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【M-1】前代未聞!元J-GIRLS王者・杉貴美子が当日計量拒否の逃亡

2011/09/11


M-1MC
「M-1 FAIRTEX ムエタイチャレンジ『2011M-1フレッシュマンズ3』」

2011年9月11日(日)東京・ディファ有明
開場11:00 開始11:30

▼メインイベント(第12試合) ライト級 3分3R
○遠藤信玄(スクランブル渋谷/WPMF日本同級10位、J-NETWORK同級6位)
判定3−0 ※三者共に30−28
●Masaru(MONKEY☆MAGIC/WPMF日本同級4位)

 1R、ジャブを打ちながら距離を取るMasaruに対して、遠藤は左ミドルと右前蹴りを打っていく。更に遠藤は左に回りながら左ミドルを連発していく。中盤にはコーナー際で首相撲からヒザが続いていく。遠藤が左ミドルでペースを少しずつ掴んでいく。

 2R、開始早々に左ミドルで先制する遠藤。Masaruは右ローを返す。いったん距離を取るMasaruに遠藤は右ストレートを打ちながら前へ出る。そして首相撲からヒザ。中盤以降、首相撲からヒザが目立つが、首相撲がほどけたところに遠藤は左ミドルを打つ。しかし、Masaruは左ボディブローを合わせ、ワンツーを追撃。

 3R、左ミドル主体の攻勢に徹する遠藤。遠藤の左ミドルにMasaruは左フックを返して首相撲。ロープ際で遠藤が放った右縦ヒジでMasaruをカットする。残り1分、首相撲からヒザの応酬となり、互いにヒジを出し合う。いったんブレイクとなるも、首相撲の攻防となり、遠藤が左ヒジを出すと、Masaruは右ヒジを返す。

 左ミドルでペースを掴んだ遠藤がフルマーク判定勝利。この勝利で遠藤のランキングアップに期待がかかりそうだ。



▼セミファイナル(第11試合) 女子フライ級 2分3R
○トモコSP(ウィラサクレック・フェアテックス)
不戦勝
●杉貴美子(FORGING SPIRIT SCHOOL/元J-Girls同級王者、Japan Queen Tournament 2010王者)

 トモコSPと対戦予定だった杉貴美子が前日軽量で900gオーバー。更に当日計量をする予定が、何と本人が当日計量を拒否。戦意喪失した杉は、とうとう会場に姿を表すことはなかった。これにより、トモコが不戦勝。この旨がリングアナより宣言されると、杉の戦意喪失に対するブーイングが起きるかと思いきや、呆れとも取れる失笑に包まれる場内。

 リング上でトモコは「今日はトモコSPの試合を楽しみにして来て下さった方がいらっしゃると思います。闘う準備は万全でいたんですが、相手の方が来てもらえませんでした。すいません」と悔しさをにじませながら謝罪。そのコメントに、場内からは「いいんだよー、がんばれー」と、トモコを励ます声が上がる。更にトモコは「すいません、本当に今日来て下さった方には本当に申し訳なく思ってます。ありがとうございました」と述べ、深々と頭を下げ、リングを後にした。

▼第10試合 M-1ジュニア45kg級タイトルマッチ  2分3R
○那須川天心(チームTEPPEN/王者)
判定2−0 ※30−29、30−29、29−29
●野上克輝(ウィラサクレック・フェアテックス九州/同級1位/挑戦者)
※那須川が3度目の防衛に成功

 1R、左ローを連発する那須川に、右ローを返していく野上。野上をロープ際に追い詰めた那須川は、左ストレートを単発で打ち込む。これが野上の顔面をとらえる。那須川が左ミドルを打つと、野上は右ミドルを打つ。互いに蹴られたら蹴り返す、といったシーンがみられ、切り返しの早さが目立つ。

 2R、左ローをバンバン蹴っていく那須川。那須川の左ローに野上は右ヒザを合わせて首相撲へ。那須川は左ストレートを返す。しばし様子を見合う状態が続くが、野上が先に右ミドルを打つ。すかさず那須川は左ミドルを返し、左ロー、左ミドルとつなげて攻めの手を休めない。このRも切り返しの早さが目立った。

 3R、左ロー、左ミドルを打ち分け、首相撲へと持ち込む那須川。前に出る那須川に、野上は左ハイを打つ。これをガードした那須川は、首相撲を仕掛けていく。野上はこれに付き合わず、右ミドル、左フックとつなげていく。那須川も負けじと左ミドル、左ロー、左ストレートと、左のコンビネーションをつなげていく。

