▲圧倒的な数のパンチを繰り出す前口(左)に達晃(右)の飛びヒザ蹴りが炸裂する!
RISEクリエーション
「RISE 84」
2011年10月30日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
開場16:30 開始17:00
▼メインイベント スーパーフェザー級(-60kg)3分3ラウンド延長1ラウンド
○達晃(たつあき/リアルディール/同級9位)
延長R 判定3−0 ※三者とも10−9
●前口太尊(まえぐち・たいそん/PHOENIX/同級8位)※前口泰祐よりリングネームを変更
※本戦は28−27、27−27、27−27
6戦全てがKO勝ちのパーフェクトレコードを誇っていたスーパーフェザー級(−60kg)8位の前口は、7月の後楽園大会で同級5位の仲江川裕人にラストラウンドでTKO負け。7戦目にしてプロ初の敗戦をKO負けで味わった。
今回より前口泰祐から前口太尊にリングネームを変更し、心機一転して対戦するのは九州の常勝軍団リアルディールから東京初登場の達晃。九州60kg級の実力者で地元福岡ではイベント看板選手の一人であり、7月には『BATTLE EVENT REALDEAL』でのRISE公式戦でランカーのTASUKUをKOし、見事ランキング入り。さらに上を目指すべく前口に挑む。
1R、前口は開始と同時に前蹴りとローキックで勢いよく攻め、ジャブから右ストレート、左右フック、ボディブローにつなげていく。手数の多い前口に達晃がローで反撃しようとしたところで、バックブローをもらってダウン。しかし、達晃は前口のパンチにローを合わせながらヒザ蹴りとレバーブローで反撃する。
2R、相当な数のパンチを出しながら前へ出る前口に、達晃はレバーブローとヒザ蹴りでボディを攻め、飛びヒザ蹴りでアゴも狙う。パンチを繰り出して応戦する前口にボディブローを入れ、飛びヒザ蹴りで達晃がダウンを奪い返した。
3R、圧倒的なパンチの手数で前へ出る前口に達晃はヒザ蹴りとボディブロー、さらにバックキックも繰り出す。徹底したボディ攻めだ。それでも前口は下がらずに手を出し続ける。最後は前のめりになるようにしてパンチのラッシュを仕掛けた前口だったが、判定はドロー。延長戦へ突入する。
ここで達晃の右ローが効いてしまい、前口がたびたびヒザを折る場面が目立つ。それでも前口はパンチを連打して前へ出て、左ミドルも決める。達晃はローを効かせながらヒザ蹴りとボディブローでボディを攻め、後半は真正面からのパンチの打ち合いに応じる!
達晃は飛びヒザ蹴りとカカト落とし、前口の連打にはハイキックを返し、試合終了。ローとボディにダメージを与えた達晃が判定勝ちし、スーパーフェザー級戦線に名乗りを上げた。
試合終了後、伊藤隆RISE代表は「今日はメインとセミに出たリアルディールの2人が収穫だった。前口と田村に再生して欲しかったが、リアルディールの2人の良さが目立った。2人にはチャンスを与えたい」と、達晃と昭貴を高く評価していた。
▲ひたすら前に出て攻め続ける昭貴(左)を田村(右)が打ち合いで振り切る
▼セミファイナル ミドル級(-70kg)3分3ラウンド
○田村陽典(たむら・ようすけ/DC LAB.GYM)
判定3−0 ※28−27、29−27、29−28
●昭貴(しょうき/リアルディール)
メインに登場の前口と同様、7月の後楽園大会で苦汁をなめた田村も再起戦で出場。田村は久保優太&KENJIの同門である。対するは現在3戦全てKO勝ちと波に乗っているリアルディールの昭貴。
1R、パンチを打ちながらどんどん前へ出てくる昭貴に田村は左ローを蹴り続ける。序盤は昭貴がパンチで押していたが、中盤を過ぎると田村のローが効き始め、昭貴は前に出る勢いが止まる。すると田村は左右フックで勝負に出るが、昭貴も打ち合いに応じて両者がパンチを被弾。田村はパンチをもらうとローを蹴り、昭貴は棒立ち状態に。
2R、田村のローをまともにもらいながらも、昭貴はパンチ、ヒザ蹴り、左ミドルでひたすら前に出て攻撃を仕掛ける。田村はその攻撃をもらいながら左ローと右フック。お互いに打ちつ打たれつでどちらが倒れてもおかしくない展開になる。
3R、両者ともにほぼノーガードで打ち合い、お互いがのけぞる。加えて田村はロー、昭貴はヒザ蹴りと左ミドル。昭貴はとにかくひたすら前へ出て攻撃するが、田村のローによるダメージは明らかで、田村が判定勝ちを収めた。
▼第3試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3ラウンド
○アキト(HIDE'S KICK!)
判定3−0 ※29−27、27−25、29−27
●青木朋哉(和術慧舟會駿河道場)
▼第2試合 ライト級(-63kg)3分3ラウンド
○小磯哲史(フリー)
判定3−0 ※28−27、28−26、28−27
●増倉敦志(TRY-EX)
▼第1試合 フェザー級(-57.5kg)3分3ラウンド
○大凛ZLS(だいりんぜろす/チームゼロス)
判定3−0
●仲嶺眞王(なかみね・まさお/アルファジム)
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