シュートボクシング協会
東日本大震災復興チャリティーイベント
「SHOOT BOXING2011 act.4−SB172−」
2011年9月10日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 本戦開始17:30
※オープニングファイト17:15〜
▲鈴木悟(右)の強烈なパンチが金井健治を襲う
▼第7試合 SB日本スーパーウェルター級王座決定戦 エキスパートクラス特別ルール 3分5R無制限延長R
○鈴木 悟(Unit-K/バンゲリングベイスピリット/同級2位)
TKO 1R1分57秒 ※3ノックダウン
●金井健治(シーザージム新小岩/同級1位)
※鈴木が新王座に就く。
両者は昨年6月に対戦しており、この時は鈴木がダウンを奪って判定勝利。その後、鈴木が所属するUnit-KがSB協会に正式加盟し、今回のチャンスを手に入れた。対する金井は前王者の梅野孝明(シーザー)にベルトを奪われて以来のタイトルマッチとなる。
1R、金井がジャブとインロー。鈴木もジャブで距離を取る。金井はそこに左フック、インローを蹴って右ストレートで飛び込む。しかし鈴木が左手で距離を測りながら右ストレート! この一発で金井からダウンを奪う!
再開後、一気にラッシュをかける鈴木は左フックでダウンを追加する。何とか立ち上がった金井は組んで投げを狙うがポイントにはならず。逆にガードを固める金井に鈴木が連打をまとめて強烈な左ボディ! 下がる金井に右ストレートを打ち込み、金井がバランスを崩したところでレフェリーが試合を止めた!
試合後、マイクを握った鈴木は「うれしすぎて何を話そうか忘れちゃって…ありがとうございます! あっ、今、それを思い出しました」と前置きして「ボクシングから転向して6年、K-1やキックボクシングに行ったりして、今はSBにいますが、ずっと長いトンネルの中にいました。でもやっとそのトンネルを出ることが出来ました」と挨拶。
「今までボクシングが他の競技に挑戦して、弱いと思われてきたかもしれませんが、僕はそれも背負って今日は戦いました。SBでチャンピオンになったことで、ボクシングは弱くないぞというところを見せられたと思います。これからはSBで鈴木の名が残っていくように、試合を見た人にいいお酒を飲んで帰ってもらえるように、良い試合をしていきます。これからもよろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。
▲崎村暁東(左)との3度目の対決でも勝利し、日本フェザー級王者に就いたナグランチューン・マーサM16
▼第6試合 SB日本フェザー級王座決定戦 エキスパートクラス特別ルール 3分5R無制限延長R
○ナグランチューン・マーサM16(及川道場/同級1位)
TKO 5R1分17秒 ※レフェリーストップ
●崎村暁東(グラップリングシュートボクサーズ/同級2位)
※ナグランチューンが新王座に就く。
今回が王座初挑戦のマーサに対し、崎村はスーパーバンタム級時代に2度のタイトルマッチを経験。両者は過去に2度対戦しており、いずれもマーサが勝利しているが、前回の試合ではマーサが5Rに逆転KO勝利を収めるなど実力は拮抗している。3度目の対戦を制してベルトを巻くのはどっちだ!?
1R、マーサが左ミドルと前蹴り。崎村は左右のロー。マーサは右ストレートから距離を潰して左ボディ。マーサがジャブを突きながら左フック、右ストレート、右ローを蹴る。
崎村はマーサのジャブをブロックして右ロー。マーサも右ストレート、右ロー。細かくパンチをまとめて右ローにつなげる。マーサが右ストレートで前に出ると、崎村が組み付きラウンド終了となった。
2R、細かくフェイントを入れて前に出て、マーサがジャブからインロー。崎村は組み付いて投げを狙う。マーサがジャブ、左ボディ、そして右フック。崎村をロープまで下がらせて右ストレートを打ち込む。崎村は前蹴りと左ミドル。マーサはジャブを突いてから右ローを蹴る。
崎村が右ストレートから前に出るとマーサが左フック、右ロー。崎村が蹴り足を取って組み付いてバックドロップを狙うが失敗。マーサが飛びヒザ蹴りを見せると、崎村が首をつかんで右フックを連打! 組んだ攻防の中でマーサがローブローが当たったとアピールするが、崎村はそれを無視してローを蹴る。
3R、マーサが左フック、右ストレート、右ロー! 崎村は左ミドルを蹴って組み付き、持ち上げて投げを狙う。マーサが右ストレートから左ボディ。
プレッシャーをかけて前に出ようとする崎村に対し、マーサは右フック、そして右ロー! これで崎村がスリップ気味に倒れると、レフェリーはダウンを宣告する。
再開後、マーサが右ローと左フック。崎村もローを蹴り返して前に出る。そこにマーサが左のヒザ蹴り。崎村はマーサのパンチを受けて左ミドル。組みの攻防になると崎村がヒザ蹴り。マーサは首相撲の要領で崎村のバランスを崩す。
4R、マーサが右ストレートと左フック。崎村は左ミドルを蹴って前進! マーサもそこに左フックを合わせるが崎村は下がらない。
マーサがジャブを突いて右ストレート。組みの攻防になると崎村がマーサをロープまで押し込む。崎村が右フックからミドル。距離が詰まってマーサが首相撲に持ち込むと強烈なヒザ蹴り! そして右ストレート! これで崎村が下がる!
