J-NETWORK
「J-GIRLS 2012 〜Platinum's In The Ring 1st〜」
2012年2月19日(日)東京・新宿FACE
開場17:00 開始17:30
▲強烈なミドルキックを蹴っていく陣内(右)
▼第8試合 J-GIRLSバンタム級王座次期挑戦者決定トーナメント一回戦 サバイバルマッチ1
○陣内まどか(フォルティス渋谷/同級5位)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−27
●佐竹のぞみ(鷹虎ジム/同級9位)
※陣内が決勝戦に進出。
ともに格闘技歴7年を越えるアラフォーと女子高生が激突! 陣内は“ハマのスーパー女子高生”と呼ばれ、J-GIRLS女子高生キックボクサー勢の中心人物だったが、今春に高校を卒業。試合後に卒業式を控え、今回が女子高生としては最後の試合になる。対するは宮城県在住の“仙台の雌虎”こと佐竹。41歳ながら打ち合いを好むアグレッシブな選手だ。
1R、ローとパンチで前へ出ようとする佐竹に、陣内は前蹴りで突き放して右ローと右ミドル。佐竹はジャブを出しながらパンチで飛び込んでいくが、陣内は右ストレートのカウンターで迎え撃つ。陣内は右ローで押していく。
2Rも陣内の前蹴りが抜群のタイミングで決まり、佐竹を押し返す。陣内は右ミドル、右ストレートで迎え撃ち、佐竹はローと右フック。陣内の右ミドルに右フックを合わせようとする佐竹。陣内も右ストレートからのパンチ連打で前へ出る。
3R、左ローを連発する佐竹に陣内はパンチで前へ出ての右ミドル。佐竹がパンチで出てくると前蹴り、右ミドルを合わせる。陣内は右ミドルと前蹴りで佐竹を下がらせ、パンチを連打。佐竹もパンチを放っていくが、終始試合をコントロールしていた陣内に凱歌があがった。
陣内は「相手がどう出てこようが、練習してきたことを全力で出そうと思っていました。勝てて嬉しい。もっと手数が出せればよかったです。今回はトーナメントなので、次も勝って優勝したい」と、勝利の喜びを語った。
▲谷山(左)がタイミングよく蹴りを当ててトーナメントを勝ち進む
▼第9試合 J-GIRLSバンタム級王座次期挑戦者決定トーナメント一回戦 サバイバルマッチ1
○谷山佳菜子(正道会館東大阪本部/J-GIRLS -53kg Japan Queen 王者、同級3位)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−28
●谷村郁江(リアルディール/同級8位)
※谷山が決勝戦に進出。
極真世界大会二連覇という実績を引っ提げ、2010年12月にキックデビューを果たした“美しき空手家”谷山は、昨年創設された-53kg Japan Queen初代王座に就き、無敗(4勝)のまま今トーナメントに挑む。対する谷村は同トーナメントに2010年から参戦。善戦するも、いつもあと一歩のところでチャンスを逃しており、今年こそとの想いが強いだろう。
1R、両者とも積極的に前へ出てパンチで打ち合う。谷山は左右の蹴りからパンチで突っ込み、谷村は連打を繰り出す。谷山はフットワークを使って回り込み、蹴りからパンチ。谷村は距離を詰めて連打を繰り出す。
2Rも激しく打ち合う両者。谷山はミドルキック、ハイキックを出し、谷村はどんどん距離を詰めて打ち合いに持ち込む。谷山が仕掛けると、谷村は待っていましたとばかりに連打で迎え撃つ。谷山はパンチを当ててはフットワークを使って離れるヒット&アウェー戦法。
3R、パンチで向かってくる谷村に、前蹴り、ミドル、ハイキックを蹴り、すぐに離れる谷山。かなり動くため、谷村は的を絞れないようだ。谷村が入り込んでくると谷山はクリンチで動きを封じてしまう。前に出る谷村に谷山の右ストレートがヒット、蹴りからパンチ、そしてフットワークで離れる動きを繰り返した谷山が、判定勝ちで陣内が待つ決勝戦へと駒を進めた。
谷山は「何とか勝てましたが全然内容がよくなかったので、次は頑張ります。打った後すぐに離れる動きを練習してきたのにあまり出来ませんでした。もっと落ち着いて出来るようにするのと、パンチのディフェンスをしっかりやってキックのリングで戦えるようにします」と、反省しきりだった。
▲前に出てパンチを打ち続けた三堀(左)が勝利
▼メインイベント(第11試合) J-GIRLS フライ級(50.80kg以下)ニューヒロイン決定トーナメント準決勝 サバイバルマッチ1
○三堀“SMILE”美弥子(Y’ZD GYM)
判定3−0 ※30−29、30−29、30−28
●櫻 弥生(さくら・やよい/Madness Cherry)
※三堀が決勝戦に進出。
トーナメント1回戦でJ-GIRLSデビューした櫻は参戦選手の中で最もプロ経験が浅いが、2戦2勝と負けなし。対する三堀は4戦をこなしている気持ちの強いママさんファイター。わずかな経験の差が吉と出るか?
