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【UFC】岡見勇信、TKO負けで王座獲得ならず!ショーグン、ノゲイラが復活のKO勝利

2011/08/28


ZUFFA
「UFC134 SILVA vs.OKAMI」

2011年8月28日(日)ブラジル・リオデジャネイロ

<主な試合結果>

▼メインイベント(第12試合)ミドル級タイトルマッチ 5分5R
○アンデウソン・シウバ(ブラジル/王者)
TKO 2R2分4秒 ※レフェリーストップ
●岡見勇信(日本/挑戦者)
※アンデウソンが9度目の防衛に成功。

 UFC戦績13戦13勝、ミドル級のタイトルを8度も防衛しているUFCの“絶対王者”アンデウソン。地元ブラジルで迎えた9度目の防衛戦の相手は日本の岡見。UFCで日本人の苦戦が続く中、岡見は10勝2敗という圧倒的な成績を残し、今回のビッグチャンスを掴んだ。

 1R、サウスポーに構える両者。アンデウソンは細かく構えをスイッチして、足を使って距離を取る。ガードを上げてじりじりと前に出て行く岡見。アンデウソンが首相撲に捉えると、岡見はクリンチアッパーを突き上げる。距離が開くとアンデウソンが左ストレート、岡見もジャブを返す。

 そして岡見が左ストレートからアンデウソンを金網に押し込む。ここから首相撲の攻防になり、アンデウソンがヒザ蹴り。岡見もヒザ蹴りとパンチを返す。岡見はタックルを織り交ぜてテイクダウンを狙うが、アンデウソンはそれを許さない。

 距離が離れるとアンデウソンが右手を下げて鋭いジャブ、右フック! 両手を上下させてフェイントを入れて左ロー、飛び込むような右アッパー! さらに左ハイキック! 下がる岡見にアンデウソンがヒザ蹴りを突き上げたところでラウンド終了となった。

 2R、ワンツーで飛び込む岡見だが、アンデウソンは体を振ってそれを空振りさせる。アンデウソンは両手をグルグルと回す、独特のフェイントから左ロー。さらに岡見のジャブをノーガードでヒラリヒラリとかわしてカウンターの右ストレート! これで岡見がダウン! しかしアンデウソンは立ち上がってスタンドを要求する。

 試合がスタンドに戻ると岡見は左ストレートで飛び込んでいくが、アンデウソンはそれをかわして右ミドル。さらに岡見のジャブを受けて、右フックから返しの左フック! これで岡見がダウン! 崩れ落ちる岡見にアンデウソンは鉄槌とボディへのヒザ蹴り! ガードを固めるだけになった岡見にアンデウソンはパンチを連打! そして岡見の動きが止まったところでレフェリーが試合をストップ! アンデウソンが圧倒的な強さを見せ付けて、岡見の夢を打ち砕いた。


▼セミファイナル(第11試合)ライトヘビー級 5分3R
○マウリシオ・ショーグン(ブラジル/元UFC同級王者)
KO 1R1分53秒 ※右フック→パウンド
●フォレスト・グリフィン(アメリカ/元UFC同級王者)

 今年3月にジョン・ジョーンズにTKO負けし、タイトルを失ったショーグン。対戦相手のグリフィンとは2007年9月に対戦し、一本負けを喫している。ショーグンにとってはリベンジと復活をかけた一戦となった。

 1R、じりじりと前に出てミドルを蹴るグリフィン。そこにショーグンは右フックを打ち込む。左のパンチで飛び込むグリフィンに対して、ショーグンがアッパー。ショーグンは右フックで前に出ていく。

 そしてグリフィンの右ストレートにショーグンが右フック、返しの左フック!  これでグリフィンがバランスを崩して倒れ込み、そのままショーグンが鉄槌を連打! グリフィンの動きが止まり、ショーグンがKO勝利を収めた。


▼第9試合 ヘビー級 5分3R
○アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル/元PRIDE同級王者、元UFC同級暫定王者)
KO 1R3分9秒 ※左ストレート
●ブレンダン・シャウブ(アメリカ)