マーサはそこに左ボディから右ストレート! そして崎村がバックキックを空振りしたところに右フック! この一発でマーサがダウンを奪う! 鼻から出血する崎村にドクターチェック。再開後、崎村が左ミドルを蹴って前に出る。
5R、マーサがジャブと左ボディ。崎村がワンツーで前に出るが、そこにマーサが打ち下ろすような右ストレート。首相撲からヒザ蹴りを突き上げると、崎村が一本背負いを狙う。ジャブから左ミドルを蹴る崎村だが、マーサがパンチのプレッシャーをかけて奥足へのロー。そして右ストレート!
これで崎村がフラフラとバランスを崩し、マーサがパンチをまとめたところでレフェリーはダウンを宣告する! 何とか立ち上がった崎村だったが、レフェリーは崎村のダメージを判断して試合をストップ! マーサがTKO勝利でベルトを手にした。試合後、マーサは兄の及川知浩、そして及川道場のメンバーと共に集合写真に収まった。
▲菅原勇介(左)を相手に、打撃で打ち合った大澤茂樹
▼第5試合 エキスパートクラス特別ルール 65.0kg契約 3分3R無制限延長R
○大澤茂樹(フリー/レスリング世界学生選手権金メダル)
判定3−0 ※三者とも26−25
●菅原勇介(TARGET/RISEスーパーライト級1位・J-NETWORK同級王者)
レスリングで輝かしい実績を持つ総合格闘家・大澤とJ-NETWORKの現役王者でRISEでも活躍する菅原による一戦。まさにSBでしか実現しえない、レスリングVSキックボクシングの異種格闘技戦となった。
1R、サウスポーの大澤に対して菅原が強烈なインロー。大澤も左のパンチで飛び込んでいく。蹴りのプレッシャーをかけて前に出る菅原。
大澤は左ボディストレート、顔面への左ストレート。そして組みの攻防になると投げを決めてシュートポイントを奪う。再開後、菅原が左フックから一気に連打! 大澤もそれに合わせて打ち合う! 再び投げを狙う大澤だが、これにはポイントが入らず。逆に菅原がインローからの左フックでダウンを奪う。
2R、菅原がインローと右ハイキック。大澤も右フックを返す。
菅原はインローを蹴りながらじりじりと前に出て、右ストレートから左フック、そしてインロー! ここで大澤がローブローをアピールし、試合が中断になると、菅原は首を傾げてローブローの裁定に不服そうな表情を浮かべる。
再開後、菅原がインロー、首相撲からヒザ蹴り、そして右ストレートとインロー! 菅原が一気に手数を増やして前に出て行くが、組み付いた大澤がバックドロップを決めてシュートポイント2を奪う!
ポイントでリードを奪われた菅原は顔面前蹴りとローで前に出て行くが、そこに大澤が右フックを合わせ、菅原からダウンを奪う!
3R、菅原がインローと左フックで猛攻! 大澤も右フックを打ち返す! 菅原のインローで足が流れる大澤だが、タックルで菅原を押し倒す。菅原はインロー、右ストレート、左ハイキック! 下がる大澤に飛びヒザ蹴り、右ストレートと左フックと連打をまとめるが、大澤も倒れない。最後は大澤が組んで投げを狙ったところで試合終了となった。判定は3者とも26-25で大澤! SBルールながら大澤がキック王者の菅原から勝利をもぎとった。
▼第4試合 エキスパートクラス特別ルール 63.0kg契約 3分3R無制限延長R
○松花征也(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本スーパーライト級4位)
判定3−0 ※三者とも30−28
●菅原悠次(シーザー力道場/SB日本スーパーフェザー級5位)
▼第3試合 エキスパートクラス特別ルール 70.0kg契約 3分3R無制限延長R
○黒木信一郎(ストライキングジムAres)
判定3−0 ※30−28、30−27、30−27
●星野大介(津田沼道場)
▼第2試合 フレッシュマンクラスルール 67.0kg契約 3分3R延長2R
○塩崎達也(シーザージム新小岩)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−29
●CAZ JANJIRA(ジャンジラ)
▼第1試合 フレッシュマンクラスルール 60.0kg契約 3分3R延長2R
○石塚勇次(シーザー)
判定3−0 ※三者とも29−27
●西村昌平(立志会館)
▼オープニングマッチ3 スターティングクラスルール 61.0kg契約 2分3R延長1R
○海保祐樹(SB佐倉)
延長判定2−1 ※10−9、9−10、10−9
●武井涼馬(シーザージム渋谷)
▼オープニングマッチ2 スターティングクラスルール 48.0kg契約 2分3R延長1R
○MIO(及川道場)
判定3−0 ※30−27、30−28、30−28
●明知真理子(U.W.Fスネークピットジャパン)※デビュー戦
▼オープニングマッチ1 スターティングクラスルール 55.0kg契約 2分3R延長1R
○国本真義(MEIBUKAIキックボクシング)
TKO 1R1分59秒 ※セコンドからのタオル投入
●江澤悠里(シーザー)※デビュー戦
★メイン(ボーウィー・ソーウドムソンvsトビー・イマダ)、セミ(ジェシカ・ペネvsRENA)はこちら
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