▲初代フェザー級王座決定トーナメントで準決勝に勝ち進んだ伊藤、倉岡、清水、奥出(写真左より)
ZST事務局
「〜FIGHTING NETWORK ZST〜 ZST.29」
2011年9月11日(日) 東京・新宿FACE
開場17:30 開始18:00
※ジェネシスバウトは17:40開始
▲清水(右)が鮮やかな左ハイキックでKO勝利
▼メインイベント(第10試合) 初代フェザー級王座決定トーナメント1回戦 5分2R
○清水俊一(総合格闘技宇留野道場)
KO 1R2分18秒 ※左ハイキック
●阿部剛卓(パラエストラ松戸)
本来はバンタム級(60kg)ながら、これまでの実績からトーナメントの優勝候補に目されている清水。1回戦では過去にSWAT!で対戦経験がある阿部と対戦した。
1R、距離を取りながらジャブを突く清水に対し、阿部がパワフルな連打で前に出て行く。清水はガードを下げた状態のまま、バックステップでそれをかわし、構えを小刻みにオーソドックスとサウスポーに変えながら前に出て行く。
そして清水がサウスポー構えから左ハイキック! これが阿部の顔面を捉え、そのまま阿部がダウン! 清水が鮮やかな一撃で阿倍をマットに沈めた。
▲足関節で攻め立てた伊藤(右)がイグナスから勝利を奪う
▼セミファイナル(第9試合) 初代フェザー級王座決定トーナメント1回戦 5分2R
○伊藤健一(ALLIANCE)
判定
●イグナス・バリサス(リトアニア/リングス・リトアニア)
イグナスは大道塾で格闘技を学び、リトアニアの大会で連勝を重ねているストライカー。当初、今年5月のディファ有明大会でイグナスと伊藤は対戦する予定だったものの、東日本大震災の影響でイグナスが試合をキャンセル。今回は仕切り直しの一戦となった。
1R、いきなり伊藤が右フックから突進! そのままイグナスに組み付いてヒールホールド! 一気にイグナスの左足を絞り上げる伊藤だったが、イグナスは体を反転させてそれをディフェンス。さらに伊藤はヒールホールドから膝十字に切り換えて攻め込むが、イグナスは足を抜いて立ち上がる。試合がスタンドに戻ると伊藤はすぐにイグナスに組み付いてガードに引き込み、足関節を狙いながらグラウンドでじっくりと攻める。
2R、前に出てくる伊藤にイグナスが左右のフック! しかし伊藤は両足タックルでイグナスをロープまで押し込んでテイクダウン。
イグナスをパスガードして押さえ込みながら足関節を狙って寝技でイグナスを攻め続ける。そのままタイムアップとなりイグナスの打撃を封じ込んだ伊藤がイグナスを下した。
▲奥出(左)が腕十字を極めてトーナメント準決勝へ
▼第8試合 初代フェザー級王座決定トーナメント1回戦 5分2R
○奥出雅之(ゴールドジムサウス東京)
一本 1R2分20秒 ※腕ひしぎ十字固め
●神谷 勲(秋本道場JUNGLEJUNCTION)
ウェルター級でタイトルマッチを経験している奥出と7月大会でSB-Xルールで勝利を収めた神谷による一戦。
1R、サウスポーの奥出に対して神谷は右インロー。奥出は左ハイキック、左ミドルを蹴って距離を取り、相手に背中を見せるような構えをして神谷を挑発する。そして奥出が左ミドルから神谷に組み付くと、そのまま寝技に引き込んで三角絞め、そして腕十字! 奥出が一本勝ちで準決勝に駒を進めた。
▲倉岡(左)が打撃で攻め、最後は腕十字で一本勝ち
▼第7試合 初代フェザー級王座決定トーナメント1回戦 5分2R
○倉岡幸平(蒼天塾)
一本 2R4分31秒 ※腕ひしぎ十字固め
●島村 裕(総合格闘技宇留野道場)
約1年ぶりの復帰戦ながらそのアグレッシブなファイトスタイルでトーナメントに抜擢された倉岡とアウトサイダーとの対抗戦やVTルールの試合で経験を積んできた島村。
