J-NETWORK
「J-GIRLS 2011 〜Born This Way FINAL〜」
2011年11月27日(日)東京・新宿FACE
開場17:00 開始17:30
▲右フックで前に出たMIKA(左)がグレイシャアを判定で下した
▼トリプルメインイベント(第12試合)J-GIRLSフライ級タイトルマッチ 2分5R延長1R
○☆MIKA☆(=どぅおんだーお・みか/MA・ワイルドシーサー群馬/挑戦者・同級1位)
判定3−0 ※50-48、50-49、50-47
●グレイシャア亜紀(フォルティス渋谷/WMCインターコンチネンタル女子スーパーフライ級王者、J-GIRLS World QueenTournament 2008 準優勝/王者)
※MIKAが新王座に就く。グレイシャアは2度目の防衛に失敗。
今回が2度目の防衛戦となるグレイシャアは現在3連勝中と絶好調。対するMIKAは次期王者挑戦者決定トーナメントでエミNFC(KAKUMEI・ナゴヤファイトクラブ)、いつか(新宿レフティー)を下して挑戦権を手にした。
1R、ガードを低くし、足を使ってグルグルとMIKAの周りを動くグレイシャア。サウスポーのMIKAはインローを蹴って前に出て左ボディストレートから右フックにつなげる。グレイシャアもインローを蹴り返し、細かいパンチから右ミドル、前蹴りを蹴る。
2R、MIKAの周りを回りながらMIKAの右足にローを集めるグレイシャア。MIKAは右フックを振って前に出て行く。そこに右ストレートを合わせるグレイシャアだったが、MIKAもグレイシャアをロープまで下がらせて右フックを打ち込む。
3R、グレイシャアは前蹴りで距離を取りつつ、MIKAが前に出てくるところに左フック、右ハイキックを狙う。MIKAはそれをもらいながらも前に出て右フック、グレイシャアをコーナーまで詰めると左ボディから右フックを打ち込む。下がりながらパンチを返すグレイシャアだったが、MIKAの前進は止まらない。
4R、前に出るMIKAに前蹴り、ハイキック、カカト落としを見せるグレイシャア。MIKAがミドルを蹴ると、その蹴り足をキャッチしてMIKAをマットにこかす。
しかしMIKAはすぐに立ち上がってパンチで前進! 左ボディストレートからの右フック、ボディへのヒザ蹴りでグレイシャアを下がらせる。
5R、最終ラウンドに入ってもMIKAはスタミナが切れることなく前に出てパンチの連打! お互いが組んでブレイクが命じられてもすぐにパンチで前に出て行く。
グレイシャアも下がりながらパンチを返すがMIKAの圧力に押し負けて、MIKAがグレイシャアをロープまで詰める。このまま試合終了となり、MIKAが判定3−0でグレイシャアに勝利! MIKAが念願のタイトル獲得となった。
試合後、MIKAは「本当にたくさんの人に応援してもらって勝つことが出来ました。グレイシャア選手は憧れの選手だったので、私がベルトを獲ってもおかしくないように練習してきて、それで結果を出せて本当によかったです」とうれし涙を交えながらコメント。王者としての今後の目標を聞かれると「この1年はグレイシャア選手に勝つことが目標だったので、来年のことは考えていません。地元に帰ってからゆっくり考えます」と語った。
▲回転の速いパンチの連打を見せた山田(右)が美保に勝利
▼トリプルメインイベント(第11試合)J-GIRLSアトム級タイトルマッチ 2分5R延長1R
○山田真子(錬成塾/王者)
判定2−0 ※49−49、50−48、50−48
●美保(KFG/挑戦者・同級1位)
※山田が初防衛に成功。
両者は昨年9月に行われた次期王者挑戦者決定トーナメント決勝で対戦し、山田が判定勝利。その勢いのまま山田が当時の王者・Little Tiger(F・TEAM TIGER)を下し、第2代王者に君臨した。だが昨年の山田との対戦時に美保は足を骨折していたという情報もあり、ベルトをかけた再戦で勝利するのはどっちだ!?