 PRIDEで活躍し、UFCでも暫定王座を獲得しているノゲイラ。対戦相手のシャウブは今年3月にミルコ・クロコップをKOし、現在は4連勝中と勢いに乗っている。

 1R、ジャブを打ち合う展開からシャウブの左フックに合わせて組み付くノゲイラ。シャウブがノゲイラを金網に押し込む、試合がスタンドに戻るとシャウブが右ストレートから左フック、ノゲイラのタックルを切ってクリンチアッパーを突き上げる。

 シャウブはジャブを突きながら左フック、ノゲイラがパンチで飛び込んでくると右アッパー。ノゲイラの前足に前蹴りを蹴って距離を取る。ノゲイラもジャブから飛び込んで右ストレート。ノゲイラのジャブにシャウブの右アッパーがヒット! これでノゲイラの足が止まるが、ノゲイラはシャウブを金網まで下がらせて、シャウブの右アッパーにカウンターの右ストレート!

 これでシャウブの動きが止まり、ノゲイラが左右の連打! 最後はノゲイラの左ストレートがシャウブの顔面を打ち抜き、シャウブがダウン! ノゲイラがパンチを落としたところでレフェリーが試合を止めた。


▼第10試合 ライト級 5分3R
○エドソン・バルボーザ(ブラジル)
判定2−1 ※29−28、28−29、29−28
●ロス・ピアソン(イギリス)

 1R、上体を振ってパンチで前に出るピアソン。バルボーザは左ミドルと右ロー。ピアソンがジャブを突いて前に出ると、バルボーザは右のパンチを被せる。じりじりと前に出てプレッシャーをかけるピアソン。

 バルボーザはジャブを突いてバックステップ。ピアソンは右ストレート、左フックで前進。バルボーザはジャブとインロー、ピアソンはバルボーザのジャブに左アッパー。常にパンチでプレッシャーをかけ続けるピアソンが、ラウンド終盤には両足タックルでテイクダウンを仕掛ける。

 2R、バルボーザがピアソンの左ミドルを受けて、左ミドルから打ち下ろしの右ストレート! これでピアソンがバランスを崩す! すぐに立ち上がったピアソンだが、バルボーザはジャブと左ミドル、そして右ストレート。1Rと同じようにピアソンはジャブを突いて前進、タックルでテイクダウンを仕掛ける。

 パワフルなパンチで前に出て行くピアソン。バルボーザも右フック、ボディへのバックキック。ラウンド序盤にバルボーザがダウンを奪い、ピアソンがプレッシャーをかけて前に出るという展開で2Rが終わった、

 3R、ピアソンがジャブと左フック。バルボーザは距離を取って左ミドル、そして飛びヒザ蹴りを狙う。ピアソンが左右のパンチから両足タックルに入るが、バルボーザがそれを切ってヒザ蹴り。

 バルボーザのジャブに左フックで飛び込むピアソン。タックルとパンチを織り交ぜてバルボーザを下がらせる。しかしバルボーザはカウンターの右アッパーと左フック! これをもらうピアソンだったが、最後までパンチで前に出続ける。

 判定は2−1と割れたがバルボーザの勝利! これでバルボーザは総合無敗・UFC戦績3戦3勝となった。


▼第8試合 ライトヘビー級 5分3R
○スタニスラフ・ネドコフ(ブルガリア)
TKO 1R4分13秒 ※レフェリーストップ
●ルイス・カーニ(ブラジル)

 1R、サウスポーのカーニに対してネドコフが右のロングフック。カーニは距離を取りながらインロー、左ストレートを打つ。右のパンチから飛び込むネドコフだが、そこにカーニの左ストレートが的確にヒット! ネドコフが金網を背負うと、カーニが左のヒザ蹴り。

 じりじりとカーニがプレッシャーをかけていくが、そこにネドコフが右のパンチから返しの左フック! これがカーニの即頭部を捉えて、カーニが背中を見せるように後退! ネドコフが一気にパンチを連打すると、カーニが崩れ落ち、ネドコフが豪快なKO勝利を収めた。

※今大会の模様は9月4日(日)23:00よりWOWOWにて放送

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【関連リンク】
≫UFC公式サイト
≫UFC WORLD WOWOWオンライン公式サイト

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