REBELSプロモーション
「REBELS.10」
2012年1月22日(日)東京・ディファ有明
開場12:30 本戦開始14:00
※STARS部門は13:00〜
▲藤原(右)は現役ムエタイランカーに惜敗
▽REBELS
▼メインイベント(第12試合) 53kg契約 WPMF日本ルール 3分5R
○ポーンモンコン・K.T.ジム(タイ/ポーンモンコン・K.T.ジム/ルンピニースタジアム認定スーパーフライ級9位)
判定3-0 ※50-49、49-48、50-48
●藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット/WBCムエタイルール日本バンタム級王者、WPMF日本スーパーフライ級1位、元WPMF世界スーパーバンタム級王者、元全日本バンタム級王者、MACH55優勝)
約半年ぶりの復帰戦を迎える藤原がムエタイ現役ランカーと対戦する。ムエタイ2大殿堂のひとつルンピニースタジアムのスーパーフライ級9位ポーンモンコンは、19歳で83戦68勝(15KO)10敗5分の戦績を誇るサウスポー。ムエタイにおいて“神の階級”とも言える軽量級において、メジャーランカーは、王者とほぼ同等の力を持つと言われているが、このポーンモンコンは判定決着がほとんどのムエタイにおいて非常に高いKO率であり、得意技のヒザ蹴りには、相当な威力を秘めているという。
1R、両者サウスポー。藤原は左ロー、ポーンモンコンは左ミドル。藤原のガードの隙間を縫うようにパンチを入れてくるポーンモンコン。藤原は左ローを蹴り続ける。藤原の左ローにポーンモンコンはパンチを連打、離れ際には左ハイキック、組んでのヒザ蹴り。
2R、長いリーチから繰り出す左右のストレートで前に出るポーンモンコン。連打から組み付いてのヒザ蹴りに行くと、藤原は太もものヒザ蹴り。藤原は左ミドル、ポーンモンコンが組み付いてくると太ももへのヒザ蹴り。
ポーンモンコンも左右のストレートから組んでヒザを突き刺してくる。
3R、右の蹴りを上中下に打ち分ける藤原に、ポーンモンコンは左右のフックで近づいてくる。藤原はパンチに下がりながらも左ローを蹴り続け、ポーンモンコンが組んでのヒザに来てもヒザで応戦。左右ストレートで前に出て組むポーンモンコン、藤原もガッチリと組んで太ももへのヒザ蹴り。ポーンモンコンは左右のストレートからしつこく組んでのヒザ蹴り。藤原が守勢に回る場面が増えてきた。
4R、藤原が右フックを打つとポーンモンコンはしつこく組んでのヒザ蹴りで藤原の体力を削っていく! ポーンモンコンのヒザ蹴りが次々と突き刺さり、藤原は劣勢に追い込まれるが、右ヒジで逆襲!
ポーンモンコンが離れると右ローを連打し、ポーンモンコンは明らかにこれを嫌がる。それでも組んでのヒザ蹴りに持ち込むポーンモンコンに、藤原は左フック。
5R、勝負を賭けてパンチとヒザで前に出てくるポーンモンコンに、藤原もパンチとヒザ蹴りで応戦する。右ミドル、左ローを蹴る藤原に組み付くポーンモンコン。ポーンモンコンが左ミドルを蹴れば、藤原も蹴り返す。藤原は左ロー、ポーンモンコンは首相撲から藤原をコカす。徹底して組むポーンモンコンに藤原は太ももへのヒザ蹴り。試合終了直前、藤原が首相撲でコカす!
判定の結果を待つ間、両者はリング上を走り回り、 腕立て伏せをして余力をアピール。接戦だったが、判定は3-0でポーンモンコンが勝利した。
▽REBELS
▼セミファイナル(第11試合) WPMF日本女子アトム級タイトルマッチ WPMF日本ルール 2分5R
○Little Tiger(F.TEAM TIGER/王者)
判定2-0 ※49-48、49-49、50-48
●飯田なお(新宿レフティージム/挑戦者)
※Little Tigerが初防衛に成功。
Tigerには新極真会の第6回&10回全世界大会王者の塚本徳臣、飯田には新日本プロレスの永田裕志からそれぞれ花束が贈られた。
1R、両者サウスポー。Tigerにパンチの連打を仕掛ける飯田。Tigerは横蹴りで突き放し、左ローにつなげる。パンチの連打で前に出る飯田にTigerは組み付いてのヒザ。
2R、Tigerは飯田の蹴りをかわしながら左ロー、横蹴りもタイミングよく放つ。飯田はパンチ連打で入っていくが、Tigerに組まれる。パンチで前に出る飯田にTigerは下がりながらの左ミドル、前蹴り。
3R、Tigerが飯田を豪快に投げ飛ばす。その後はローの蹴り合いと、Tigerが横蹴り、飯田はパンチの連打。
4R、ハイキックの蹴り合い、横蹴りの蹴り合いから、飯田が投げようとするとTigerが逆に投げ飛ばす。飯田のパンチにTigerが左右ミドルを合わせ、左ミドルには横蹴りを合わせる。飯田はややバテ気味か。
5R、蹴り合いから飯田が組んでTigerを浴びせ倒す。飯田が左フックからパンチのラッシュでTigerをコーナーへ追い詰め、Tigerも右ミドルから左フック。
ラスト30秒で再び飯田が前蹴りからパンチのラッシュ。Tigerは左右ミドルで反撃する。判定はジャッジ1名がドローをつけたが、2-0でTigerが初防衛に成功した。
Tigerは「本当は1回防衛してこそ本物のチャンピオンだと思ってきましたが、防衛してもまだまだ皆さんにヒヤヒヤさせてしまうような試合をしてしまいました。今年、また世界に挑戦できるように頑張っていきます」と語った。
▼第10試合 WPMF日本ミドル級王座決定戦 WPMF日本ルール 3分5R
○三沢晃治(クロスポイント吉祥寺/同級4位)
TKO 5R1分12秒 ※セコンドからのタオル投入
●銀次郎(Soul of innocent/WMF世界ミドル級王者、UKFインターナショナルミドル級王者/同級2位)
※三沢が第2代王座に就く。
1R、三沢は両手を前に伸ばして前蹴りを連発し、組んでのヒザ蹴りに持ち込む。銀次郎はヒジで応戦するが、組まれると劣勢に。銀次郎はフットワークを使って回り込み、ローを蹴っていくが三沢に捕まる。
2Rも組んでヒザに持ち込む三沢。銀次郎が単発でパンチを当てるが、三沢はどんどん組んでくる。
3R、銀次郎は組んでくる三沢に左右フックの乱れ打ち、離れると右ロー。三沢はしつこく組んでのヒザ蹴りに持ち込むが、銀次郎が三沢の胴に両手を回してホールディングし、ブレイクに持ち込む。右ストレートで前に出る三沢に左フックを合わせる銀次郎。
4R、三沢は右ストレートから入って組みに行く。銀次郎は組まれる前に右ロー、組まれると胴をホールディングしてブレイクに持ち込む。
組んではブレイクされ、銀次郎が一発当てると組む三沢。そしてまたブレイク……という展開が続く。
5R開始と同時に三沢が仕掛け、組むとヒジからの右ショートフックでダウンを奪う! 続いて片手クリンチからのパンチ連打とヒザ蹴りで2度目のダウンを追加すると、コーナーへ追い詰めてパンチとヒジの連打! 銀次郎のコーナーからタオルが舞い、三沢がプロデビュー以来8戦全勝でチャンピオンベルトを巻いた。
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