1R、三堀は飛び込んでのワンツー・スリー、接近しての連打で攻める。櫻は長い手足から攻撃を繰り出すが、容易に踏み込まれてパンチをもらう場面が多い。
2R、ロー、右ストレートから前に出る三堀。櫻は下がりながらも打ち返すが、打ち合いになると三堀がパンチ力を強めていく。それでもストレートで勝負に出る櫻が、三堀を仰け反らせた。
3R、両者がパンチとハイキックの打ち合い。この打ち合いの中で三堀が前に出て櫻が下がる。ワンツーを出して前に出る三堀に櫻が右ストレート、ヒザ蹴りを出すが、三堀は下がることなく前に出てパンチで櫻の顔面を捉えていく。パンチ力の差が出て、三堀が判定勝利を収めた。
三堀は何度も飛び上がって勝利を喜び、「頑張りました。楽しかったです。(櫻は)手足が長いので中に入るしかなかった」と勝利者インタビューを受け、アナウンサーからの質問に「小学5年生の子供がいる」と答えると、場内からはどよめきが起こった。
▲白築(左)が左アッパーを打ち込む
▼セミファイナル(第10試合) J-GIRLS フライ級(50.80kg以下)ニューヒロイン決定トーナメント準決勝 サバイバルマッチ1
○白築杏奈(しらつき・あんな/138 KICK BOXING CLUB)
判定3−0 ※30−28、30−28、30−27
●小田巻洋子(レグルス池袋)
※白築が決勝戦に進出。
昨年9月大会よりスタートしたキック通算6戦以下の選手による「フライ級(50.80kg以下)ニューヒロイントーナメント」。準決勝第2試合で対戦するのは、今年1月にプロデビューした小田巻と広島の白築。
小田巻はアマチュア戦を含め無敗をキープし続けている期待の超新鋭。デビューから10カ月というブランクを物ともせず、1回戦を判定3−0で突破した。対する白築はJ-GIRLS初参戦。アマチュア時代にKAKUMEIキックボクシング連盟中国大会を優勝した実績を持ち、西日本では知名度の高い選手だという。
1R、白築が力強いローから左右フックで攻める。小田巻もローを蹴るが、空振りが目立つ。白築は左フックを2度クリーンヒットさせ、小田巻が前に出てくると右ストレート。強気に前へ出る小田巻だが、白築は前蹴りとパンチ連打で迎え撃つ。
2R、パンチで前に出る小田巻を連打で迎え撃ち、距離が離れると右ローを入れる白築。小田巻もローを蹴るが空振りさせられ、逆に白築が右ロー。打ち合いになると的確にパンチを当てるのは白築で、小田巻の顔面とボディへパンチで揺さぶりをかける。
3R、パワフルな左右フックを放つ白築に、小田巻は前へ出ての左右フック。しかし、入り際に白築の連打をもらってしまう。それでもパンチで前に出る小田巻に、白築はワンツー、左右のロー。終盤には両者が足を止めて打ち合い、白築がヒット数で上回って判定勝ち。
「1年間ブランクがあったので緊張しました」と言う白築。「みんなに支えられてもう1回リングに立つことが出来ました。嬉しいです。ここまで来たからには広島にベルトを持って帰りたい」と、優勝を誓った。
▼第7試合 特別企画 スペシャルエキシビションマッチ 2分2R
−山田真子(錬成塾/J-GIRLSアトム級王者)
勝敗なし
−伊藤紗弥(尚武会)
▼第6試合 ヴィジュアルファイト 1分2R
−牧野留美(JKGエントリーガール)
勝敗なし
−山咲有璃(JKGエントリーガール)
▼第5試合 フライ級(50.80kg以下)契約 サバイバルマッチ1
○トモコSP(ウィラサクレック・フェアテックス)
判定2−0 ※29−29、30−28、30−28
●エミNFC(KAKUMEI・ナゴヤファイトクラブ)
▼第4試合 53kg契約 サバイバルマッチ1
○maro(クロスポイント吉祥寺)
TKO 2R1分40秒 ※3ノックダウン
●HARUMI(BLUE DOG GYM)
▼第3試合 55kg契約 サバイバルマッチ1
○松川敬子(村澤道場)
TKO 2R1分9秒 ※3ノックダウン
●anna(FIGHT CHIX)
▼第2試合 PRE J-GIRLS Bリーグ −47kg契約 1分2R
○佐々木蝶里(尚武会)
判定3−0 ※三者とも20−19
●菊地彩夏(武風庵)
▼第1試合 PRE J-GIRLS Bリーグ −44kg契約 1分2R
○山口友花里(空手道白心会)
判定3−0 ※三者とも19−18
●湯山綾香(谷山ジム小田原道場)
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