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【リアルディール】花田元誓、危険な拳のキューピーを下し「RISEのベルトを狙う」

2011/12/18


リアルディール
「BATTLE EVENT REALDEAL 25」

2011年12月18日(日)福岡・バトルステージ福岡
レポート&写真:池田博紀

▼メインイベント(第6試合) 博多vs小倉 61kg契約 3分3R
○花田元誓(REALDEAL GYM博多/RISEスーパーフェザー級2位)
判定3−0 ※三者とも30−28
●キューピー(REALDEAL GYM小倉)

 RISEのリングでも活躍中の花田が危険な拳を持つキューピーと対戦。「来年はRISEでも王者になる!」と宣言している花田だが、対戦相手のキューピーは、危険な拳でいくつものKO劇を繰り広げてきたハードパンチャー。リングネームから想像も出来ないラッシュと破壊力を持つキューピーが、トップファイターの花田をも飲み込むか?

  1R、キューピーが高速フックを上下に打ち合わけながら攻めると、花田はブロックを固めながら距離を詰め、組んでからのヒザ蹴り。後半から花田がパンチで積極的に攻めると、キューピーもフックで応戦。

 2R、花田が組んでから崩しながらヒザ蹴り、ロー。パワーで勝る花田が優勢に試合を進める。キューピーもロングフックを繰り出すが、花田がブロックしながら左右フックを返して、飛びヒザ蹴り。キューピーはパンチを打ち返してハイキックを放つものの、花田は主導権を譲らない。

 3R、キューピーも前に出ながら打ち合う。花田はキューピーのフックを空振りさせながらヒザ蹴り。フック、ストレートで花田が有効打を奪う。キューピーも最後まで打ち合うが、花田はパンチから組んでからのヒザ蹴りを浴びせ、試合の主導権を握ったまま判定で勝利。試合後の勝利者インタビューで花田は「RISEのチャンピンベルトを狙う。来年25歳になるので勝負の年」とRISE60kg級チャンピオンベルトを狙うと観客に宣言した。


▼セミファイナル(第5試合) 博多vs西新 60kg契約 3分3R
○KAWASAKI(REALDEAL GYM博多)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
●野上勇介(REALDEAL GYM西新)

 トンコツファイト(コテコテの殴り合い)を見せていたKAWASAKIが、前回のプロ初参戦で格上の矢野真也をKOし、頭角を現したスーパールーキー野上と対戦。

  九州で再びあのトンコツファイトを炸裂させたいKAWASAKIだが、勢いに乗っている野上はそうはさせないと自信を持ってるという。博多ラーメンのようなしつこいファイトのKAWASAKIと一発KOを狙う野上。ファイトスタイルと世代が違うREALDEAL新旧対決は若者の勢いか、それとも中年のしつこさか。

 1R、KAWASAKIが開始から先手を取る。パンチで打ち合い距離を詰めて首相撲からヒザ蹴りを浴びせる。その後もKAWASAKIが常に先手を奪い、野上もパンチを返すが、KAWASAKIは首相撲も上手く使いながら、序盤からペースを握る。

 2R、変わらず後手に回る野上が劣勢を強いられる。首相撲でKAWASAKIが崩して野上を倒すが、その際に両膝で乗りかかったので、レフェリーがイエローカードで注意を与える。その後もKAWASAKIが距離を詰めてから首相撲からのヒザ蹴りなどの攻撃で主導権を譲らない。

 3R、野上も飛びヒザ蹴りを繰り出すと、KAWASAKIも胴回し回転蹴り。さらにパンチでコーナーに詰めてから右ハイキックをヒットさせる。KAWASAKIが終始攻め続けるトンコツファイトで野上を判定で下した。

  試合後の勝利者インタビューでKAWASAKIが引退を表明し、花田など若手に今後のリアルディールを託してリングに別れを告げた。


▼第4試合 下大利vs小倉 72kg契約 3分3R
○K-Jee(REALDEAL GYM小倉)
TKO 2R ※ヒザ蹴り
●松尾孝宏(REALDEAL GYM下大利)

 1R、序盤からパンチの乱打戦となりフルスイングで打ち合う両者。K-Jeeはテンカオを交える。お互いにヒットを奪うが、K-Jeeが右ストレートでダウンを奪う。松尾は立ち上がるもダメージが大きい。詰めに入るK-Jeeがラッシュで攻め立てコーナーに追い込むとパンチからテンカオ、顔面ヒザ蹴り。さらにパンチの連打で松尾が2度目のダウンを喫してしまう。ここで1R終了のゴング。ゴングに救われる形で松尾は自コーナーに戻るが、ダメージが大きく足元がフラついている状態。

