3月4日(日)福岡歯科大学で『All Japan Jr Kick 藤原敏男杯 九州地区予選』が開催された。
『All Japan Jr Kick(以下、AJJK)藤原敏男杯』はムエタイ500年の歴史上、外国人として初めてムエタイ2大殿堂のひとつラジャダムナンスタジアムのチャンピオンベルトを巻いた“キックの神様”藤原敏男(JMD=日本格闘技理事会理事長)監修で行われるジュニアキックボクシングの全日本大会。
2012年3月時点において中学生以下(今回に限り新高校1年生も可)で、北海道・東北・関東・中部・関西・中国四国・九州・沖縄各地区の予選を勝ち抜き選抜された25kg・30kg・35kg・40kg・45kg・50kg・55kgの各階級それぞれ1名の選手により、トーナメントで全日本王座が争われる。
九州地区予選には九州の実力ある選手が多数エントリーし、どの階級もで白熱した試合が行われた。今回の優勝者は4月15日All Japan Jr Kickにて各地区の優勝者と対戦する。各試合の詳細は以下の通り。
All Japan Jr Kick九州地区実行委員会
「All Japan Jr Kick 藤原敏男杯 九州地区予選」
2012年3月4日(日)福岡歯科大学
レポート&写真:池田博紀
▼55kg以下決勝
○朝久裕貴(朝久道場)
判定3−0
●津上勇二(Weed GYM)
互いに距離をはかりながら、一気に打ち合いに持ち込み、首相撲の攻防となるが、2Rからは朝久がパンチ、前蹴り、ミドルで攻めてから詰めて首相撲で崩し、膝蹴りを浴びせる。最終ラウンドでもパンチの打ち合いと首相撲の展開。判定で朝久が勝利。
▼50kg以下決勝
○朝久泰央(朝久道場)
判定2−1
●山本貴章(誠友塾)
激しく打ち合いと首相撲の展開となる。打ち合いは互角に打ち合うが、朝久が組んでからの崩しで山本を潰す。最終ラウンドでは激しく打ち合いとなり、互いに消耗しているが最後まで打ち合う。判定では朝久が勝利。接戦となった一戦であった。
▼45kg以下決勝
○松本角栄(萬田道場)
判定3−0
●児玉成世(BRAVELY GYM)
ミドルレンジでの攻防と首相撲の展開となる。膝蹴りの手数で松本が優勢。松本はパンチで攻め、児玉も詰めてから首相撲に持ち込むが組んでからは互いに膝の応酬となる。判定で松本が勝利。
▼40kg以下決勝
○森永竜樹(WSR九州)
判定2−1
●中丸仁太(TEAM SHIMONOSEKI)
パンチから詰めて首相撲の展開となるが、最終ラウンドは互いにパンチ、ミドルで打ち合い、ほぼ互角。判定で森永が勝利。
▼35kg以下決勝
○臣祐(TTP-GYM)
判定3−0
●雄太(WSR九州)
臣祐がパンチから詰めて首相撲の展開に持ち込む。雄太もパンチからローを返すが、臣祐がパンチから前に詰めて首相撲で攻める。最終ラウンドでも臣祐が詰めてから首相撲からの膝蹴りで優勢に進め判定で勝利。
▼30kg以下決勝
○一輝(萬田道場)
判定2−1
●HIKARU(新格闘術 吉田道場)
互いに打ち合いとなるが、一輝が首相撲からの膝蹴りを出す。その後も打ち合いと首相撲の攻防となる。
最終ラウンドでは一輝が首相撲からの崩しを有効に使う。判定で一輝が勝利。
▼25kg以下決勝
○太樹人(TTP-GYM)
判定3−0
●竜寿(MSJ)
太樹人がミドルに対して軸足にカウンターを入れてから、首相撲からの崩しで攻める。
最後まで首相撲からの崩しを有効に使った太樹人の判定勝利。
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