1R、美保は距離を取ってジャブと前蹴り。山田は前蹴りと右ローを返して、右ストレートから飛び込んでパンチの連打。左フックが美保の顔面を捉える。美保は山田が飛び込んでくるところに左フックを狙う。
2R、美保の周りをグルグルと回って右ローを蹴る山田。左フックから距離を詰めると左右の連打! 山田がガードを固めるとバックブローを打つ。山田が細かいステップと回転の速いパンチでどんどん前に出て行く。
3R、山田の動きを止めるように右ミドルを蹴る美保。山田はそれをキャッチして右ストレートを打つ。距離が離れると山田が左フックから飛び込んで右ストレート。距離が詰まると美保のボディにヒザ蹴りを突き刺して左ボディにつなげる。さらに離れ際を狙って山田が左右のフックを打ち込む。
4R、離れた間合いで右ローを蹴る山田。左フックで飛び込むと、美保のボディにヒザ蹴り! さらに山田は左ボディと左アッパーを打ち分けて、右フックで美保を下がらせて連打をまとめる。
5R、ワンツーで前に出て行く山田。美保もタイミングよく、そこに左右のストレートを狙うが、山田は下がらない。しかし山田がJ-GIRLSでは反則となる首相撲からのヒザ蹴りを出してしまい、レフェリーからはイエローカードが提示される。
再開後、やや手数が減った山田だったが、パンチで前に出て行く。判定はジャッジ1名がドローとしたものの、残り2名は山田を支持。山田が初防衛に成功した。
試合後、山田は「ベルトを防衛できて本当にうれしいです。ジムが変わって、しっかり勝って『ありがとう』という気持ちを伝えたかったので、よかったです。
今回は出稽古もさせてもらって、そこで習ったことを反復してイメージトレーニングしたのですが、それが試合で出たんだと思います。この階級は自分よりも強い人たちがいるので、その選手たちに挑戦できるようになりたいです」と初防衛、そして今後の目標について語った。
▲短いスパンでの再戦となったが超弁慶(右)が成沢に勝利した
▼トリプルメインイベント(第10試合)J-GIRLSフェザー級暫定王座決定戦 2分5R延長1R
○超弁慶(ガムランナック/同級1位)
判定3−0 ※49−48、49−47、49−46
●成沢紀予(フォルティス渋谷/同級2位)
今大会で超弁慶とタイトルマッチを行う予定だった王者・大石綾乃(OISHI GYM)がケガで欠場したため、同級2位の成沢の参戦が急遽。両者は9月大会で対戦しており、僅差の判定2−0で超弁慶が勝利している。短いスパンでの再戦を制し、暫定王者となるのはどっちだ?