 2R、松尾が前に出て来てパンチで打ち合う。K-Jeeは松尾をコーナーに追い詰めてからパンチのラッシュでダウンを奪う。立ち上がる松尾にK-Jeeが詰めに入ってからパンチからヒザ蹴りを浴びせたところでレフェリーが試合をストップ。K-Jeeが乱打戦を制してTKO勝利した。


▼第3試合 REALDEAL GYM vs BRAVELY GYM 63kg契約 3分3R
△四弐零(REALDEAL GYM)
ドロー 判定0−0 ※29−29、29−29、29−29
△NOBU BRAVELY(BRAVELY GYM)

 1R、序盤にNOBUが右ストレートをヒットさせるが、四弐零が両手を広げて効いてないとアピール。NOBUは飛びこむ様な強い右ミドルを主体に攻めると、四弐零は得意のパンチで応戦。NOBUはディフェンスを固め空振りさせてから距離を詰める。首相撲に付き合わない四弐零は、右ローをヒットさせるが、得意であるパンチで有効打を奪えず、ボディストレートもヒットしない。NOBUは右ミドルを放つと、四弐零がキャッチしてから軸足に蹴りを入れるが、その後に展開を作れない。

 2R、NOBUが前に出ながら四弐零をロープに詰めパンチからテンカオ。四弐零も左ローからパンチをヒットさせるが、NOBUは前に出ながらパンチで距離を詰めてから首相撲のヒザ蹴りに繋げるなどNOBUが優勢で2R終了。

 3R、互いに前に出ながらパンチで打ち合いとなり、四弐零が左ローを入れるとNOBUはミドル、首相撲からのヒザ蹴りを浴びせる。打ち合いになると四弐零が得意のパンチをヒットさせ、右ボディストレート。NOBUもパンチで打ち合うなど乱打戦となる。判定はドロー。


▼第2試合 下大利vs小倉 57kg契約 3分3R
○宮田裕基(REALDEAL GYM下大利)
判定2−1 ※30−29、30−29、28−29
●大刃暁士(REALDEAL GYM小倉)

 1R、大刃がミドル、ロー、テンカオを浴びせると宮田はショートレンジに詰めてからのパンチのコンビネーションで攻める。中盤までは大刃のミドルなどを浴びる宮田。終盤からは宮田がパンチの連打で前に出る。

 2R、宮田がショートレンジでパンチの連打で攻めるのに対し、大刃はパンチで応戦しながら距離を作るとミドル、テンカオ。宮田がパンチのコンビネーションで前に出て来ながら全く下がらない。大刃も蹴りが思う様に出せずにショートレンジでのパンチの打ち合いとなる。宮田も被弾しながらも左フック、アッパーなどショートレンジからのコンビネーションの手数が多い。

 3R、互いのショートレンジからのパンチで打ち合いながら、時折テンカオをボディに入れるが、ほぼパンチの乱打戦となる。大刃は激しい形相で打ち合うが、宮田がショートレンジの打ち合いでフック、アッパーとコンビネーションを浴びせながら常に前に出る。判定2-1で宮田が勝利を収めた。


 

▼第1試合 REALDEAL GYM vs Weed GYM 60kg契約 3分3R
○武雄 (REALDEAL GYM)
TKO 2R ※パンチ
●MASANAO (Weed GYM)

 1R、互いにミドルレンジでの攻防となる。武雄がパンチから左インローを使い、左インローを何発も入れると、MASANAOもワンツーで右ストレート。展開はMASANAOが何度かロープを背にするなど、武雄が若干優勢な展開で1R終了。

 2R、開始からパンチの応酬。武雄がMASANAOをロープに詰めてからパンチの連打を浴びせると、MASANAOがダウン。立ち上がるMASANAOに対して再度、パンチの連打を浴びせるとレフェリーが試合をストップし、TKOで武雄が勝利。


▼オープニングファイト 博多 vs 小倉 70kg契約 3分2R
○花沢類(REALDEAL GYM 小倉)
判定2−0 ※20−19、20−18、19−19
●今富龍(REALDEAL GYM 博多)

▼オープニングファイト REALDEAL GYM vs BRAVELY GYM 70kg契約 3分2R
△村本和史(REALDEAL GYM)
ドロー 判定1−0 ※18−18、18−18、18−17
△小島光雄(BRAVELY GYM)

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