 結果、一人がドローとつけるも、二人が30-29で那須川を支持し、那須川が3度目の防衛に成功した。


▼第9試合 55kg契約 M-1ジュニアvsNEXT LEVEL対抗戦 大将戦 2分3R
○大野海人(立志会館/全日本グローブ空手道連盟2010中学一年男子重量級優勝)
判定2−0 ※30−29、30−29、29−29
●平本 蓮(ウィラサクレック・フェアテックス池袋/M-1ジュニア同級王者)

 東西ジュニア対決が1勝1敗となり、大将戦であるこの一戦で対抗戦の結果が左右されることとなった。

 1R、一発ずつローを打つ両者。パンチの打ち合いがなされ、互いに一歩も譲らず。平本は左ロー、大野は右ローを多用していく。終盤は首相撲からヒザの応酬となっていく。

 2R、左ローで先手を打つ平本。距離を詰めてワンツー、右アッパー、首相撲からヒザ。しばらく首相撲からヒザが続き、終了直前に平本が首相撲で大野を回してゴング。

 3R、2Rまで多用してきた左ローをこのラウンドでも出してきた平本。大野はパンチを主体とした攻勢にチェンジ。中盤には首相撲になると、互いにもつれるように倒れこんでしまう。その後、大野をがワンツーから右ロー、首相撲からヒザとつなげ、更に前に出て右ミドル。平本は首相撲からヒザで応戦していく。

 手数でやや上回ったか、大野が判定で勝利し、関西陣営が昨年の東西ジュニア対抗戦の雪辱を晴らし、対抗戦を制した。




▼第8試合 50kg契約 M-1ジュニアvsNEXT LEVEL対抗戦 中堅戦 2分3R
○鈴木真彦(翔拳塾/TOP RUN同級王者)
判定3−0 ※三者共に30−29
●梶颯(ウィラサクレック・フェアテックス蕨/M-1ジュニア同級王者)

 1R、先に仕掛けたのは鈴木。首相撲を仕掛け、梶にヒザを叩き込んでいく。梶も負けじとヒザを出し、ヒザの応酬となっていく。パンチのコンビネーションを使いながら、右ローにつなげていく梶。鈴木は梶の右ローを被弾しながらも、梶をロープに詰めて右ハイを打つ。

 2R、パンチのコンビネーションで攻めていく梶。鈴木は右ロー、右ミドルを打ち分けながら首相撲。距離を取る梶は、一気に距離を詰めて右ストレート! 鼻血を出しながらも鈴木は左ミドル、左ローを蹴っていく。

 3R、互いに強烈な右ローを打ち合っていく、鈴木が左ミドルを打つと、梶は右ストレート、左フックで応戦していく。中盤からは首相撲からヒザが多く見られた。鈴木の右ミドルに梶がパンチを合わせたところで試合終了のゴングが鳴り響く。

 結果、フルマーク判定で鈴木が勝利。これで1勝1敗となり、対抗戦の行方は大将戦に委ねられることになった。




▼第7試合 40kg契約  M-1ジュニアvsNEXT LEVEL対抗戦 先鋒戦 2分3R
○名倉彗悟(堀切KMC桜/M-1ジュニア同級4位、元M-1ジュニア30kg級・35kg級王者)
判定2−0 ※30−28、30−29、29−29
●東 巧樹(直心会)

 1R、序盤からミドルを打ち合う両者。東はパンチのコンビネーションから首相撲、ヒザとつなげていく。対する名倉は得意の首相撲からヒザが影を潜め、右ミドルを主体とした攻勢に。終盤になってから、名倉はようやく首相撲からヒザを出し始める。

 2R、パンチと左ミドルを打っていく東。名倉は得意の首相撲からヒザの攻めに徹していく。

 3R、首相撲をしつこく仕掛けていき、ヒザを叩き込んでいく名倉。パンチのラッシュから左ミドルを打ち、前に出る名倉。それに鈴木は首相撲を仕掛けて勢いを止めにかかる。

 ゴングが鳴り響くと、名倉は勝利を確信したのか、コーナーをよじ登って勝利をアピール。結果、名倉が判定で勝利し、まずはM-1陣営に1勝が入った。




▼第6試合 ウェルター級 3分3R
○貴雅(ウィラサクレック・フェアテックス)
判定3−0 ※30−25、30−25、30−26
●平丸勝基(チームピットブル)

 1R、序盤から強烈な右ローをバンバン蹴っていく貴雅は、首相撲からヒザを連打。防戦一方となっていく平丸だが、貴雅の首相撲から強引にパンチを打っていく。

 2R、1R同様、右ローと首相撲、ヒザを中心とした攻勢で試合を組み立てていく貴雅。パンチで応戦する平丸に、貴雅は右ローを打つ。これに右ストレートを合わせ、そこからワンツー、左フックを合わせ、パンチを出して応戦していく平丸。

