▲(左から)2012年ラウンドガール・高橋千咲姫さん、スーパーフライ級キング・オブ・パンクラスの清水清隆、ミドル級第11代キング・オブ・パンクラスの川村亮、2012年ラウンドガール・水原はるさん、白河あおいさん
パンクラス
「PANCRASE 2012 PROGRESS TOUR」
2012年1月28日(土)東京・ディファ有明
開場14:45 第1部開始15:15(予定) 第2部開始16:00
観衆=1,834人(満員)
▽第2部
▼メインイベント(第14試合) ミドル級第11代キング・オブ・パンクラス1DAYトーナメント決勝戦 5分2R
○川村 亮(パンクラスism/同級2位)
KO 2R2分18秒 ※スタンドのキック
●一慶(チームクラウド/同級1位)
※川村がミドル級第11代キング・オブ・パンクラスに就く
前王者・藤井陸平がベルトを返上し、現在空位のミドル級王座を懸けて行われた4人制によるトーナメント。決勝戦に勝ち進んだのは、川村と一慶。両者は昨年6月に対戦しドローに終わっている。
1R、ジャブを突いて前に出る川村に対し、一慶は下がりながら様子をうかがう。一慶はワンツー。川村が手を伸ばして防御するとこれがサミングとなり、試合が一時中断。
再開後、変わらず一慶はワンツー。川村はプレッシャーをかけるようにパンチを出しながら前進するが、捕らえきれない。川村はパンチだけでなくロー、右ミドル。川村は片足タックルを仕掛けるもテイクダウン出来ない。
2R、川村は左フック、右ストレート。川村はパンチで勝負するが、一慶との距離をなかなか詰められない。川村の右ローに合わせて、一慶はタックルするもテイクダウン出来ない。
川村はパンチで前進すると、一慶が腰をかがめてパンチをかわしたところに右ミドルの直撃弾! この一発で一慶がバッタリと倒れたところで、レフェリーストップ! 川村がKO勝利でライトヘビー級に続いて二階級制覇を達成した。認定式ではベルトを腰に巻いていたが、マイクを握ると「これから2012年の始まりですが、パンクラスは攻めます。今日トーナメントでベルトを巻かせてもらいましたが、ミドル級の強い選手たちに勝って、もう1度ベルトを巻きたいと思います」とアピールし、すぐにベルトを外した。
▼セミファイナル(第13試合) スーパーフライ級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチ 5分3R
△清水清隆(SKアブソリュート/王者)
ドロー 判定1−0 ※30−29、29−29、30−30
△小塚誠司(FREEDOM@OZ/挑戦者・同級1位)
※清水が4度目の防衛に成功
2010年2月にベルトを獲得して以来、3度の防衛に成功している清水。しかし、昨年11月には修斗のリングに乗り込むも元修斗世界王者・BJに敗れており、ベルトを返上することも考えていたという。再起戦でキッチリ勝利し、防衛することが出来るのか。対する小塚は34歳で、プロ格闘技歴10年にして初のタイトルマッチのチャンスを掴んだ。2010年7月から4勝1分と好成績を残し、今回のタイトルマッチのために海外で合宿を行うなど気合いが入っている。清水のセコンドには青木真也が就いた。
1R、清水は左インローからタックル。小塚はトリッキーな動きからパンチを繰り出す。清水が右フックを当てる。お互いに探り合うようにパンチを出し合う中、清水はジャブを出しながらタックルへ。小塚は付き合うことなくスタンドに戻す。
2R、清水は素早いタックルで組みつくと小塚のバックを制す。しかし、小塚の体がリングから出てしまい、レフェリーから小塚に口頭注意が与えられる。
再開後、清水がパンチで攻め、ハイキックへつなぐ。そしてタックルを見せるも、小塚はテイクダウンを許さない互角の展開。
3R、小塚が積極的に前に出たところに清水がタックル。耐える小塚はトリッキーな手の動きからジャブを放つ。お互いに様子をうかがうような打撃戦となり、決め手にかけたまま試合が終了。判定は清水に1票入っただけでドロー。4度目の防衛に成功した清水は「みなさんの応援と仲間の支援のおかげでベルトを守ることが出来ました。もっと強くなっていきたいと思います」とアピールした。
▼第12試合 ウェルター級 5分2R
○KEI山宮(GRABAKA/同級4位)
判定2−0 ※20−20、20−19、20−19
●田村ヒビキ(パラエストラ大阪)
パンクラス戦績40勝22敗10分を誇るベテランの山宮の2012年初戦は、昨年の11月大会で鳥生将大と引き分けた田村。田村は階級を上げてこの試合に挑む。山宮はプロレスラーのビッグバン・ベイダーの甲冑を被って登場し、会場を沸かせる。
