝を勝ち上がった、ちはるとLittle Tigerが王座決定戦で対戦。両者は2007年の藤原祭りで対戦しており、この時はちはるが判定勝利を収めている。M-1&NJKFのタイトルを保持するちはるが3本目のベルトを手にするのか? それともLittle Tigerがちはるへのリベンジを果たし2冠王となるか?
1R、サウスポーのTigerは左インローと左ミドル、ちはるは右ミドルと両者蹴りを多用していく。タイガーのハイキックをかわして首相撲に持ち込むちはるだが、Tigerも応戦してブレイクに。終盤にちはるが右ストレート、Tigerが左ミドルをヒットさせた。オープンスコアはジャッジ三者とも10−10のイーブン。
2R、Tigerが横蹴りをちはるのアゴを直撃させ、回り込んでのロー。顔面への前蹴りと横蹴りを混ぜていくTigerに、ちはるは首相撲とパンチの連打。
Tigerは左ミドル。ちはるの攻撃をもらうと必ず攻撃を返すTiger。オープンスコアは10−9、9−10、10−10と三者三様。
3R、ちはるはすぐに首相撲に持ち込んでヒザ、放して左右のフック、そしてまた首相撲からのヒザ。組むと投げ合いをみせる。ちはるはしつこく組みに行き、Tigerに得意の蹴りを出させない。このラウンドは三者共に10−9でちはるがリードした。
4R、パンチから組みに行き、ヒザ蹴りに持ち込むちはる。Tigerの蹴りにはパンチを合わせ、すぐに組んでヒザ、Tigerが離れるとパンチ連打から首相撲に持ち込み、組みでは圧倒する。しかし、Tigerの左ハイキックがヒットし、左ミドルでちはるが苦痛の表情。蹴るTigerとフックから組むちはる。両者の応援団がエキサイトする中、ジャッジは10−10が2名、10−9でちはるが1名。
5R、Tigerのローと前蹴りをもらうと猛然と突っ込んでフックを放つちはる。組んでの勝負に持ち込むとちはるが主導権を握り、離れてもパンチから首相撲に持ち込んで押し倒す。必死に左ローとバックキックを繰り出すTigerだが、ちはるの首相撲で押し倒される。
試合が終了するとちはるはガッツポーズ! 判定3−0でちはるが勝ち名乗りを受け、3本目、そして初の世界のベルトを腰に巻いた。
3本のベルトを掲げたちはるは、「ムエタイを始めた時はダイエット部で週2回しか行ってなかったのが、いつの間にかプロになって世界チャンピオンになっていました。これも応援してくれる皆さんのおかげです。ありがとうございました」と勝利のマイクパフォーマンスを行った。
試合後の控え室では「もう一本欲しいベルトがあるので、それを取ってコレクション終了です。勝ったので言える権利があると思うので、Tigerに勝ったWMCの世界チャンピオン(タイのティチャー・ゴー.アディソン)とやりたいです」と、4本目のベルトに狙いを定めた。
▲キャリアのあるキム・ギフン(左)をTKOで下した浜本”キャット”雄大
▼セミファイナル(第11試合) WPMF日本スーパーバンタム級ランキング戦 3分3R延長1R
○浜本”キャット”雄大(クロスポイント吉祥寺)
TKO 2R2分45秒 ※ヒジによるカット→ドクターストップ
●キム・ギフン(韓国/バンゲリングベイ・スピリット/同級5位)
日本のジムに所属する留学生ファイターのキムは、7月の試合でMA日本キックボクシング連盟のランカーにTKO勝ちを収めている。
対する浜本は3勝(1KO)1敗2分とキャリアは浅いが、セミファイナルに抜擢された。
1R、左ストレートで前に出るサウスポーのキムを浜本は首相撲に捕らえ、ヒザ蹴りとコカしで試合を有利に進める。下がりながらの右ミドルとローもヒット。
2Rは前に出るキムがパンチから首相撲でのヒザ。このヒザ蹴りに押され始めた浜本だったが、キムが前に出て来るところに右ヒジを合わせて流血に追い込む。ドクターチェックでストップがかかり、浜本のTKO勝ちとなった。
▼第10試合 Next Heroes Cup 決勝戦 スーパーウェルター級 3分3R延長1R
○伸彦M720(エイワ)
判定3−0 ※三者とも30−24
●木下洋孝(シルバーウルフ)
※伸彦M720が優勝。
1R、木下の左インローが早くも効き、信彦は足を引きずり始める。しかし、信彦もパンチで木下の右目を腫れあがらせ、ラウンド終了間際に右フックでダウンを奪う。2Rは首相撲になるとホールディングするだけの木下を信彦がコントロールしながらのヒザ蹴り。3Rも信彦が首相撲からのヒザで主導権を握り、木下はホールディングで減点1。さらにホールディングを重ねて減点2となり、信彦が大差の判定勝ちを収めた。
▼第9試合 Next Heroes Cup 決勝戦 ウェルター級 3分3R延長1R
○引藤伸哉(=いんどう・しんや/ONE’S GOAL)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−27
●廣田和也(国土會)
※引藤伸哉が優勝。
ガッチリした体格で一回り大きく見えるサウスポーの引藤が、パワフルな左ストレートと左ヒジで攻める。2Rになると構えをスイッチして突破口を探す廣田だったが、引藤のパワフルなパンチと蹴りで後手後手に。3R、左ミドルと豪快に顔面へ突き上げるヒザで圧倒した引藤が判定勝ち。
▼第8試合 Next Heroes Cup 決勝戦 スーパーライト級 3分3R延長1R
○岩下隆樹(朝久道場)
判定3−0 ※30−28、30−29、29−28
●Masakiラジャサクレック(ラジャサクレック)
※岩下隆樹が優勝。
1R、岩下がショートのパンチ連打と飛びヒザ蹴り、顔面前蹴りとラッシュをかけて短期決戦を予測させたが、そのラッシュ疲れとMasakiの左ミドルで失速。Masakiもパンチを浴びすぎて失速し、よりパンチをヒットさせていた岩下が判定勝ちした。
▼第7試合 Next Heroes Cup 決勝戦 ライト級 3分3R延長1R
○和城(タンタンファイトクラブ)
TKO 3R2分34秒 ※レフェリーストップ
●若旅慎吾(国土會)
▼第6試合 Next Heroes Cup 決勝戦 スーパーフェザー級 3分3R延長1R
○KENSEI(新宿レフティー)
判定3−0 ※30−28、30−29、30−28
●白幡健太郎(クロスポイント大泉)
▼第5試合 Next Heroes Cup 決勝戦 フェザー級 3分3R延長1R ※ヒジあり
○立澤敦史(CMA)
判定3−0 ※30−29、30−29、29−28
●上田 渓(ラジャサクレック)
▼第4試合 Next Heroes Cup スーパーバンタム級 3分3R延長1R
○工藤行生(SVG)
延長R 判定2−1 ※10−9、10−9、9−10
●増田勝海(アラビア)
※本戦は29−30、29−28、29−29
▼第3試合 Next Heroes Cup バンタム級 3分3R延長1R
○竹原 廉(ヌンサヤーム)
判定3−0 ※29−28、29−28、29−29
●國本真義(MEIBUKAI)
▼第2試合 Next Heroes Cup スーパーフライ級 3分3R延長1R
○土橋朋矢(新宿レフティー)
判定3−0 ※三者とも29−28
●龍(九州目白)
▼第1試合 WPMF日本ルール 65kg契約 3分3R
○ゆうこう(クロスポイント大泉)
TKO 2R1分36秒
●井手紀行(藤原)
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