“ムエタイブラザーズ”大田原兄弟はバンコク郊外のエクシンディコンジムで特訓中。兄のユースケ・エクシディコンジム(=大田原友亮)はルンピニースタジアムで、弟のトラ・エクシディコンジム(=大田原虎仁)はアディソンスタジアムでそれぞれ試合を行った。
写真提供:シンラパムエタイ
記事提供:B-FAMILY NEO
「スックルンピニークリッククライ」
11月5日(土・現地時間)タイ・ルンピニースタジアム
▼第7試合 110P契約
○ユースケ・エクシディコンジム(=大田原友亮/B-FAMILY NEO/UKFキックボクシングインターナショナル&日本フライ級王者)
TKO 2R
●ピンモントン・シックループット(タイ)
ピンモントンはルンピニーで20戦近く試合をこなしている選手。1R序盤からローを主体とした足技を繰り広げ、ユースケを近寄らせないピンモントン。何回かコカされる場面もあるユースケだったが、ミドルを返していく。
2R、足技も出し始めたユースケだが、そこにタイミングよくローを使われ何回かコカされる。組んでもヒザを先に出すのはピンモントンであり、ユースケがヒザを返す形になる。足技の強いピンモントンにパンチ、ヒザで返していたユースケだったが、中盤に右ハイキックがヒット。ピンモントンがグラつく。ここを逃すまいと、ユースケは一気に間合いを詰め、左ミドルを4連発! コーナーに追い詰められ、ダウン寸前のピンモントンは下がりながら逆コーナーへ逃げる。
ユースケはそのまま追い詰め、ミドルから倒れかけたピンモントンに飛びヒザを見舞う。この飛びヒザでダウンしたピンモントン。そのまま倒れこみ、ユースケのTKO勝ちとなった。
ユースケは4月のルンピニーと今回、2回連続でKO勝ちを収めた。初めてのルンピニーのセミ試合であり、やや序盤硬さを見せたが、プロモーターのペッッテインデイー氏は「ユースケを興行で使っていく」とした。
また、試合後T-SPORTSのインタビューでユースケは「今年は日本も震災で大変な被害を受けたが、今タイも洪水で気を許せない状況にあります。でもみなさんで乗り越えていきましょう」とコメントを残した。
「スックダウルンプラバート」
2011年11月6日(日・現地時間)タイ・サラブリ県アディソンスタジアム
▼第5試合 43kg契約
○トラ・エクシディコンジム(=大田原虎仁/B-FAMILY NEO)
TKO 2R
●シッティチャイ・シットンサック(タイ)
身長差10cm以上のシッティチャイに前蹴り、ローキックを放たれ、近づけないトラ。そんな中、相手の左ミドルがトラを捉える。トラは半年ぶりの試合でペースが掴めないのか、1Rは相手のペースで試合が進む。
2R早々からシッティチャイが左ハイ。トラはそれをかわしヒザで返していく。このラウンドは首相撲が主体となっていく。そこにトラの右ストレート。シッティチャイがひるんだのを見逃さず、トラはパンチのラッシュを浴びせる。
ぐらついたシッティチャイに出した右アッパーがヒット! 頭を下げたシッティチャイに顔面ヒザを見舞い、そのままTKO! 前日のユースケと同様、兄弟で2RTKO勝利となった。
なお、ユースケは11月28日(月・現地時間)ラジャダムナンスタジアムで、トラは12月4日(日・現地時間)ルンピニースタジアムで試合を行い、12月18日(日)東京・新木場1stRINGで行われるB-FAMILY NEO『WINDY Super Fight vol.10』に出場予定。
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