1R、
サウスポーの山宮に対し、田村は右インロー、前蹴り。お互いに様子をうかがう展開となり、なかなか打撃が交換されない。山宮がバックブローを放つと田村もバックブローを返す。
2R、山宮はプレッシャーをかけて左右のフック。田村は距離を保ち当てさせない。田村はタックルを仕掛けるも、山宮はこれを受け止めると首相撲からヒザ蹴り。お互いに慎重な打撃戦のまま終了。
僅差の判定で勝利した山宮は「去年からパンクラス内外で4連勝です。次はチャンピオン、僕の挑戦を受けてください」と王者・佐藤豪則にアピールした。
▼第5試合 ウェルター級 5分2R
○永木健二(WRESTLE-WIN)
TKO 2R2分40秒 ※タオルの投入
●近藤有己(パンクラスism)
ミドル級王座を失った近藤のウェルター級転向3戦目。昨年の10月大会では中村勇太に勝利し2連勝を狙う。対する永木はパンクラス3戦目で大物狩りなるか。
1R、打撃を慎重に繰り出す近藤に対し、永木の左ジャブが何度もクリーンヒット。圧倒される近藤は冷静に対処する場面も見せたが…
2Rには、永木の左ストレートがクリーンヒットし、近藤は倒れる。そこも見逃さない永木がパウンド連打。近藤はアンクルホールドで反撃するも、永木の勢いは止まらない。右フックで再びダウンを奪った永木はマウントポジションからパンチの雨を降らせたところで、近藤のセコンドがタオル投入。永木がTKO勝利した。
▼第11試合 スーパーフライ級 5分2R
○安永有希(東京イエローマンズ/同級2位)
判定2−0 ※20−20、20−19、20−19
●廣瀬 勲(ストライプル/同級3位)
▼第10試合 バンタム級 5分2R
△曹 竜也(闘心/同級6位)
ドロー 判定1−0 ※20−19、20−20、20−20
△滝田J太郎(和術慧舟會東京道場/同級7位)
▼第9試合 バンタム級 5分2R
○沼倉雄太(TRIAL/2011年ネオブラッドトーナメント同級優勝)
判定3−0 ※20−19、20−19、20−18
●大石真丈(フリー/同級3位)
▼第8試合 バンタム級 5分2R
○佐藤将光 (坂口道場一族/同級10位)
TKO 1R1分4秒 ※レフェリーストップ
●斉藤正臣(高田道場)
▼第7試合 ミドル級第11代キング・オブ・パンクラス1DAYトーナメント一回戦第2試合 5分2R
○川村 亮(パンクラスism/同級2位)
判定3−0 ※三者とも20−19
●久松勇二 (和術慧舟會横浜道場)
※川村が決勝戦に進出
▼第6試合 ミドル級第11代キング・オブ・パンクラス1DAYトーナメント一回戦第1試合 5分2R
○一慶(チームクラウド/同級1位)
判定3−0 ※20−19、20−19、20−20
●佐藤光留(パンクラスMISSION)
※一慶が決勝戦に進出
▼第4試合 フライ級 5分2R
○タイガー石井(パラエストラ吉祥寺)※初参戦
TKO 1R ※ドクターストップ
●松永義弘(禅道会新宿道場/同級2位)
▼第3試合 フェザー級(64kg契約) アテナルール 5分2R
△木村響子(坂口道場 一族)
ドロー 判定0−0 ※20−20、19−19、20−20
△佐藤瑞穂(頂柔術)※初参戦
▼第2試合 フライ級 5分2R
△江泉卓哉(総合格闘技道場武門會/同級3位)
ドロー 判定0−0 ※20−20、20−20、19−19
△宇津木正和(パラエストラ古河)
▼第1試合 フェザー級 5分2R
○なおKING(CORE)※田島直樹から改名
判定3−0 ※三者とも20−19
●伊禮真也(いれい・しんや/和術慧舟會HEARTS/FuryMMAライト級王者)
▽第1部
▼第4試合 ライト級 5分2R
○太田純一(GOKITAジム)
反則 1R3分5秒 ※ローブロー
●平山敬悟 (パラエストラ八王子)
▼第3試合 フェザー級 5分2R
△芦田崇宏(Brave)
ドロー 判定0−0 ※19−19、19−19、20−20
△増田良太(GRABAKA)
▼第2試合 スーパーフライ級 5分2R
○島袋 力(CORE)
TKO 1R4分2秒 ※ドクターストップ
●藍 寛之(総合格闘技GROW/チームZST)
▼第1試合 バンタム級 5分2R
○CORO(和術慧舟會TLIVE)
一本 2R1分39秒 ※チョークスリーパー
●土佐健市(KIBAマーシャルアーツクラブ)
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