 3R、しつこく首相撲からヒザを打っていく貴雅。平丸をコーナーに追い詰めてヒザでダウンを奪うと、右ローを追撃して2度目のダウンを奪い、そのまま試合終了のゴングが鳴り響く。

 主導権を終始握り、ダウンを2回奪った貴雅が大差の判定で完勝。満面の笑みを浮かべ、仲間と共に勝利の喜びを分かち合った。




▼第5試合 ウェルター級 3分3分
○藤ノ木 岳(CMA)
判定3−0 ※29−27、29−27、29−28
●高橋和也(PHOENIX)

 1R、右ローを打ち合い、出方を待つ両者。高橋が首相撲を仕掛けると、藤ノ木もこれに付き合っていく。これがしばらく続いていく。両者がもつれるように倒れ込んだ際に、高橋のヒザが藤ノ木の顔面に入ってしまい、高橋に減点1が課せられてしまう。

 2R、序盤は互いに右ミドル、右ローを打ち合うが、ほとんど首相撲からヒザの攻防でこのラウンドは終了。

 3R、左ミドルを多用していく藤ノ木。高橋が首相撲を仕掛けると、そのまま首相撲からヒザの応酬に。残り1分となったところで、高橋の右フックが藤ノ木を捉えるが、残り10秒、藤ノ木の飛びヒザが高橋のアゴをとらえてダウンを奪う。

  そのまま試合終了のゴング。このダウンが決定的となり、藤ノ木が判定で勝利した。




▼第4試合 59.5kg契約 3分3R
○中向永昌(ストラッグル)
判定3−0 ※30−27、30−28、30−28
●加藤 港(CMA)

 1R、序盤は右ローから右ハイを打っていく中向。加藤は右ローで応戦していく。右ミドルを混ぜ、右ローへとつないでいく中向。後半は首相撲からヒザの応酬が続いていく。

 2R、右ミドルと右ローを打ち続けてきた中向は、首相撲からヒザを加え、攻めの手を増やしていく。加藤は右ローと右ストレートを中心とした攻勢に。

 3R、首相撲からヒザがしばらく続いていくと、中向は右ミドルと右ハイを打ち続け、飛びヒザを見舞う。加藤は右ロー、右ストレートを返していく。

  終盤になると首相撲が続き、そのまま試合終了のゴングが鳴り響く。結果、手数と有効打で上回ったか中向がフルマーク判定で勝利を収めた。


▼第3試合 スーパーライト級 3分3R
○島岡和樹(CMA)
不戦勝
●柿崎孝司(ウィラサクレック・フェアテックス)

 柿崎が前日計量で5.25kgオーバーし、その後規定の体重に達しなかったため、規定により失格となった。これにより、島岡が不戦勝となった。




▼第2試合 ライト級 3分3R
○海斗(エイワスポーツ)
判定3−0 ※三者共に30−29
●山本康之(ウィラサクレック・フェアテックス)

 1R、ミドルを打ち合い、首相撲からヒザの応酬が続いていく。海斗は前に出ながらパンチのラッシュから飛び蹴り、左ハイと立て続けにつなげていく。山本は右ローで応戦していく。

 2R、左ミドルと左ハイを中心に出していく海斗。山本はパンチを中心とした攻勢に。このラウンドは、海斗の蹴り、山本のパンチという図式での試合構成となっていった。

 3R、開始早々に海斗が右フックでダウンを奪うと、山本に打ち合いを仕掛けていく。山本がこれに付き合い、足を止めて激しい打ち合いがなされていく。

  終盤には山本が首相撲からヒザでダウンを奪い返してイーブンとした。結果、僅差の判定で海斗が勝利を収めた。





▼第1試合 ウェルター級 3分3R
○小嶋良太(ウィラサクレック・フェアテックス)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−28
●伊集院千春(目黒区武道研究会)

 1R、変則的な構えを取る伊集院は、前蹴りやサイドキックを打っていく。一方の小嶋は首相撲からヒザ。小嶋はこれをしつこく続けていく。伊集院はガードの上げ下げをしたり、不規則なステップを踏むなど、トリッキーな動きで距離を取っていく。

 2R、首相撲からヒザに徹していく小嶋。ローやパンチをたまに出す程度で、しつこく首相撲からヒザを打っていく。首相撲に捕まった伊集院は首相撲をこじ開けて無理矢理パンチを浴びせていく。

 3R、2Rと同様の流れとなり、小嶋は首相撲からヒザに徹し、しつこく組みついていく。伊集院はかかと落としや前蹴りで小嶋に応戦していく。

  伊集院は蹴りを主体とした攻勢に出ていた。首相撲からヒザで主導権を握り続けた小嶋がフルマーク判定で勝利を収めた。


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