蹴拳プロモーション
「蹴拳W」
2011年11月27日(日)東京・大森ゴールドジム
開場15:00 開始15:30
写真&レポート=鈴木雄一郎
▲WPMF日本ミドル級王者・小又大貴(左)を破る金星を上げた丸山準一
▼メインイベント(第10試合) WPMF日本ルール 70kg契約 3分3R
○丸山準一(バンゲリングベイ・スピリット)
TKO 2R2分10秒 ※右ストレート
●小又大貴(エスジム/WPMF日本ミドル級王者)
小又は前回9月大会のメインで元J-NETWORKミドル級7位ジャロ・ブラックパンサー(ギニア)を右ミドルでKOした。対する丸山は、K-1ルールで魔裟斗、須藤元気らと拳を交え、総合格闘技でも宇野薫、山本“KID”徳郁、北岡悟といったトップファイターと対戦しているイアン・シャファーを破った戦績を持つ。小又撃破で金星を狙う。
1R、互いに右ローを打ちながら、出方を待つ展開が続いていく。丸山がワンツーから右ローを打っていくと、小又は右ストレートを返す。
その後、互いのジャブを出し合い、交錯していくが、小又が丸山のジャブに右ヒジを合わせる。
すかさず丸山は右縦ヒジを返し、左ロー、首相撲へとつないでいく。この首相撲に小又は足払いで合わせて丸山をコカし、右ローをつないでいく。更に小又は左ロー、右ストレート、右ミドルを追撃。丸山は右ヒザ、左ローを返すが、小又に足払いでコカされ、第1R終了のゴングが鳴る。
2R、丸山が左ローを打つと、すかさず小又は右ローを返す。距離を取る丸山は、左縦ヒジで小又の懐に入っていくと、小又は首相撲で応戦。首相撲がほどけると、ロープ際で丸山がパンチのラッシュを仕掛けて小又からダウンを奪う。
その直後、ロープ際に小又を詰めて、またもや丸山はパンチのラッシュを仕掛ける。丸山の右ストレートに、小又がカウンターで右ストレートで合わせる。
なおも丸山はパンチを打ち続けるが、小又に首相撲で捕まってしまう。そこへ小又が右ヒジ! これが丸山のアゴをとらえる。更に左フックを追撃する小又だが、丸山はパンチの連打!
丸山の右ストレートを被弾した小又が2度目のダウンを喫する。カウントを進めるも、レフェリーが続行不可能と判断し、レフェリーストップ。丸山がTKOで勝利を収めてメインを締めくくった。
▼セミファイナル(第9試合) 日タイ交流戦 WPMF日本ルール 53kg契約 3分3R
○ヨーラダップ・ダーオペッリュウ(タイ/ウィラサクレック・フェアテックス/元ルンピニースタジアム認定ライトフライ級王者)
TKO 3R2分27秒 ※右ヒジ→ドクターストップ
●野呂裕貴(エスジム/WPMF日本バンタム級2位)
ヨーラダップは10月の「REBELS.9」で出貝泰佑(バンゲリングベイ・スピリット)に判定で敗れており、今回再起を懸ける。
1R、野呂が右前蹴りと右ローを打って先手を仕掛ける。中盤には右ローと左ハイ、蹴りを中心とした攻勢を取っていく。一方のヨーラダップはほとんど手を出さず、様子見の状態に。右ミドルを打つも、野呂はこれをスウェーで交わされ、有効打はほとんどない状態だ。
2R、左ミドル、左ストレートを積極的に打っていく野呂。更に野呂はプレッシャーをかけながら前に出て、ヨーラダップを後退させていく。そして、ジャブから左アッパー、左ボディーストレートと、パンチのコンビネーションを多用し、手数で圧倒していく。
手数で押されたか、単発で右ミドルを返すヨーラダップはやや消極的だ。野呂はジャブを打ちながら左ストレート、そこから強烈な左ヒジ! ガードするヨーラダップのグローブに深くめり込む。終盤には野呂がパンチと左ヒジのラッシュを仕掛け、ゴングが鳴ったと同時に、野呂の左ヒジでヨーラダップの目尻をカット。
3R、左ミドルを打っていく野呂に、ヨーラダップは首相撲で応戦。首相撲がほどけると、野呂はジャブから左ヒジ、左前蹴りと、相変わらず積極的だ。
首相撲を仕掛けていくヨーラダップは、その後右ミドルを打つが、野呂はすかさず左ミドルを返す。リング中央で互いのパンチが交錯し、打ち合いがなされていく。右ミドルを打つヨーラダップに、野呂は左縦ヒジを返す。距離を取るヨーラダップは、ノーモーションで放った左テンカオが、野呂のボディに突き刺さる。
しかし、ヨーラダップのガードが開いたところに、野呂が右フックを打ち、ヨーラダップのアゴをとらえる。
その後、ヨーラダップは野呂をロープに詰め、一瞬の隙を突いて右ヒジ! ヨーラダップがダウンを奪う。野呂は立ち上がろうとするも、リングに沈んでしまい、カウントの途中でレフェリーがストップ。ヨーラダップが大逆転KO勝利となった。ダウンを奪われる直前まで、圧倒的に野呂ペースであったが、一撃のヒジで泣かされる結末を迎えることとなった。
▼第8試合 日タイ交流戦 WPMF日本ルール ミドル級 3分3R
○三沢晃治(クロスポイント吉祥寺)
判定3−0 ※三者共に30−27
●プーパンレック・エスジム(タイ/エスジム)
▼第7試合 WPMF日本ルール 77kg契約 3分3R
○藤田智也(TFC)
判定2−1 ※30−28、29−30、30−28
●工藤勇樹(エスジム/WPMF日本クルーザー級9位)
▼第6試合 WPMF日本ルール スーパーフライ級ランキング戦 3分3R
○松崎公則(ストラッグル/WPMF日本スーパーフライ級3位)
TKO 3R2分11秒 ※左ヒジ→ドクターストップ
●土橋朋也(新宿レフティー)
▼第5試合 WPMF日本ルール ウェルター級 3分3R
○星野伸之(エスジム)
判定2−0 ※29−29、30−29、30−29
●樋口達郎(亀の子道場)
▼第4試合 WPMF日本ルール バンタム級 3分3R
○片島聡志(藤原)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−28
●増田勝海(アラビアムエタイ)
▼第3試合 WPMF日本ルール 69kg契約 3分3R
○大場直明(K&Kボクシングクラブ)
判定3−0 ※30−28、30−28、29−28
●阿久津岳之(エスジム)
▼第2試合 WPMF日本ルール 57kg契約 3分3R
○津橋雅祥(エスジム)
KO 2R2分13秒 ※3ノックダウン
●鈴木正平(ウィラサクレック・フェアテックス)
▼第1試合 WPMF日本ルール ウェルター級 3分3R
△ハーヘン・エスジム(タイ/エスジム/元ルンピニースタジアム認定バンタム級10位)
ドロー 判定1−0 ※30−28、29−29、29−29
△中田裕市(クロスポイント古河)
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