1R、互いにサウスポーに構える両者。倉岡が細かくパンチのプレッシャーをかけてジャブから左ロー。パンチで前に出てくる島村に右フックを合わせ、さらに左ストレート! 島村のタックルを切り、首相撲からヒザ蹴りを突き上げ、亀になる島村のボディにサッカーボールキックを蹴る。
2R、島村のタックルでテイクダウンを許した倉岡だったが、脇を差してすぐに立ち上がる。試合がスタンドに戻ると倉岡が右フック、左ストレート、ヒザ蹴り! 島村のタックルを何度も切って打撃でダメージを与える。
そして倉岡がタックルから寝技に引き込む島村からマウントポジションを奪い、最後は腕十字! 倉岡が打撃でペースを掴み、最後はきっちりと一本勝ちを収めた。
▲得意のハイキックやパンチで攻め立てた山田(右)が判定勝利
▼第6試合 第3代ウェルター級王者決定トーナメント1回戦 5分2R
○山田哲也(しんわトータルコンバット)
TKO 2R21秒 ※ドクターストップ
●濱岸正幸(U-FILE CAMP登戸)
第2代王者・渋谷修身の現役引退により空位になっていたウェルター級の王者を決めるトーナメント。山田は元王者・渋谷の弟子であり、このベルトのために階級を上げてトーナメントに参戦する。対する濱岸はZSTでは2年以上無敗を誇っており、最もベルトに近い選手だ。
1R、両者は互いにサウスポーで、山田がジャブから左ハイキックを蹴る。濱岸はパンチのプレッシャーをかけて組み付くが、山田はそれをディフェンスして、テイクダウンされてもすぐに立ち上がる。
試合がスタンドに戻ると山田が左ストレート、右アッパー、左ミドル! 濱岸はそれをもらっても左ストレートで前に出て、山田に組み付いてテイクダウンを奪う。
2R、一気に距離を詰める濱岸だったが、そこに山田が右フック! これで濱岸の足が止まり、山田は左右のフック、そして左ハイキック! 濱岸は山田の蹴り足をすくってテイクダウンを奪うが、山田の連打で濱岸が左目尻をカット! ドクターが試合をストップし、山田の決勝進出が決まった。
▲不戦勝となりリング上から挨拶した伊藤
▼第5試合 第3代ウェルター級王者決定トーナメント1回戦 5分2R
○伊藤博之(ALLIANCE)
不戦勝 ※NAKADAIが熱中症と診断されドクターストップ
●NAKADAI(リバーサルジム横浜グランドスラム)
急遽、NAKADAIの熱中症によるドクターストップで不戦勝という形になった伊藤はリングから挨拶。「自分はまだ強くなれると思って2年ぶりにリングに戻ってきました。自分はリングス、KOKルールでプロデビューして10年が経ちますが、(決勝戦が行われる)11月にチャンピオンになります」とファンにメッセージを送った。
▼第4試合 バンタム級シングルマッチ 5分2R
△房野哲也(リバーサルジム横浜グランドスラム)
時間切れドロー
△久本慶三(総合格闘技武門會)
▼第3試合 バンタム級シングルマッチ 5分2R
△杉田一朗(心温塾)
時間切れドロー
△岸 貴之(X-ONE GYM湘南)
▼第2試合 ライト級シングルマッチ 5分2R
○ダリウス・ミンケビュチス(リングス・リトアニア)
TKO 1R2分12秒 ※レフェリーストップ
●モリス・シェルトン(総合格闘技move)
▼第1試合 初代フェザー級王座決定トーナメント リザーブマッチ 5分2R
○ヒロ・ヤマニワ(ボンサイエクストリーム)
判定
●馬場高広(リバーサルジム横浜グランドスラム)
※矢島雄一郎(禅道会新宿道場)vs新堀総司(U-FILE CAMP赤羽)は矢島がウィルス性発疹症にかかりドクターストップとなったため中止
|