9月17日(土・現地時間)タイ・ルンピニースタジアムのTVマッチにM-1Jr45kg級王者・内野隼也(ウィラサクレック・フェアテックス)が出場し、快勝を収めた。内野の対戦相手ナロングリット・ウォーセンテップ(タイ)は60戦以上の戦績を誇り、最近では連勝記録を更新中の強豪。
1R、お互い様子を見合う中、対戦相手ナロングリットの足払いに内野がこかされ、場内の賭け率がナロングリットに一気に傾く。2R、内野がパンチで仕掛けにいき、ナロングリットが蹴りで対抗するが内野はこれをキャッチし、パンチを決めこかす。
3R、内野が完全に相手の攻撃を見切り、ミドルをスウェーで交わし、逆にミドルを決める。4R、パンチとミドルで攻める内野に、ナロングリットは首相撲に持ち込むがヒザの打ち合いから内野がこかす。
5R、ナロングリットが不利のまま最終ラウンドを迎える。必死の攻防に出るナロングリットだが、内野もひかずミドルを打ち合う。ゴングが鳴ると早々にナロングリット側は引き上げ、内野の勝利が伝えられた。
TVのインタビューに答えた内野は「初めての5Rで疲れました」と淡々と答えた。試合後、内野の評価が高く、たくさんのタイのプロモーターから試合のオファーが来る異例の試合となった。
なお、この大会のセミファイナルに出場予定だった藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット)は肉離れのために欠場。
続く、18日(日・現地時間)タイ・サラブリ―にあるアディソンスタジアムでは、WMC世界女子ライト級王者決定戦が行われた。高田結(峯心会)は先月、タイにてWPMF世界女子ライト級王者に輝いたばかり。今回早くも2本目の世界挑戦となったが、ノンネーン・ジョームワンジム(タイ・右写真)を相手に惜しくも判定負けとなった。
<主な試合結果>
2011年9月17日(土・現地時間)タイ・ルンピニースタジアム
▼第5試合 105ポンド契約 3分5R
○内野隼也(ウィラサクレック・フェアテックス/元M-1 Jr40kg王者)
判定3−0 ※三者とも50−47
●ナロングリット・ウォーセンテップ(タイ)
2011年9月18日(日・現地時間)タイ・サラブリ― アディソンスタジアム
▼WMC世界女子ライト級王者決定戦
○ノンネーン・ジョームワンジム(タイ)
判定3−0 ※三者とも49−48
●高田 結(峯心会/WPMF世界女子ライト級王者)
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