1R、ジャブと前蹴りのフェイントで前に出る成沢。超弁慶は右ローを蹴って、そこから右フックで前に出る。2R、超弁慶は成沢の蹴り足をキャッチして右ロー。成沢の前蹴りをかわしながら右ボディストレート、右フックを打つ。成沢も左の顔面前蹴りからパンチをまとめて超弁慶を下がらせる。
3R、パンチをまとめて左ミドルを蹴る超弁慶。成沢のボディにパンチを集めて前に出る。成沢は歩くように前に出て右ミドル。4R、両者の手数が少なく、レフェリーから両者にイエローカードが提示される。
再開後、超弁慶は一気にパンチに前に出て、成沢の前蹴りをかわしながら右フック! そのまま成沢をロープに詰めてパンチの連打と左ミドルを蹴る。
5R、前蹴りからのパンチ、ヒザ蹴りで前に出る成沢。超弁慶は首相撲からのヒザ蹴りを出してしまい、レフェリーはレッドカードを提示。超弁慶は減点1となる。再開後、超弁慶は減点分を取り返さんとばかりにパンチでラッシュし、左ハイキックと右フック。減点があったものの、超弁慶が判定3−0で成沢を下した。
試合後、超弁慶は「試合前はすごく怖かったです。今回負けてしまうと、前回の勝利が無駄になるので、慎重になってしまいました。5Rは長かったですが、やりきれてよかったです。今回は肉体改造をやってきて、筋肉の鎧が出来たので、ボディへの攻撃は効きにくかったと思います(笑)。今日のために1年間やってきたので、今は頭が真っ白です。1年間頑張ってきて、ベルトが取れて本当にうれしいです!」と喜びを語った。
▲多彩な蹴り技を見せた谷山(左)がダウンを奪っての勝利
▼第9試合 J-GIRLS -53kg Japan Queen 王座決定戦 サバイバルマッチ1
○谷山佳菜子(正道会館 東大阪本部)
判定3−0 ※30−27、30−26、30−26
●くみこぱとら(MA・契明/J-GIRLSバンタム級3位、日本チャクリキ協会バンタム級女子王者)
谷山は昨年12月にプロデビューし現在3戦3勝。極真会館主催・世界女子空手道選手権大会軽量級(-55kg)を2連覇した輝かしい実績を持ち、9月にはトーナメント優勝候補の“ハマのスーパー女子高生”陣内まどか(フォルティス渋谷)を下した。一方、くみこはリングネームの名付け親である人気お笑い芸人・チュートリアルの徳井義実氏に恩を返すためにも、ここは何としても勝利したいところだろう。
1R、距離を取るようにステップしながら左の前蹴り、左右の蹴りをバシバシと当てる谷山。くみこがロープを背負ったところでパンチとボディへのヒザ蹴り! このラッシュでくみこからダウンを奪う。再開後、谷山は前蹴りのフェイントからパンチ、さらに左ハイキックを蹴る。
2R、このラウンドも谷山が上手く距離を取りながら右ミドルと右ストレート、前蹴りでくみこの動きを止める。さらに顔面前蹴りを突き刺してくみこを吹っ飛ばす。3R、ここまでのポイントを挽回すべくパンチで前に出て行くくみこ。しかし谷山が前蹴りと右ミドルをタイミングよく当て、くみこをロープまで下がらせてパンチをまとめる。1Rにダウンを奪った谷山が文句なしの判定でくみこを下した。
▼第8試合 J-GIRLSフライ級ニューヒロイン決定トーナメントCブロック一回戦 サバイバルマッチ1
○小田巻洋子(レグルス池袋)
判定3−0 ※30−29、29−28、30−28
●西田恵理(NJKF・OGUNI-GYM)
▼第7試合 フライ級 2分3R
○櫻 弥生(Madness Cherry)
判定2−0 ※29−29、30−28、30−28
●奥村ユカ(SOUL FIGHTERS JAPAN)
▼第6試合 56kg契約 2分3R
○亜利弥’(L’GALAXY)
判定3−0 ※30−29、29−28、30−29
●HARUMI(BLUE DOG GYM)
▼第5試合 55kg契約 2分3R
○松川敬子(村澤道場)※デビュー戦
KO 2R1分28秒 ※右フック
●虎島尚子(マーシャルアーツ)
▼第4試合 PRE J-GIRLS Aリーグ 54kg契約 1分30秒2R
○福田絵美(Team Sonobe)
TKO 2R24秒
●今井幸子(KFG)
▼第3試合 PRE J-GIRLS Aリーグ 46kg契約 1分30秒2R
△丹原悠花(高幡不動FSG)
ドロー 判定1-0
△湯山綾香(谷山ジム小田原道場)
▼第2試合 PRE J-GIRLS Bリーグ 54kg契約 1分2R
△兒嶋 円(ワイルドシーサー群馬)
ドロー 判定1-0
△田辺舞子(グレイシーバッハ東京)
▼第1試合 PRE J-GIRLS Bリーグ 48kg契約 1分2R
○山田 華(TEAM DATE)
TKO 1R34秒
●関 祥子(治政館)
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